人と、オペラと、芸術と ~ ホセ・クーラ情報を中心に by Ree2014

テノール・指揮者・作曲家・演出家として活動を広げるホセ・クーラの情報を収集中

(公演中止)2020年 ホセ・クーラ、来日してアイーダのラダメスを再び歌う?! バーリ歌劇場来日公演

2020-06-01 | バーリ歌劇場来日公演アイーダ

 

 

大変に残念なお知らせです。

今年2020年11月に予定されていた、イタリアのバーリ歌劇場の来日公演のアイーダですが、ホセ・クーラがラダメスを演じることが公表されていた名古屋クラシックフェスティバルより、公演中止が正式に発表されました。

本当に残念ですが、世界的な新型コロナのパンデミック、日本でも欧州でもまだまだ収束とはいえず、さらに第2波第3波への備えと警戒ということから考えれば、イタリアからの大型引っ越し公演の断念は、やむを得ないことだと思います。

今回の中止発表は、名古屋クラシックフェスティバルでの公演についてですが、下の画像を見ていただければわかりますが、バーリ歌劇場の総裁による日本ツアーのキャンセルの連絡が掲載されています。ということは、いずれ他の劇場も中止の告知をせざるを得なくなるのではないかと思います。また東京の劇場からは、いまだに開催告知さえ出ていなかったわかですが、コロナ禍のもと、幻の公演と終わったということでしょうか。いずれ、すでに開催告知していた劇場からも正式発表があるかと思います。

舞台上での密接した演技と歌唱、大勢の合唱団とオーケストラが狭い場所で演奏し、舞台裏にも多数の技術者、スタッフが働き、劇場内では数千人もの観客が鑑賞するスタイルのオペラが、今後、どのような形で再開、復活が可能なのか・・。ドイツをはじめ欧州では、オーケストラ公演に関してすでに様々な研究や模索が始まっているようですが、コロナウイルスに対する医療・医学分野の研究、社会保障の充実、文化芸術・アーティストへの補償などの社会的備えと合わせて、パンデミック防止を念頭においた新しい芸術の探求がすすむことを期待して見守るしかありません。

愛するアーティストが心身ともに無事にこのパンデミックを乗り越え、そして元気にその姿を舞台上に見せてくれる日を、そしてそれを生で見ることができる日が一日も早く訪れることを、心から願っています。

劇場関係者、アーティストの皆さん、招聘団体、フェスティバル関係者の皆さんの苦渋の決断、この間のご苦労には、心から感謝とねぎらいの思いでいっぱいです。ぜひ、またクーラの来日公演が実現するよう、今後もよろしくお願い申し上げます。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

≪第38回名古屋クラシックフェスティバル HPより≫

 

ーー以下の画像に、フェスティバルのサイトへリンクがはってあります。

 

 

 

 

 

 

*なお、名古屋クラシックフェスティバルのうち、バーリ歌劇場アイーダは中止が発表されましたが、フェスティバル自体は行われるようです。演目によって、中止の公演と予定通りの公演があるようですので、お間違えの無いようお願いいたします。また公演情報は今後も変わる可能性が高いですので、公式HPなどから最新の情報をご参照ください。

 

 

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(名古屋公演チケット発売編)2020年 ホセ・クーラ、来日してアイーダのラダメスを再び歌う?! バーリ歌劇場来日公演

2020-03-22 | バーリ歌劇場来日公演アイーダ

*画像は2005年伊ヴェローナでの舞台より

 

*6/1追加 残念ですが公演キャンセルとなったようです。 → (公演中止)編

*4/29追加 名古屋の先行発売は、コロナ禍による業務縮小にため中止になったとのことです。

*4/1追加

大阪堺市のフェニーチェ堺が、バーリ歌劇場のアイーダを告知しました。ラダメスにホセ・クーラの名前が!そしてアイーダは、チェドリンスです。チケットの一般発売は5月末からとのことです。

これでクーラ出演は、名古屋(11/15)と堺(11/13)が明らかになりました。あとは、東京でしょうか。情報が待たれます。

 

 

 

 


 

 

