Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ヨエンスー 北カレリヤ フィンランド

2022-07-29 20:26:26 | スカンディナビア キャンプ旅行 2007年

ヨエンスー(Joensuu)は北カレリア地方の中心都市で、19世紀ロシアのニコライ皇帝によって建設され、当時から木材の運搬を主とした通商都市として発達しました。

 

フィンランドの北から田舎町を廻ってきた私たちの目には、碁盤の目のように企画整備されたこの町は、北欧での近代都市とはなんと素晴らしいものだと感銘を受けるに充分でした。

通りの両側の歩道には白樺並木が続き、街中にはギリシャ正教会とヨエンスー・ルーテル教会が有ります。旧市街に当たる中心地はほとんどの建物がフラット(アパート)で何処のフラットの前にも自転車が並べられています。

お店のショウウインドーにこれらの日本人形が飾られていました。一体買う人がいるのか疑問です。

八百屋のストールの真ん中に見えるグリーンピースですが、この北欧の人たちはこの皮を剥いてそのまま食べます。まるでお菓子や飴のかわりです。

 

中心のスクエアーには露天が並び、お土産品や花・野菜・果物などを売っていますが、日曜日も月曜日も混雑するような人出はなく、ゆったりとした町でした。

大きさ15cm位の魚を丸ごとフライにしている露天の店には人だかりがしていて、私は味見だけと思い2匹だけ買いたいと頼むと、ただでくれました。この町を囲む湖で取れた新鮮な魚です。ここの湖ももちろん水は真っ黒です。でも鉄分の多い水ならばこの地方には貧血の人が少ないのではないかと思うのですが・・・・・・水道の水は全く普通です。北欧では何処でも水道水がそのまま飲めて、ボトル入りの飲料水を買う必要はいっさいありません。

キャンプサイトは町の中心から歩いて1Km位で幅広の歩道を歩いていると、歩行器に頼って散歩している年寄りや、車椅子の人たちが多いことに驚かされます。

 

市庁舎の前のメタルのパネルの絵が原始的な絵で、このあたりにもこんな絵が描かれた遺跡があるのかしらとおもいました。 

 

 

市庁舎のすぐ後ろは船が上下できるような運河がありピエリス河口あたりから湖のクスーズ船がでています。

 

 

ヨエンスー美術館を訪れましたが月曜日は休館でがっかりし、町外れの植物園へ行きましたら3時半で閉まるとのこと、散歩で町を一回りしました。

スポーツ好きの国民らしく、サイクリングやローラースケートの若者たちがいたるところで見られました。

白樺並木を歩いていると大きな目でこちらを見つめているらしい木。枝を払った後の木の幹が目玉見たいで面白い。

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サヴォンリンナ

2022-07-29 04:37:10 | スカンディナビア キャンプ旅行 2007年

 

北カレリア地方から南一帯は広大な湖水地帯で、湖に散らばる島々を橋でつなぎ道路を通した様なものです。サウ”ォンリンナ(Savonlinna)は大サイマー湖を形作る多数の湖にはさまれた小さな町ですが、フィンランド第一のリゾート地でも有ります。サウ”ォンリンナ(Savonlinna)地方の面積の半分は湖だそうです。

 

 

1985年日本の天皇、皇后陛下がサイマー湖の観光船で、プンカハリュー(Pankaharju)からサウ”ォンリンナ(Savonlinna)までの航路を楽しまれました。町のシンボルはフィンランドの3大古城のひとつといわれるオラウ”ィ城で500年前当時フィンランドを支配していたスエーデンによって建築されたものです。

 

オラウ”ィ城の観光で若い日本人男性2人に出会いました。彼らはアムステルダムに住んでいて、2週間の休暇をノルウェーの北へ飛行機で、そしてレンタカーでノールカップへ行きフィンランドに南下してきたとのことでした。お城の一室は小さな教会でフィンランドで一番小さなパイプオルガンがありました。今でもミサの時に使用しているそうです

 

お城の中庭はコンサートホールに改造され、夏の夜はオペラが上演されるそうです。

 

お城の観光の後、サウ”ォンリンナ周辺の周遊観光船に乗り、森と無数の島と黒い水が流れる湖の景色を堪能しました。

 

キャンプサイトは町から7−8Kmも離れた島のひとつで30.6ヘクタールもある広大なものです。キッチンやトイレ、シャワーの設備も完全で、湖の近くにあるサウナが毎朝7時から9時まで無料とのことでした。

 

サウ”ォンリンナを去る朝、7時半にサウナに行って見ますと、たくさんの男性が次から次と湖へ泳ぎに行っています。サウナは男女別で一室に10人が座ればいっぱいでした。私も20分ほどフィンランドの老若一緒くたの女性の中で汗を搾り、次に水着を着て湖へ泳ぎに行きました。

火照った体に湖の冷たさはとっても気持ちよく、水は濃い茶色ですが自分の足が見えるほど澄んでいます。空を見上げてぽっかり浮かんで "私はなんと素晴らしい経験をしているのだろう" と思っていました。

サウナは入っている人が変わり番に泳ぎに行くのでうまく回転していて約20人の女性が出たり入ったりしています。

私も又サウナと泳ぎを繰り返し、一時間ほどで切り上げましたがこの日一日気持ちよく、フィンランドの人たちがうらやましくなりました。

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