金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

127-136:最近読んだ漫画

2021-05-21 15:22:43 | 21 本の感想
★★★★☆3.5

本編知らないけど、おもしろかった。


★★★☆☆

これだけ情報量ぎっしりでも人気出るのか……



あずみきし『死役所 1巻 (バンチコミックス)~3巻』
★★★★☆

やるせない話、胸糞悪い話に嫌な気分になるんだけど、
たまに美しい希望が垣間見える話もあって
3巻まで読んでしまった。
3巻の芸人コンビの話に涙。


宮下暁『東独にいた(1) (ヤングマガジンコミックス)
★★★★☆

おもしろい! 先が非常に気になる。
1巻の時点では絵はそんなにうまい感じがしないのだけど、
これからどんどんレベルアップしていきそう。


★★★☆☆

絵はとってもきれいで
一コマ一コマのデザイン性も高いのだけど、
漫画としてみると不自然なポーズが多くて
それが気になってしまった。
情報開示の仕方が、原作既読を前提にしたものっぽい。
(序盤、置いてきぼりにされた)

 

 高口里純 『グランマの憂鬱 : 1~3』
 ★★★☆☆3.5

「花のあすか組!」は読んだことがないのだけど
有名だというのは知っている。
グランマの啖呵とか対処については
そこまでスカッともせず痛快でもないのだけど、
ベテランらしい安定感でどの回もきっちりおもしろい。
主人公周りの血縁関係が把握しづらい……と思ったら
別シリーズのスピンオフなのか。

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126:田渕句美子『新古今集 後鳥羽院と定家の時代』

2021-05-21 14:49:47 | 21 本の感想
★★★★★

【Amazonの内容紹介】

歌に目覚めた後鳥羽上皇の元には
藤原俊成、定家、良経など、
新たな手法で歌を詠む廷臣たちが揃い、
式子内親王、俊成女など、女性歌人も顔を並べた。
宮廷をあげて歌に明け暮れる
稀有な時代の幕明けを描く。

*************************************
 
歌人たちにスポットをあてつつ、
文学史上の古今集時代、を描いている。
同じテーマを扱った本は何冊か読んだけれど、
その中でも読み物として面白く、
初めて知ることもあって楽しめた。

「古事談の作者・源顕兼もこの時代の人で、
しかも歌人としては後鳥羽院のお眼鏡にかなわず
疎外された方の人だったんだ!」
とか、
「建礼門院右京大夫が、笑いものにするために
時代遅れの歌風の人として呼ばれてるって
ショック~!」
とか、歌人としては疎外されたものの、
和歌以外の作品で才能を発揮した人々についても
知ることができる点が、
他の本では見かけなかった特色。

この時代の歌人たちにさらに興味がわいた。

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125:こまつあやこ『ハジメテヒラク』

2021-05-21 14:47:02 | 21 本の感想
こまつあやこ『ハジメテヒラク
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

『おはようございます。実況はわたし、
 出席番号三十三番、綿野あみがお送りいたします。』
ひそかな趣味は脳内実況!
そんなわたしがなぜか生け花部に……。
2019年度中学入試最多出題作
『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』
で講談社児童文学新人賞受賞のこまつあやこ氏、
待望の2作目。
ユーモラスで爽やかな青春小説!

「あ、いえ、そうじゃなくて、生け花ってふつう……」
女の子がやるものじゃないんですか?
その言葉が喉(のど)から出かかってわたしははっとした。
【実況ってふつう男性がやるもんだろ】
むかし、おとうさんが早月ちゃんに向けた言葉が蘇る。
ダメだ。同じようなことはいいたくない。──本文より。 

*************************************

先輩から借りたもの。

「生け花」と「実況」の掛け合わせだけでも
かなり情報量が多いし、
深堀りしないままに要素を詰め込みすぎでは?と
思うんだけど、
軽妙な語り口で最後までストレスなく読了。
展開もYAの定石といった意外性のなさも、
不思議とマイナスにならない不思議な好感度の高さ。

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