世界的に猛威を振るう新型ウイルスによって、市民生活と社会に重大な影響が及び、劇場の閉鎖をはじめ、アーティストにとっても深刻な打撃が広がっています。とりわけ、オペラ発祥の地イタリアの困難な現状を伝えるニュースを見るたびに、本当に胸が痛みます。一日も早く、事態が好転、収束に向かうことを願っています。

この影響がいつまで続くのか、楽観視することも予断を持って語ることもできません。そういう状況のもとではありますが、今年の秋、2020年11月のバーリ歌劇場の来日公演のヴェルディのアイーダについて、名古屋でのチケット発売をはじめ、いくつか新しい情報がありますので、とにかくまとめてみました。まだ全容は明らかになっていません。

イタリアは現在、最も深刻な感染拡大に苦しむ国のひとつであり、半年以上先の11月とはいえ、バーリ歌劇場の引っ越し公演が可能になるのかどうか、私にはまったく判断する材料はありませんので、ご注意ください。いずれにしても、今後の状況、推移をみまもり、情報を待つしかありません。

 

*バーリ歌劇場来日公演アイーダの情報については、これまでのブログ記事もご利用ください。

 (緊急告知編) (緊急告知編その2) (残念編) (名古屋クラシックフェスティバル告知編)

 

 

 


 

 

≪チケット発売のお知らせーー第38回名古屋クラシックフェスティバル・愛知県芸術劇場≫

 

ホセ・クーラの出演が、現時点(3/21)では唯一、公表されているのが、名古屋市の愛知県芸術劇場での公演です。中京テレビ主催の第38回名古屋クラシックフェスティバルの一環です。”ラダメス:ホセ・クーラ”と明記されています。

すでにチケット発売の告知ページもHPに作成されています。

*4/29追加 先行発売は、コロナ禍による業務縮小にため中止になったとのことです。

 

特別先行予約ーー ウェブ 4月23日(木)10:00~ 4月26日(日)23:59まで

            電話  4月25日(土)10:00~ 一日限り

一般発売 ---ー    5月29日(金)10:00~

 

チケット代金や学生券について、また電話番号やウェブによる購入の入り口など、詳細について、フェスティバルの以下のサイトに掲載されています。ぜひ直接ごらんください。

 

           

 

 

 

 

 

 

≪公表されている公演予定について≫

 

このブログの(緊急告知編その2)で、イタリアの報道を紹介しましたが、そこでは、バーリ歌劇場の日本ツアーは9都市、12公演と書かれてありました。具体的な都市名では、東京、津、堺、大津、名古屋、浜松、松戸、高崎、水戸の名前があがっていました。

現時点(2020年3月21日)で私が調べた範囲では、上記の名古屋を含め、5つの都市の劇場が公演予定を公表しているようです。

 

 

●11月12日(木) 三重県津市 三重県文化会館   *チケット 7月12日(日)10時発売

●11月14日(土) 滋賀県大津市 びわ湖ホール(2020年プログラムPDF) *チケット 一般5月31日(日) 友の会29日(金) キャスト:アイーダ=マリアグレギーナ、ラダメス=カルロ・ヴェントレ他  

●11月15日(日) 愛知県名古屋市 愛知県芸術劇場  (上記・名古屋クラシックフェスティバル)

●11月16日(月) 静岡県浜松市 アクトシティ浜松 (2020年プログラム) *チケット 友の会6月7日(日) 一般販売6月13日(土)

●11月19日(木) 群馬県高崎市 高崎芸術劇場 (ただし劇場HPには未掲載。ソースは「ONTOMO」より)

 

ONTOMO」の記事より

       

 

 

まだ東京、大阪などをはじめ、他の4都市の情報はつかめていません。

またキャストは、ラダメスが名古屋でクーラのほかは、びわ湖でカルロ・ヴェントレーと公表されていますが、それ以外は後日公表となっています。

とりわけ東京でいつ、どこで、そして誰が歌うのか、情報が待たれます。もしご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひお知らせいただけるとありがたいです。

 

 

 


 

 

いずれにしてもこの新型ウイルスの感染拡大が阻止され、命と健康、くらしが守られる保障がなければ、オペラの来日公演も実現できませんし、マドリード在住のクーラやイタリアのアーティストたちが安心して出演することも、私たちが心から芸術を楽しむこともできません。

