人と、オペラと、芸術と ~ ホセ・クーラ情報を中心に by Ree2014

テノール・指揮者・作曲家・演出家として活動を広げるホセ・クーラの情報を収集中

(告知編) 2019年ホセ・クーラ、オマーン王立歌劇場のシーズン開幕公演カルメンに出演

2019-07-25 | オペラの舞台ーーカルメン

 

 

 

ホセ・クーラは、この秋、2019年9月、中東オマーンの首都にある王立歌劇場マスカットの2019/20年シーズン開幕公演に出演します。母国アルゼンチンのオペラ劇場、テアトロコロンのオーケストラ、合唱団と一緒のツアーです。

演目はビゼーのカルメン。全3公演で、9月11, 12, 14日の3公演です。当初、クーラのカレンダーにはアンドレア・シェニエ2公演と掲載されていたのですが、変更になったようです。

さらに12日と14日の公演の合間、13日には、指揮者としてベートーヴェンの交響曲第9番を振るということです。いくらタフなクーラとはいえ、中東の9月、スタミナは大丈夫なのか、少し心配になる過密スケジュールです。

すでにチケットも販売されています。劇場サイトに掲載されていることを中心に紹介したいと思います。

なお、昨年クーラがこの王立歌劇場マスカットに道化師のカニオ役で劇場デビューした際の様子については、ブログの記事をまとめています。合わせてお読みいただけるとありがたいです。

  →  道化師でオマーン王立歌劇場にデビュー  (告知、リハ、レビューなど含めて、記事5本)

 

 


 

  

≪劇場のシーズン紹介動画より≫

 

劇場がアップした2019/20シーズンの紹介動画です。世界で最も美しい劇場のトップ10にも選ばれたという、総大理石造りの壮麗な劇場の様子もわかります。

 

●シーズン紹介動画から、シーズン開幕公演のカルメンの紹介写真 

 

 

●同じく、カルメンのキャスト紹介

 

●こちらも動画から、クーラが指揮するベートーヴェンの第九の紹介

 

 

 

≪劇場HPより、クーラの出演について≫

 

少し詳しく、クーラの出演の内容を紹介します。

カルメンで歌手として、また第九の指揮者、さらに加えて、講演会・懇談会のような観客を入れたトークイベントが複数回開催されるようです。

劇場HPからわかる現段階の情報です。 

 

 

 (その1)ビゼーのオペラ、カルメンの公演 

 

ビゼーのカルメンは、2019年9月11、12、14日の3公演、いずれも 7:00 PM からです。

クーラは、ドン・ジョゼ(ドン・ホセ)役です。クーラがカルメンに出演するのは久しぶり。2015年に、エレーナ・ガランチャと出演したミラノ・スカラ座以来ではないかと思います。

指揮はイタリア・ミラノ出身のアントネッロ・アレマンディ氏。おもな共演者は、カルメン役はロシアのメゾソプラノ、エレナ・マクシーモワさん、エスカミーリョはルーマニアのバリトン、ジョージ・ピーテーンさん、ミカエラはルーマニア出身のソプラノ、アニータ・ハルティヒさんです。

オケと合唱は、クーラの母国アルゼンチンのブエノスアイレスにあるテアトロコロンのオケと合唱団です。はるばるアルゼンチンから大人数でのツアー。これもクーラとの縁があってのことでしょう。

11、12日と連続してオペラを歌うのもまた珍しいことです。ドン・ジョゼはオテロなどのような負担が大きい役とは違うから、ということなのか、またツアーの日程上、やむを得ずだったのでしょうか。ちょっと過密スケジュールですが、タフなクーラのこと、きっと疲れも見せずベストを尽くしてくれることと思います。

*クーラのこれまでのカルメンの公演、解釈などについては、この記事をごらんください。

 

 

 

こちらは2009年、ウィーンでのクーラの「花の歌」を。少し前のカルメンとの掛け合いから始まっています。 

Carmen Act 2 Duo & "La fleur que tu m'avais jetée"

 

 

 (その2)ベートーヴェンの交響曲第9番を指揮 

 

カルメン3公演の間に、クーラは指揮者として、ベートーヴェンの第9を振ります。この公演は1回だけです。

9月13日、7:00 PM から。

オケと合唱は、同じく、テアトロコロンのオケと合唱団。そしてソリストも、テアトロコロン所属の歌手が出演するということです。

もともと少年期から作曲と指揮を学び、地元のロサリオ国立大学でも作曲・指揮を専攻したクーラ。そして奨学金を得て、テアトロコロンの付属高等芸術学院でも学んでいます。当時は軍事政権下、そしてその後の戦争と民主化、経済的混乱のもと、文化の分野で食べていくのがとても難しかった時代だったそうです。クーラはテアトロコロンの合唱団に所属してささやかな賃金を得て、それでも足りずに様々な仕事を掛け持ちしながら、なおも、作曲家、指揮者をめざして勉強し続けたといいます。そういう意味では、今回、参加するコロンのアーティストたちは、みなクーラの同僚、後輩たちということですね。熱い連帯、一体感あふれる演奏が期待されます。

