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テノール・指揮者・作曲家・演出家として活動を広げるホセ・クーラの情報を収集中

(リハーサル編)2020年 ホセ・クーラ脚本・作曲のオペラ「モンテズマと赤毛の司祭」世界初演へ

2020-01-26 | クーラ脚本・作曲オペラ「モンテズマと赤毛の司祭」

 

 

ホセ・クーラが脚本・作曲した新作オペラ「モンテズマと赤毛の司祭」、数日後に迫った世界初演(2020年1月29日)にむけて、リハーサルもいよいよ大詰めを迎えています。

今回は、(告知編)(解説編)(解説編・その2)に続き、(リハーサル編)ということでまとめてみました。

サプライズは、クーラがリハーサルのワンシーンを動画で公開してくれたことです。貴重な初演前の新作オペラ、ごく一部ですが、リハーサル室でクーラが指揮し、オケと合唱が演奏している場面を見ることができたのは、とてもうれしいことです。

以下でリンクを紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。

 

 

 


 

 

 

JOSÉ CURA: MONTEZUMA AND THE RED PRIEST – opera buffa (ma non troppo) – world premiere – half-staged version

Prologo
Francisquillo – János Alagi
El Amo – Matias Tosi
La Amante – Katalin Károlyi
Backstage voices:
A Woman – Gabriella Sallay
A Man – Péter Tóth

Quintet:
1. Nóra Ducza (also Donna 2 in Stornello)
2. Bernadett Nagy (also Donna 4 in Stornello)
3. Kornélia Bakos (also Donna 1 in Stornello)
4. József Csapó (also Uomo 1 and Pignatta in Stornello)
5. Szabolcs Hámori (also Uomo 3 in Stornello)

Il Carnevale
Vivaldi – Donát Varga
Host – Róbert Rezsnyák
Filomeno – Zoltán Megyesi
Händel – Domonkos Bazsó
Scarlatti: József Gál 

Stornello
Donna 3 – Katalin Süveges
Uomo 2 – Gábor Pivarcsi

L’Ospedale
Orderly Noun – Borbála László
Orphans orchestra:
Bianca Maria – Fruzsina Varga (flute)
Claudia – Melinda Kozár (oboe)
Cattarina – Yoshie Toyonaga (clarinet)
Luciett – Dóra Béres (trumpet)
Pierin – Ildikó Fazekas (violin)
Bettina – Katalin Madák (viola)
Margherita – Rita Keresztes (cello)
Giuseppina – Gerda Kocsis (double bass)

Il Cimitero
The Gondoliere and the Friar – Róbert Rezsnyák

La Prova
Motezuma – Matias Tosi
Teutile – Nóra Ducza
Ramiro – Kornélia Bakos
Fernando – Bernadett Nagy
Mitrena – Katalin Károlyi
Stage Manager – Pál Kálmán Könyves
Spectator – Péter Tóth

Hungarian Radio Symphony Orchestra and Choir (choirmaster: Zoltán Pad)

Organ, harpsichord, continuo: Soma Dinyés

Conductor: José Cura

 

*リスト音楽院のHPに掲載されたもので、各場面ごとの詳しい配役と出演者のリストのようです。プロローグを含め、全部で7場で構成されているということでしょうか。

 

 


 

 

≪リハーサルの動画ーークーラのFBより≫

 

 

”リハーサルでの短い瞬間ーーフランシスキーリョの死の間際のディエス・イレ(Dies irae=怒りの日)の断片” by ホセ・クーラ

 

 

 

≪SNSより、リハーサルの様子≫

 

●ハンガリー放送芸術協会のFBから、アーティストとリハ中のクーラ

全部で10枚の写真が掲載されています。右上のFBをクリックしてご覧ください。

 

 

”来週、1月29日水曜日に、ホセ・クーラの新しいコメディ「モンテズマと赤毛の司祭」を演奏する。初演まであと1週間、オーケストラとボーカルのアーティストとソリストが、作曲家・指揮者とハードに働いている。写真は今朝Radio 6スタジオで撮影された。”

 

 

●同じくハンガリー放送芸術協会のFBより、主演のマティアス・トシの紹介

 

 

●ハンガリー放送芸術協会のインスタより

こちらも同じ協会によるリハの風景ですが、FBとは違う写真が10枚、掲載されています。

 

 
 
 
 
 
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#mrmemost #rehearsal #JoséCura #Montezumaandtheredpriest #music #teamwork

MagyarRádióMűvészetiEgyüttesei(@magyarradiomuveszetiegyuttesei)がシェアした投稿 - <time style="font-family: Arial,sans-serif; font-size: 14px; line-height: 17px;" datetime="2020-01-23T13:03:17+00:00">2020年 1月月23日午前5時03分PST</time>

 

インスタの10枚の写真のうちから2枚を。

主要なキャストの方たちなのでしょうか、ピアノを囲み、クーラの説明を聞いているようにみえます。

 

ヴァイオリンを弾くクーラ。ヴィバルディなど作曲家が主要なキャストで、音楽がふんだんに出てくるドラマのため、ヴァイオリンを弾く役、シーンをやってみせているのでしょうか。

 

 

●出演者のFBより

ヘンデル役の方がアップされていたリハ風景。とても楽しそうです。

 

 

 


 

 

1月29日の初日が迫っています。この時点で、ゲネプロの直前という頃でしょうか。

リハーサルは笑いが絶えないなかですすめられたそうです。ハンガリーに滞在中の日本の音楽家の方がSNSでクーラのリハの様子を紹介されていましたが、英語、ハンガリー語、イタリア語、フランス語が入りまじり、バロック音楽、モダン音楽、ジャズが入りまじり、そして喜劇で笑いが絶えない現場、マエストロ・クーラが面白すぎる、という内容を記されていました。これを読むだけで興味がかきたてられます。クーラのユーモア、リーダーシップとカリスマ性、出演者、同僚、劇場関係者へのフランクで寛容な姿勢、そして劇場と音楽、芸術を深く愛するクーラの全面的な能力とパワーが発揮され、初演へと着実に前進しているのだと思います。

クーラが数年がかりで執筆、作曲をすすめてきた新作オペラ。どんなものなのか、どんな音楽なのか、話を聞くだけではあまりイメージしにくかったのですが、今回、クーラが1場面を紹介してくれたおかげで、期待が大きくふくらみました。主人公の従者の死の場面、ヴェルディなどレクイエムでおなじみの「怒りの日」、とても迫力ある音楽、ドラマティックな合唱の場面でした。わくわくして、もっと聞きたいと思います。ぜひ、放送をお願いしたいです。

 

 

*写真はハンガリー放送芸術協会、関係者のFBなどからお借りしました。


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