今回の事態によって、あらためて、グローバル化がすすんだ現代の社会が、地球規模で密接に結び付き、世界のどこかで起きた危機があっという間に飛び火、拡大し、さまざまな社会と市民生活に深刻な影響を及ぼしかねない時代なのだということを、とてもリアルに実感させられました。

こうした感染症にくわえ、地震や自然災害などが、毎年のように私たちのくらしを脅かしています。気候変動と地球温暖化など、早く対策をうたなければ簡単には後戻りできない課題があります。さらに戦争の勃発や核攻撃は、いったん起きてしまったなら、現代の私たちが享受している「便利」な生活も、また豊かな文化や芸術も、そして健康な体や命さえも、あっという間に奪われてしまいます。いかに現代の生活が、一見、安定しているかのようで、危ういものの上に構築されていることか、深く考えざるをえません。とりわけ国民の命やくらしを守る政治と社会のシステムが脆弱な日本ではなおさらです。

大好きな歌手の歌声を聞き、音楽を楽しみ、芸術によって人生を豊かにしたい、そのためには、今の政治や社会のあり方に無関心ではいられなし、できることで共同しあうことが大切なのだとつくづく思います。

 

 

 

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(名古屋クラシックフェスティバル告知編)2020年 ホセ・クーラ、来日してアイーダのラダメスを再び歌う?! バーリ歌劇場来日公演

2020-02-26 | バーリ歌劇場来日公演アイーダ

 

*6/1追加 残念ですが公演キャンセルとなったようです。 → (公演中止)編

*4/1追加情報 大阪堺市のフェニーチェ堺が、バーリ歌劇場のアイーダを告知しました。ラダメスにホセ・クーラの名前が!そしてアイーダは、チェドリンスです。チケットの一般発売は5月末からとのことです。これでクーラ出演は、名古屋(11/15)と堺(11/13)が明らかになりました。あとは、東京でしょうか。情報が待たれます。

→ 最新情報を加えたブログ記事

 

びわ湖ホールのプログラムから名前がなくなり、ぬか喜びだったかと、一転、暗雲が立ち込めたホセ・クーラの来日情報ですが、今度は、愛知の中京テレビによる名古屋クラシックフェスティバルで、バーリ歌劇場のアイーダ出演の情報が入ってきました。

ただし今も(2/25現在)、ホセ・クーラの公式HPは工事中で、カレンダーも更新されていません。そのため再び、どんでん返しがありうるかもしれませんが、現時点での情報について、取り急ぎ、ご報告します。

 

(*トップの写真は、1998年クーラの初来日、新国立劇場開場記念公演アイーダの舞台より)

 

 


 

 

今回、クーラの出演が告知されたのは、名古屋に本社をおく中京テレビが主催する、第38回名古屋クラシックフェスティバルです。2020年10月から2021年1月初旬まで、3カ月余にわたって繰り広げられ、多彩な公演プログラムが設定されています。

クーラが出演する予定なのは、当初告知されたびわ湖のプログラムと同じで、バーリ歌劇場とのヴェルディのオペラ、アイーダのラダメス役です。たぶんプロダクションや招聘元なども、同じなのではないかと思いますが、共演者はまだ発表されていません。

 →  これまでの投稿 (緊急告知編) (緊急告知編その2

 

以下、名古屋クラシックフェスティバルの公式の告知を紹介したいと思います。

 

 

 

≪第38回名古屋クラシックフェスティバル 公式ホームページ≫

 

 

 

画像にHPへのリンクが張ってあります。プログラム一覧、チケット購入についてなど、すでに重要な情報が掲載されています。

 

 

 

2020年11月15日(日)
17:00
バーリ歌劇場「アイーダ」
ラダメス:ホセ・クーラ(テノール)
愛知県芸術劇場大ホール

 

ーーチケット情報

「各公演チケットは中京テレビ事業・チケットぴあ・愛知芸術文化センタープレイガイド他 有名プレイガイドにて2020年5月29日(金)10:00より発売開始!」

 

 

 

 

≪中京テレビ事業classic フェイスブック≫

 

主催者の中京テレビの関連フェイスブックには、チラシもアップされていました。

 

 

 

 

 

 

ーーチケット先行予約について

各プログラムのチケットの先行予約について、チラシに情報がありました。

画像に元のページへのリンクがありますので、元の情報でご確認ください。

 

 

 

 

 