 

 

 

 

 

(その3)トークイベント 

 

HPによると、それぞれの公演ごとに、トークイベントが設定されているようです。

しかも、クーラは、劇場の教育プログラムの一環として取り組まれている、”COFFEE AND DATES WITH STAR PERSONALITIES”というイベントにも出席が予定されています。

計3回、クーラの話を聞くチャンスがあるということでしょうか? ただし、カルメンの前にもクーラがトークに出演するのかどうか、そこは明記されていないので現時点ではわかりません。  

 

◆クーラとの交流会 ”COFFEE AND DATES WITH STAR PERSONALITIES”

2019年9月9日

劇場のゲストアーティストを迎え、コーヒーを飲みながら、アーティストのキャリアや人生のうえでのエピソードを聞く教育プログラムのようです。クーラの話はいつもとても楽しく、率直で興味深いので、これは素晴らしい機会だと思います。

カルメンの初日が11日ですので、リハーサル中の企画ということでしょうか。

”私たちのインフォーマルなCoffee and Datesシリーズでは、王立歌劇場マスカットが、有名なアーティストがステージ上での人生のストーリーや、彼らのキャリアと現在のプロダクションに関する逸話を共有する非公式の場に観客を招待する。 ゲストアーティストと交流し、有意義な方法で彼らを知ることができる。”

 

 

◆カルメンのプレ・パフォーマンス・トーク

2019年9月11日 午後6時~

 ”プレ・パフォーマンス・トークは、パフォーマンスとその基礎となる創造的プロセスについての洞察を提供する刺激的なディスカッションに参加するユニークな機会を、王立歌劇場マスカットの観客に提供する。トークは、教育・アウトリーチ部門のスペシャリストと来訪したアーティストによるインタラクティブで魅力的な方法によって非公式に行われる。講演は公演の1時間前にメイダンホールで開催される。アクセスは先着順、チケット保持者に限る。”

 

 

◆ベートーヴェンの第9のプレ・パフォーマンス・トーク

2019年9月13日 午後6時~

 

プレ・パフォーマンス・トークについては、出席者が明記されていません。これまでのプラハ響などの公演でも、クーラはプレトークを毎回やっていましたし、アーティストも参加すると書いてありますので、第9の場合は、指揮者としてクーラが出る可能性は高いと思います。

ただ、開演1時間前のトークイベントとなると、指揮の方は可能でも、オペラはどうなのでしょうか?すでにメイクも衣装も始めていないといけない時間でしょうし。カルメンの前のトークは、指揮者や演出家が出席するのかもしれません。

 



 

 

まだまだ暑い夏の中東オマーンで、まもなく春を迎える南半球のアルゼンチンからの出演者によるツアー。クーラは同じ北半球のスペイン在住とはいえ、大変なハードスケジュールで、体調管理が大変なことと思います。 

暑い中東での第9。なぜか暮れに第九を聴く習慣がある日本から考えると、ちょっと不思議な感じもします。またオマーンは現在も王制で、絶対的な権力をもつ国王のもと、この間、近代化がすすめられてきたとのこと。歴史的背景、条件は違いますが、クーラ自身、80年代のアルゼンチンで軍事政権による独裁政治下に育ち、戦争と民主化への道を体験してきました。選曲がどういう形で行われたのかはわかりませんが、クーラが、オマーンで、自由と連帯を高らかに歌う第九を指揮するというのも、とても興味深いものがあります。もちろん異なる政治体制を前提にした文化交流であり、政治的な主張を押し付けるようなものであってはならないでしょう。とはいえ、音楽を通じて、クーラの平和と自由、民主主義への熱い思いは、劇場中に伝わることと思います。

オマーンは政情は安定しているということですが、地理的には、ペルシャ湾につながるホルムズ海峡の手前、入口にあたるオマーン湾に面する国です。この地域をめぐっては、きな臭い動きが強まっています。とりわけアメリカの要請を受けて日本も自衛隊派遣などということは、憲法9条をもつ国として絶対にあってはならないことだと思います。中東諸国をめぐる紛争と難民の苦難も解決していません。外交による平和的解決、人道的支援の強化を願います。絶対に戦争をしてはならないとつよく思います。

