Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

トロンハイムへの道

2022-08-18 01:08:08 | スカンディナビア キャンプ旅行 2007年

 

 

メルケボル氷河麓のキャンプサイトを後ろ髪惹かれる思いで後にし、全く絵葉書になりそうな湖や山を下ってフィヨルドの畔のオルデンにたどり着きました。ここのスーパーでパンや食料品を買い込みましたが、どれも値段の高いことに毎回ながらショッピングの度に驚かされます。

 

さて氷河観光が終わったあとは、ただひたすら北を目指して、ヨーロッパ最北端のノールキャップへ行こうと決めました。フィヨルド沿岸を走りストリュン(Stryne)の町を通り抜けました。ストリュンはブリクスダール氷河への観光バスの拠点となるきれいな町で、お土産店がたくさん並んでいて、観光客が多くショッピングしていました。この町から車を内陸へ向けたため当分フィヨルドとお別れです。

ここを過ぎるとトンネルの多い山道に入り、キャンパーはどんどん山を登って行きます。途中の展望台から来た道を振り返って見たのが上の写真です。この展望台を出るとすぐ4Km の急な登り坂のトンネルに入りました。

 

 

 

 

 

トンネルを出るとそこは雪国だったと川端康成は書いていますが、私もそう書きたい。トンネルを出たところは山頂で、一面残雪がまだら、雪解け水が湿地帯を作り、水の表面は氷っていました。キャンパーが数台止まっていたので私たちも休憩しようと思ったのですが、風の冷たいこと、早々にこの地を離れました。そんなに冷たい環境の中でも春の花が咲いています。

 

ここから車は下りに入り、道にそって雪解け水が細い川を作って流れていたのがすぐ激流になってこれでは鮭も登れまいと思うほどです。この河はところどころで大きな湖になり又河になってオスロから北へ向かう幹線道路E06に合流するまで私たちの下ってゆく道路と平行して流れていました。私たちは川の源流を見極めたわけです。そしてこの河は幹線道路と合流したオッタ(Otta)からオスロへ向かって流れています。

 

山頂からどんどん下り坂で、雪は消え、から松林が現れ暖かくなり、内陸の平野では牧畜が盛んで、冬の準備に牛や羊の牧草を刈っていました。

オッタから幹線道路E06を北上しました。あたり一帯は暖かく道路わきにはノルウェーの国花だろうかと思うほどルピナスの花盛りでした。

 

 

トロンハイムまでは途中のキャンプサイトで一泊して2日がかりでたどり着きました。

内陸の幹線道路をトロンハイムへ向かって走っていると、この道路と平行にオスロから北へ向かう鉄道がひかれています。時々小さな駅を見かけました。

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