≪中京テレビの関連ツイッターより≫

 

ツイッターでもフェスティバルの情報発信がされています。

 

 

 

 


 

 

14年ぶりの思わぬ形でもたらされたクーラの来日情報、待望の来日ですが、この間、情報が二転三転して、そのたびに一喜一憂してきました。このブログを読んでいただいた方をも巻き込んでしまい、ご迷惑をおかけしました。

とはいえ、現在でも、前述したようにクーラの公式カレンダーは更新されていません。また新型感染症をめぐる状況が今後どうなるのか、それによっても今後の動向には不確定要素がありますし、そもそもオペラ公演では、出演者のキャンセルはありうることです。なので、私もできるだけ冷静になって(苦笑)見守りたいと思います。

また、名古屋が決定だとしたら、今後、クーラは名古屋だけなのか、その他の都市の公演、東京や大阪などでもクーラ出演はあるのか、共演者は誰なのか・・。まだまだ情報不足ですが、今後の発表を楽しみに待ちたいと思います。

 

最後に、1998年、クーラの初来日で新国立劇場の開場記念公演アイーダの舞台から、第4幕のラダメスとアムネリスの二重唱を。

 

 

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(追加あり・残念編)2020年 ホセ・クーラ、来日してアイーダのラダメスを再び歌う?! バーリ歌劇場来日公演

2020-02-24 | バーリ歌劇場来日公演アイーダ

*6/1追加 残念ですが公演キャンセルとなったようです。 → (公演中止)編

*4/1追加情報 大阪堺市のフェニーチェ堺が、バーリ歌劇場のアイーダを告知しました。ラダメスにホセ・クーラの名前が!そしてアイーダは、チェドリンスです。チケットの一般発売は5月末からとのことです。これでクーラ出演は、名古屋(11/15)と堺(11/13)が明らかになりました。あとは、東京でしょうか。情報が待たれます。

→ 最新情報を加えたブログ記事

 

*またまた追加情報です。2/24

 

何と!今度は、同じバーリ歌劇場の来日公演で、名古屋でホセ・クーラがアイーダのラダメスに出演するという情報が、ツイッターで流れてきました。公演は11月15日とのことです。

とはいえ、前回のびわ湖の件がありますから、まだ半信半疑、振り回されっぱなしですが、希望はまったく消えたわけではなさそうです。このブログをご覧の方には、情報が二転三転して本当に申し訳ありません。

いずれにしても、まだ更新されないクーラの公式カレンダーを見てみないことには、何ともいえません。

 

以下に、情報を流してくださった方のツイートを埋め込ませていただきました。

引き続き、今後の情報を待ちたいと思います。

 

 

 

 


 

ホセ・クーラの14年ぶりの来日か、と期待していた、2020年11月のバーリ歌劇場のアイーダですが、残念な情報が入ってきました。

 
当初、クーラの出演を明記したプログラムを発表したびわ湖ホールのホームページで、あたらしくアップされた2020年の公演プログラムパンフには、ホセ・クーラの名前がなくなっているのです。
 
*以下の画像に、びわ湖ホールのHP掲載パンフレットへリンクをはっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
バーリ歌劇場の来日公演アイーダのラダメスは、カルロ・ヴェントレとあります。当初の2020年のプログラム一覧には確かにクーラの名前がありましたが、パンフレット作成までの間に、何らかの理由から、キャストチェンジがあったようです。
 
まだチケットも発売されておらず、こういう事前のキャストチェンジはありうることでもあり、びわ湖のHPには理由などは何も書いてありません。またクーラのHPの公式カレンダーも、まだ2020年の予定を更新していません。HPの全面リニューアル中のようで、更新が遅れているようです。
 
最終的には、クーラのカレンダーで確認することになりますが、びわ湖ホールの立派なパンフレットから名前がなくなったということは、もはやクーラの来日は、なくなったと考えざるをえません。
 
このブログでクーラ来日の情報をご覧になられた方々には、たいへん申し訳ございません。今後、追加的な情報が出てきたら、またご報告したいと思います。
 
 
 
 
 
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(緊急告知編その2) 2020年 ホセ・クーラ、来日してアイーダのラダメスを歌う?!バーリ歌劇場来日公演

2019-12-17 | バーリ歌劇場来日公演アイーダ

 