さまざまな世界情勢が背景にありますが、平和と文化のための交流として、クーラとテアトロコロンのオマーン・ツアーが無事に成功することを心から願っています。 

 

*画像は劇場HP、動画などからお借りしています。

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2019年 ホセ・クーラ、プッチーニのトゥーランドット、カラフを歌う in マーガレット島 ブダペスト夏フェスティバル

2019-07-04 | オペラの舞台ートゥーランドット

 

 

今年も欧州で始まった夏のフェスティバルシーズン、各地で多彩な音楽祭が開催されています。

ホセ・クーラは今年の夏、ハンガリー(「トゥーランドット」)、イタリア(プッチーニフェスティバル・「トスカ」)、ブルガリア(「オテロ」)の3か所で、サマーフェスティバルの野外公演に出演します。その第1弾、ハンガリーの首都ブダペストの伝統あるブダペスト・サマーフェスティバルに出演しました。

6月7、9日の2回公演で、演目はプッチーニのトゥーランドット、クーラは放浪の王子カラフ役です。場所は、ブダペストを流れるドナウ川の中州、マーガレット島の野外シアターです。幸い、天候にも恵まれ、会場いっぱいの観客から大喝采を受けたようです。SNSで沢山の写真や動画、”素晴らしかった”というコメントがアップされていました。

主催者のFBなどから写真などをお借りして、その様子を紹介したいと思います。

またクーラが公演に向けて受けたインタビューから、トゥーランドットとカラフについてクーラが語って部分を抜粋してみました。

 

 

 

Turandot - Margaret Island Open-Air Festival 2019
Date: 2019.06.7-9

Starring
Turandot: Rally Szilvia
Calàf: José Cura
Liù: Cristina Pasaroiu 
Timur: Laszlo in Sveti 
Altoure Emperor: Stephen Fox
Ping: Geiger Louis
Pang: Zoltán Megyesi
Pong: Peter Kiss
A mandarin: Eger Alexander

Conductor: Balázs Kocsár
Director: Balázs Kovalik
Designer of the set: Éva Szendrényi
Costume Designer: Márta Jánoskuti
Head of the Children's Arm : Nikolett Hajzer
Chief Executive Officer: Gábor Csiki

 


 

≪野外ステージのトゥーランドットーー華やかな舞台の様子≫

 

まずは、主催者や関係者のフェイスブックにアップされた写真から、夏の野外オペラの華やかな雰囲気、舞台の様子を。

右上のFマークをクリックすると、それぞれのFBページで沢山の写真を見ることができます。好天にも恵まれ、ステージの裏手に見える緑は本物の公園の木々、そして徐々に日が暮れて、ステージ上のクーラには、月が昇るのが見えたそうです。美しい音楽、美しい舞台と満場の観客、そして昇っていく月の光・・こういう場を体験できることについて、クーラは、アーティストとして自分たちは特権的な立場に恵まれ、神に祝福されていることを実感した、とインタビューで語っていました。

 

 

 

 

 

 

≪動画 ー クーラの ”泣くなリュー” と ”誰も寝てはならぬ” ≫

 

ネット上に動画もたくさんアップされました。公式のものではなく、画質・音質はあまり良くありませんが、比較的良好なもののリンクを。野外ステージで、マイクを使っているという条件ではありますが、クーラの声、演技、存在感は圧倒的です。

*音が聞こえない場合は、右下のボリュームをチェックしてください。

 

●第1幕より、「泣くなリュー」~ラスト。カラフの死を賭した挑戦をとどめようとするリューに対し、語りかけるように歌うカラフ。途中から始まりますが、最後、銅鑼を打ち鳴らし、意気揚々と歩むカラフの様子まで、舞台の流れもわかります。ファンページFBより。

 

 

●第3幕、カラフの「誰も寝てはならぬ」 遠くからのため表情はよく見えませんが、音質はこれが一番良好でした。FBにアップしてくれたのは、在ハンガリーのアルゼンチン大使夫人。 最後、お祭りならではのロングトーンで大喝采を浴びています。

 

 

≪カラフは非常に冷酷な人間ーークーラのインタビューより≫ 

 

クーラは2003年のロールデビュー以来、数多くカラフを歌ってきましたが、カラフの人間像については、非常にリアルな分析をしています。クーラは2016年にトゥーランドットの演出・舞台デザインも行っており、詳しい研究にもとづいた演出メモも公表しています。今回のインタビューに加え、興味のある方は、以下の記事もお読みいただけるとありがたいです。

 → 「ホセ・クーラ トゥーランドットの解釈」

 → 記事のまとめ 「演出―トゥーランドット」 (5つの記事)

 

Q、ブダペストで、トゥーランドットの名を知らぬ王子カラフを歌う。カラフについては?

