金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

16-22:最近読んだ本(メモのみ)

2020-01-17 23:34:04 | 20 本の感想
信濃川日出雄『山と食欲と私 2巻・3巻』
★★★☆☆3.5

1話1話は短いながらもテーマがあり、変化もあり。
ホットサンドが猛烈に食べたくなってしまった……。





瀬川幸子『みそ汁はおかずです
★★★☆☆

味噌汁を食事の中に定着させたいけど、
なかなかそれができない。



杉浦さやか『わたしの日曜日』(角川文庫)
★★★☆☆

「パッチワーク」というアイテムに、
強烈ななつかしさを感じた。




銀色夏生『かわいいものの本
★★★☆☆2.5

こういう本が出せるのは、
堅いファンがついているからなんだろうな~と思った。



すばる舎編集部『ミニマリストな暮らし方 ~ひとり暮らしから5人家族まで。人気インスタグラマー&ブロガー21人
★★★☆☆

掃除しやすそう。



Emi『わたしがラクするモノ選び
★★★☆☆


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15:サンキュータツオ 『ヘンな論文』

2020-01-14 23:09:36 | 20 本の感想
サンキュータツオ『ヘンな論文』(角川文庫)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

おっぱいの揺れ、不倫男の頭の中、古今東西の湯たんぽ、
猫カフェの効果…
なかなか見る機会のない研究論文。
さがしてみれば仰天のタイトルがざくざく…。
こんなことに人生の貴重な時間を割いている人がいるなんて!

*********************************************

今作も面白かった!!

論文とは何か、というところから始まって、
ニッチでマニアックな数々の研究を
ユーモアを交えて紹介してくれるこの本。

「日本の既婚男性の浮気経験者は50.8%」
という衝撃的なデータから始まった
「『浮気男』の頭の中」の章がいちばんおもしろかった。
「史上もっともくだらない図」という著者のコメントもおかしい。

そして「『あくび』はなぜうつる?」の論文の章を読んでいるときに
実際にあくびが出たのにはびっくり。

著者のフィルターを通しているから
軽やかで面白いのであって
実際の論文を読むのには骨が折れるだろうし、
論文の著者に会いに行ったりもしている。
間違いなく書くのにコストがかかっている本だ、
おもしろい論文を紹介するだけでなく、
紹介した論文が盗用された事件をきっかけに
問題提起しているのもいいね。

続編が出ているようなので、ぜひ読んでみたい。

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「英雄たちの選択」スペシャル 「百人一首 ~藤原定家 三十一文字の革命~」

2020-01-07 21:46:41 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー
NHK-BSで放送していたもの。
オンデマンドで視聴。
以下、メモ。


たいていのことは「諸説あります」で納得できるけど、
清少納言と紫式部が「犬猿の仲」っていうのは違うでしょ……。
これはリアルタイム放送時に各所でツッコミ入ってたけど、
出仕の時期がずれてるから面識ないはず。

後鳥羽院がチャラいのが気になったけど、
実際、歳の離れた定家から見たら
こんな感じだったのかも。
新人類だよね。
蜜月時代の院と定家がラブラブしてるのが
気持ち悪くて笑った。

定家、最初の奥さんは六条藤家からもらってるはずなんだけど、
六条藤家のおじさんとえらく険悪な雰囲気でしたな。

百人一首が広まったのが宗祇の功績だったことと、
歌合のアイテム「州浜」の使い方は
これを見て初めて知った。

百人一首のコンセプトについては諸説出ているけど、
最後に出てきた解釈(定家は笑って答えないままだったが)は
おもしろいね。

沖で後鳥羽院が新古今和歌集を編纂しなおしてたの、
この番組の定家は
「ハハハ、やっぱり和歌がお好きなんですな!」
でポジティブにとらえてたけど、
実際はムカついてたんじゃないだろうか……。
何回も差し替え要求していた院が、
やっぱり自分たちのセレクトを否定しているようで。

俊成は、名前すら出てこなかったな。

結局、何が「選択」で何が「革命」だったのか。
歌の革命なら、百人一首よりもはるか前、
ドラマの冒頭で行われていたわけだし。
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おでかけの記1:某ステーキレストラン @名駅付近

2020-01-07 07:11:24 | おでかけの記
同僚とのランチで利用。
名古屋駅を太閤通口から出て信号を渡り、
ビックカメラの前の通りを北へ行ったところにある。
ステーキレストラン&カフェと称しているお店。
(写真にばっちり店名が入ってるけど、
 検索除けで名前は書かない)





ランチは1500円で、ステーキ+サラダ&スープバイキング。
正直なところ、ステーキ自体それほど好きな食べ物でもなく
食べ慣れていないので、この店のステーキが
値段の割においしかったかどうかわからない。
まずくはない、という感想。
サラダとスープが食べ放題なのはよかった。

特筆すべきは、接客レベルの低さ!

「他に選択肢のない田舎ならまだしも、名駅エリアに、
 今どきこんなレベルの店が存在したのか!?」
というくらいひどい。

食べ終わってもお皿を下げに来ないとか、
声をかけるまで食後の飲み物を持ってこないとかは
別にいい。
自分が過剰なサービスに慣れすぎてるという自覚はある。
でも、何人もスタッフがいるのに、
お客が入って来ても、お客に声をかけられるまで
誰も動かない、声もかけないのには
びっくりだよ。

立地条件のわりにランチタイムのお客が
あまりいなかったのが不思議だったんだけど、
納得したわ……。
案の定、食べログ見たら接客のことはいっぱい書かれてた。
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12-14:遠藤達哉 『SPY×FAMILY 1~3』

2020-01-05 20:53:15 | 20 本の感想
遠藤達哉『SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックス)
★★★★★

【Amazonの内容紹介】

名門校潜入のために「家族」を作れと命じられた
凄腕スパイの〈黄昏〉。
だが、彼が出会った“娘"は心を読む超能力者!
“妻"は暗殺者で!?
互いに正体を隠した仮初め家族が、
受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディ!!