 

*6/1追加 残念ですが公演キャンセルとなったようです。 → (公演中止)編

*4/1追加情報 大阪堺市のフェニーチェ堺が、バーリ歌劇場のアイーダを告知しました。ラダメスにホセ・クーラの名前が!そしてアイーダは、チェドリンスです。チケットの一般発売は5月末からとのことです。これでクーラ出演は、名古屋(11/15)と堺(11/13)が明らかになりました。あとは、東京でしょうか。情報が待たれます。

→ 最新情報を加えたブログ記事

 

 

*2/25 (名古屋クラシックフェスティバル告知編

再補足(2020/2/24) なんと! びわ湖のプログラムからは消えましたが、名古屋でアイーダに出演するという情報が流れてきました。ただしクーラの公式カレンダーはまだ更新されていません。 → 最新情報を加えたブログ記事

 

緊急の補足(2020/2/18)  たいへん残念なことですが、びわ湖ホールの年間プログラムから、ホセ・クーラの名前が消えました。出演はなくなったということでしょうか?いずれにしても、クーラのカレンダー更新を待ちたいと思います。

 

 


 

 

12月5日発表された、滋賀県立びわ湖ホールの2020年度プログラムに、来年11月にホセ・クーラがアイーダのラダメス出演が明記されていたことは、前回の記事でご紹介しました。

その後も、2019年12月17日現在、クーラの公式カレンダーは更新されていません。昨年は11月くらいに今年の分が発表されたのですが、なぜか12月も後半に入っているのに未公表です。クリスマスに向けて、クーラ作曲のオラトリオが録音・リリース予定であり、また来年1月にはクーラ脚本・作曲のオペラが世界初演を迎えるなど、クーラ自身が多忙をきわめているため、更新がままならないのかもしれません。

ということで、今回は、クーラの出演については追加情報はありませんが、イタリアのバーリ歌劇場の日本ツアーについて、現地の報道から若干わかったことについて紹介したいと思います。イタリア語がわからないので、誤訳があるかもしれませんがご容赦ください。元の記事にリンクをはってあります。

それらの報道によると、来年11月のバーリ歌劇場ツアーは、12公演(!)、しかも、いろんな地方都市を回るようです。

 

 


 

 

≪現地イタリアの報道より その1≫

 

ーー日本ツアーは、9都市12公演!?

 

9月13日付の「ciranopost」の報道です。

バーリ歌劇場の2020年のシーズン発表を紹介した記事のようです。そこでは、日本ツアーでは、9都市、12公演が行われると書かれています。

 

「6月24日、ジュゼッペ・ヴェルディのアイーダが上演される。マリアーノ・ボデュインによる新しい舞台セットで、レナート・パルンボが指揮する。
その後、2020年11月、ペトルッツェリ劇場財団の新しい国際ツアーの際に日本で再演され、東京、津、堺、大津、名古屋、浜松、松戸、高崎、水戸の各都市において12回の日程で開催される。」

 

これによれば、東京、三重・津、大阪・堺、滋賀・大津、愛知・名古屋、静岡・浜松、千葉・松戸、群馬・高崎、茨城・水戸と、関東、東海、近畿の各都府県を回る、全12公演のなかなかの大掛かりなツアーになるようです。

ただし、キャストまでは発表されていませんのでご注意ください。現時点(12/17)で発表されているのは、びわ湖ホールでの公演で、アイーダがマリア・グレギーナ、ラダメスがホセ・クーラということだけです。

 

 

 

≪現地イタリアの報道より その2≫

 

 

 

ーー招聘元はコンサート・ドアーズ株式会社?

