
朝鮮出兵のため、秀吉の命で
真田の父子は九州の名護屋へ。
京では秀次が関白となる。
秀吉は名護屋で仮装大会を企画。
昌幸は瓜売りの練習に励むものの、
秀吉とのネタかぶりに焦り……
とギャグ回と思わせて、
またもや秀吉のために
真田が我慢をしなければならない悲しい回であった。
昌幸パパがこうやって自ら退いたのが、
平和な時代の政治的な駆け引きでは
輝けない人なのだということを
感じさせてつらい。
そして、明らかに昌幸よりも下手なのに
優勝してしまう秀吉。
みんながヨイショして、誰も彼を止められないし、
本人もそれに薄々気づいている……と
斜陽を感じさせる演出。
茶々が二人目の子を懐妊し、
生まれたわが子の死に安心する秀次……と
豊臣家内部の闇も濃厚に。
今回は昌幸パパのはしゃぎっぷりと悲哀もよかったが、
何よりも家康の腹に目が釘づけ!