A(クーラ)、カラフは人間的には恩知らずの性格だ。彼はいい奴だとは言えない。疑いなく非常に冷酷な人間。権力を得るために、他の人の命を犠牲にするーー それが彼の父親であろうと、奴隷の少女であろうと。

テキストを注意深く読むなら、カラフが「愛」という言葉を一度も使っていないことがわかる。トゥーランドットや他の誰かと話している時、彼はいつでも、欲望について語っている。彼は決して "ti amo"(「あなたを愛している」)と言わず、”ti voglio"(「あなたが欲しい」)と言う。"I love you"か、 "I want"かーーこの2つは非常に異なっている。そしてカラフは後者を感じている。

彼はトゥーランドットが欲しいーー自分の力、失われた王国、運、自分の使命を取り戻す必要がある。目標を達成するためには、誰であろうと何であろうと、犠牲にしても構わない。

 

Q、役柄に一体感を持てない場合は?

ある作品が何なのかわからない人、あるいは、テノールがいい音楽を歌っているからいい人物のはずだと考えるかもしれない。

プッチーニの蝶々夫人から、ピンカートンの例を言おう。彼は美しいアリアを手に入れた。しかしどう考えても、彼は小児性愛者ーー誇張ではない。彼は15歳の女の子との行為のために金を支払うことを望んだ。私はセックスツーリズムについて言及したくはないが、しかしそれはまだ存在し、貧しい国々において行われている。

ここでも、それはオペラの矛盾を明らかにしている。ピンカートンが非常に美しい歌を歌うという事実にもかかわらず、そのことは、彼が愛すべき人間であるということを意味しない。


Q、あなたは常に強い存在感を持つ役割を好んでいる?

A、もちろん、愛する愚か者よりも、そうしたキャラクターの肌の中に隠れる方が面白い。よりカラフルで、より面白く、より挑戦的だ。

 

Q、トスカのカヴァラドッシ、椿姫のアルフレード、道化師のカニオ、オテロ、サムソン、などをはじめ、大きな役柄をあげることができる。お気に入りは?

それぞれが違っていて、私はそれぞれが好きだ。最近、ピーター・グライムズ(ベンジャミン・ブリテンのオペラ)を加えた。私はそれを多い楽しみ、面白い挑戦だった。

しかし、素晴らしい役柄の一部については、私は年をとりすぎていることを受け入れなければならない。私は少年を演じることはできない。

 

Q、そういうことは、何度も、世界のステージでも見られるが?

A、そう、オペラの矛盾の一つ。良いことではない。もちろん、音は最も重要だが、役柄も適切であるべきだ。

もちろん、その役が14歳であるならば、オペラが要求するように彼は歌うことができない。50歳を超えていて、20歳になることはできない。たとえ神の声を持っていたとしても、21世紀において、60歳でティーンエイジャーの役は、それは面白いというより、さらに哀れだ。

しかし、幸いなことに、問題にならない多くの役柄がある。オテロ、カニオ、グライムズ、すべて素晴らしい。必ずしもいつもアルフレード、ロドルフォをやる必要はない。後を継ぐ若いボヘミアンがいるだろう。

(「magyarhirlap.hu」)

 

 

≪リハーサル、舞台裏の様子≫


リハーサルの合間に、インタビューを受けたりと、なかなか多忙だったようです。

 

 

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 Cristina Pasaroiuさん(@crispasaroiu)がシェアした投稿 - <time style=" font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px;" datetime="2019-06-05T06:51:54+00:00">2019年 6月月4日午後11時51分PDT</time>

●↑こちらはリハーサルの動画で、1幕の最後、カラフが挑戦を宣言して、ドアに消えているシーンのようです。

 

 

●バックステージの様子、クーラとソプラノ2人のインタビューなどがある動画。 

 

●観劇に来たアルゼンチン大使夫妻と。

 


 

夏の野外ステージにはぴったりのトゥーランドット、なんといってもプッチーニの美しいドラマティックな音楽、そしてクーラの迫力ある声と存在感、これら全体が公演の成功を大きく支えたようです。

レビューでも、「クーラは”Nessun dorma”での長い最後の高音を含むすべての主要な音を歌い、彼の声は素晴らしく、偉大なキャラクターのイタリア語の表現として響き渡った。・・それは正しい声の勝利。要するに、カラフの強いボーカルの特徴を持ち、戸外に開かれたトゥーランドットは素晴らしいショーだった」と評価されていました。

インタビューでは、年齢に合った役柄について語っていますが、まだまだこのカラフ、歌い続けてほしいと思いました。今後、私にとって、生で聞くチャンスが得られるかどうか・・。

 

*画像は主催者、関係者のFBなどからお借りしました。

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