 

2月5日付の「affaritaliani.it」の報道です。

「ペトルゼッリ財団(バーリ歌劇場)が2020年に『アイーダ』で日本に戻る」という題名です。

 

「2020年、ペトルッツェリ劇場は、東京のコンサート・ドアーズ株式会社の社長である小林雅行氏に感謝し、日本でG.ヴェルディによる『アイーダ』を上演する。

トゥーランドットとイル・トロヴァトーレに捧げられた最初の日本ツアーの成功と多数のソールドアウトの後、ペトルッツェリ劇場は日本に戻る準備をしている。

ツアー費用は、再び日本企業のコンサート・ドアーズ株式会社東京によってまかなわれ、小林社長によるペトルッツェリ劇場への新たな敬意に感謝する。・・・」

 

 


 

 

以上、2つの記事からわかるのは、びわ湖ホールでのアイーダ公演が先行して発表されましたが、その前後で、あわせて9都市12公演が予定されているらしいということです。

そして招聘元は、昨年のバーリ歌劇場の初来日公演をはじめ、近年、イタリアの歌劇場の来日公演を多く手掛けている、コンサート・ドアーズ株式会社らしいということです。同社のHPには、まだ公表されていませんので、これは正式な発表と、チケット発売開始情報を待つしかありません。

いずれにしても、今回ご紹介したのは、あくまでもイタリアのネットニュースの報道です。実際の公演数や場所、そしてキャストがどうなるのか、とても興味深いです。

またクーラがこの9都市12公演すべてに出演するということは、まず考えられません。ダブルキャストで誰が歌うのか、クーラが歌うのは、びわ湖以外では、いつ、どのかのか。そしてそれは本当に実現するのか・・。招聘元による正式発表、そしてクーラの公式カレンダーの更新が待ち遠しいです。

 

最後に、こちらは2001年アテネでの、クーラのラダメス「清きアイーダ」です。ちょっと全身金色なのがびっくり(!)ですが、なかなかの伸びやかな歌声です。トップの画像もこちらから。

 

 

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(緊急告知編)2020年 ホセ・クーラ、来日してアイーダのラダメスを再び歌う?! バーリ歌劇場来日公演

2019-12-06 | バーリ歌劇場来日公演アイーダ

 *画像はイギリスでのコンサートから、アイーダの第3幕の2重唱を歌うクーラと、ソプラノの故ダニエラ・デッシー

 

*6/1追加 残念ですが公演キャンセルとなったようです。 → (公演中止)編

*4/1追加情報 大阪堺市のフェニーチェ堺が、バーリ歌劇場のアイーダを告知しました。ラダメスにホセ・クーラの名前が!そしてアイーダは、チェドリンスです。チケットの一般発売は5月末からとのことです。これでクーラ出演は、名古屋(11/15)と堺(11/13)が明らかになりました。あとは、東京でしょうか。情報が待たれます。

→ 最新情報を加えたブログ記事

 

*2/25 (名古屋クラシックフェスティバル告知編)

 

再補足(2020/2/24) なんと! びわ湖のプログラムからは消えましたが、名古屋でアイーダに出演するという情報が流れてきました。ただしクーラの公式カレンダーはまだ更新されていません。 → 最新情報を加えたブログ記事

 

緊急の補足(2020/2/18)  たいへん残念なことですが、びわ湖ホールの年間プログラムから、ホセ・クーラの名前が消えました。出演はなくなったということでしょうか?いずれにしても、クーラのカレンダー更新を待ちたいと思います。

 

 


 

 

ホセ・クーラの57歳の誕生日だった昨夜(2019年12月5日)、超々サプライズニュースが入ってきました!

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールが5日に発表した2020年度公演スケジュールに、ホセ・クーラの名前があったのです。イタリアのバーリ歌劇場のツアーのようで、演目は何と、ヴェルディのアイーダです。 →続報はこちら(緊急告知編その2

クーラの来日が実現するとしたら、2006年ボローニャ歌劇場来日公演のアンドレア・シェニエ以来、14年ぶりです。アイーダのラダメスは、クーラが1998年に初来日して、新国立劇場の開場記念公演で歌った記念すべき役柄でもあります。しかもアイーダは、当時と同じマリア・グレギーナとのことです。

私もかなりびっくりして、まだ信じられない思いです 。もう来日はないのではないかと、ほとんどあきらめていましたし、しかも演目がアイーダです。テノールの役ラダメスは、エジプトの青年将校で、戦争に負けて奴隷として囚われの身となっているエチオピアの王女アイーダと恋に落ちて、苦悩の末、祖国を捨て、アイーダと亡命しようとする、若く、無謀ともいえる行動に走るキャラクターです。まさか、再度、クーラが57歳でこのラダメスを歌うとは!本当にびっくりしましたが、とてもとても楽しみです。ぜひキャンセルや変更なく、来日が実現してほしいものです。