*********************************************

ここまで読んだ、の覚え書き。
第1話のWEB掲載から追っていたもの。

これまでつけていなかった漫画の記録をつけ始めたのは、
紙書籍から電子書籍へ漫画はほぼ完全移行したから。
紙の本は積読しててもどこまで読んだか区別ができたんだけど、
使っている電子書籍ストアは既読かどうかをすぐに判断できず、
結構面倒くさいのだった。

小さい女の子とイケメン父、という組み合わせだけで
高評価なのだが、互いに正体をかくしている偽装家族の中で
真相を知っているのが舌足らずの子どもだけ、という設定が面白い。
絵も設定もストーリー展開も、どっしり安定した実力を感じさせて
安心して読んでいられる。

東西冷戦をモデルにした舞台設定ながら、
基本はコメディなので万人受けしそう。





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6~11:葦原大介 『ワールドトリガー1~6』

2020-01-03 17:10:37 | 20 本の感想
葦原大介『ワールドトリガー1~6』
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

異次元からの侵略者「近界民」の脅威にさらされている三門市。
そこに住む少し正義感の強い中学生・三雲修は、
謎の転校生・空閑遊真と出会う。
遊真の行動に振り回される修の運命は!?
最新型SFアクション始動!!

*********************************************

ここまで読んだ、の覚え書き。
期間限定無料で6巻まで。
1巻のリンクを探し出せなかったので、画像は2巻で。

バトルにチーム、成長に友情、ランキング戦。
わたしの思う「ジャンプコミックス」の王道。
「強いイケメン」枠のキャラが次々出て来て、
「各種取り揃えております!」って感じなのもそれっぽい。

しかし、一読しただけではだれがだれやら……。
「若いアイドルは区別つかないのよね~」状態。
イケオジが多いところは高評価です。
あと、主役格のメガネくんが、
結構いそうでいないキャラ付けをされてるのもよい。

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3-5:鶴谷香央理 『メタモルフォーゼの縁側1~3』

2020-01-03 16:56:01 | 20 本の感想
鶴谷香央理『メタモルフォーゼの縁側(1)~(3)』
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

ふと立ち寄った書店で老婦人が手にしたのは1冊のBLコミックス。
75歳にしてBLを知った老婦人と書店員の女子高生が織りなすのは
穏やかで優しい、しかし心がさざめく日々でした。

*********************************************

最新刊。ここまで読んだ、の覚え書き。

ああ、いいね、美しい。まぶしい。
話題になっていたのも納得の作品だ。

わたしにはBLの嗜みはないけれど、
いくつになっても心ときめくものには出会えるし、
誰かとの出会いが世界を広げることもある。
老婦人との出会いによって、自信のない女の子が変わって
初めて自分で何かを表現したことに胸を打たれてしまった。

「幼なじみの男の子の彼女」って、たいてい悪役になりそうなものだけども、
悪い子じゃないんだよね。そこも印象的。





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2:D・キッサン 『千歳ヲチコチ 3』

2020-01-03 16:45:21 | 20 本の感想
D・キッサン『千歳ヲチコチ: 3 (ZERO-SUMコミックス)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

大江に夢解きをしてもらうことになった亨。
その結果、夢は凶夢ではないことがわかり、
さらに大江は亨がすでに“持っている”ことを指摘して――?

*********************************************

2巻を読んでからだいぶん間が空いたせいか、
「今まで同一人物の手紙だと気づいてなかったの!?」
とびっくりしてしまった。

これ、メインのストーリーラインだけ追って行けば、
「この漫画の3巻」が「他の漫画の1巻終盤」にあたるくらいの
ゆったりすぎるテンポだと思う。
そのせいか先があまり気にならないんだけど
(でも今回のラストの引きは興味を惹かれた)、
平安貴族の習俗をちゃんと描いてるところに
好感を持っちゃうんだよな、なんだか。

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1:桑原水菜 『遺跡発掘師は笑わない 元寇船の紡ぐ夢』

2020-01-03 16:34:05 | 20 本の感想
桑原水菜『遺跡発掘師は笑わない 元寇船の紡ぐ夢』(角川文庫)
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

舞台は九州北部!
天才発掘師・西原無量の遺跡発掘ミステリ、第7弾!

天才発掘師・西原無量は鷹島沖の海底遺跡で
黄金の剣を発見するが、何者かに奪われてしまう。
同じ調査チームのダイバー・黒木と共に
犯人捜しをはじめるが、犯人とおぼしき男は死亡。
その背後には、国際窃盗団コルドと
その幹部バロン・モールの暗躍があるらしい。
この剣は高麗の「忠烈王の剣」か、
あるいは黒木家に伝わる家宝「アキバツの剣」か?
歴史に秘められた真実がまた一つ明らかになる!
文庫書き下ろし、シリーズ第7弾!

*********************************************

いつもながら壮大な物語だった……。

前巻を読んでからそれほど時間が経ってないのに、
謎解きに関してはもう何が何だか。

しかし、作者さんが本当に歴史が好きなんだなあ……と感じられる
ロマンあふれる内容になっているし、
遺跡の発掘に関しても知らないことがいっぱいで楽しめた。

個人的には、1冊でまとまるくらいのお話が好きなんだけど、
1冊ではここまでの広がりは出せないよね。
どうしたって説明がたくさん必要になるし。


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