現時点では、びわ湖ホールの発表だけで、東京や大阪など、他都市での公演があるのかどうか、まったくわかりませんが、とにかくビッグニュース、あわててこの記事を書きました。続報を楽しみに待ちたいと思います。

いくつか現時点での情報をまとめて紹介します。

 

*2020年のホセ・クーラの公式カレンダーは、12/5現在、発表されていません。最終的には、クーラのカレンダーに掲載されてから来日確定となると思います。

 

 

 


 

 

 

≪びわ湖ホールによる2020年度自主事業ラインナップ発表≫

 

●こちらはフェイスブックの記事です。リンクをクリックすると、びわ湖ホールの発表記事にとび、2020年度公演スケジュールPDFのリンクが掲載されています。

 

 

●掲載されたびわ湖ホールの2020年度公演スケジュールより、クーラ出演の部分です。

 

 

 

 

≪バーリ歌劇場のアイーダ ≫

 

●バーリ歌劇場HP

イタリア南部の都市バーリのオペラハウス、バーリ歌劇場(ペトゥルッツェッリ劇場)のHPです。画像にリンクをはっています。

HPには、私が見た範囲では日本ツアーのことはまだ見当たらなかったのですが、2020年のシーズンプログラムにアイーダが入っています。

 

 

 

●バーリ歌劇場のFBより、2020年シーズンプログラム 左側がオペラとバレエ、右がコンサート。

 

●アイーダの紹介ページ

古典的なセットのようですが、色合いなど、現代風で洗練された雰囲気を感じます。

 

●FBより

 

 

≪ホセ・クーラとバーリ歌劇場≫

 

クーラがバーリ歌劇場に出演したのは、私が調べた範囲では、2000年8月のトスカ、その公演だけではないかと思います。

この時のトスカはDVDにもなっています。クーラも若々しく、理想と信念を貫くカヴァラドッシその人、そのもののように感じました。

 

 

●画質はよくないですが、バーリの舞台から「星は光りぬ」の場面を。

 

 

 

≪ホセ・クーラとラダメス≫

 

クーラは1998年の日本の新国立劇場開場記念のアイーダが、ラダメスのロールデビューでした。その後、イタリアのパレルモ、ヴェローナ、アテネ、そして2001年の来日でもラダメスを歌っています。

その後、最後にラダメスを演じたのは、2005年ヴェローナではないかと思います。これが正しいとすれば、15年ぶりのラダメスということになります。

 

●新国立劇場FBより

新国のラダメスを演出したゼッフェレッリが今年亡くなった際に、追悼として、開場記念公演の写真がたくさんアップされました。クーラの凛々しいラダメスの姿もあります。

 

 

●ゼッフェレッリ追悼記事

ゼッフェレッリを悼んで、開場記念公演についてのインタビューが再掲されていました。クーラに対する高い評価が語られています。

 

 

●クーラのラダメスの動画

ネット上にあるクーラのラダメスを、いくつか紹介します。

 

1998年新国開場記念公演より、清きアイーダ

 

ダニエラ・デッシーとの3幕の二重唱

 

パレルモでの第4幕、アムネリスとの二重唱

 

 

新国開場記念のアイーダ、グレギーナとのラストシーン 

 

 

 


 

 

突然の朗報で、本当にびっくりしました。若々しく力強い声と凛々しい姿で、新国立劇場のオープニングを飾ったクーラ。当時は35歳でした。

そしてもし本当に2020年の来日公演が実現するとしたら、クーラ57歳、いえまもなく58歳になろうという時です。どんな公演になるのでしょうか。声は重く深くなり、髪や髭も白くなりました。体格も年相応の貫禄(笑)があります。一方で、円熟の歌唱力、表現力、そして深い作品解釈によって、かつてとはまた違う、素晴らしい舞台をつくってくれるものと信じています。

繰り返しになりますが、まだクーラの公式カレンダーには掲載されていません。またびわ湖ホール以外からの情報も出ていない時点でのこのブログ記事になります。いずれ続報が出たら掲載するつもりですが、久しぶりの来日ニュース、本当に、本当に、うれしいですし、ぜひ実現してほしいものです。アーティストとして経験を積み、成熟したクーラの舞台が日本で見られるとは!続報が待ち遠しいです。

 

 

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