Rechtsphilosophie des als ob

かのようにの法哲学

2014年度後期刑法Ⅱ(各論)第07週 練習問題

2014-10-27 | 日記
 刑法Ⅱ(各論)
 第07週 練習問題
(1)財物強盗罪について
1強盗罪の手段行為としての暴行・脅迫の意義について論じなさい。






2強盗罪の手段行為としての暴行・脅迫の対象について論じなさい。とくに財物の非占有者に対する暴行・脅迫が強盗の手段行為にあたる可能性について論じなさい。






3強姦目的で暴行・脅迫を行なった後、財物奪取の意思を生じ、財物を奪った場合の罪責について論じなさい。






4財物を奪取するために、一般に人の反抗を不可能にする程度に至らない暴行・脅迫を加えた場合、問われる罪責を論じなさい。







(2)利益強盗罪について
1利益強盗罪における「財産上不法の利益」の意義について論じなさい。その場合、民法上保護されない利益の保護の可能性について論じなさい。






2財産上不法の利益の移転の認定方法について論じなさい。






3債務者が債務を免れるために債権者を殺害した場合、①金銭貸借契約書などが残っていなかったため、債権の相続人が債権があることさえ知ることができなかった場合、②書類が残っていたので、債権の相続人が誰に請求すればよいかが明瞭であったが、その手続きを取るにの一定の期間を要した場合に分けて、利益強盗殺人罪の成否を論じなさい。





4「両親の遺産」を相続するために、両親を殺害した場合に利益強盗殺人罪は成立するか。







(3)事後強盗罪について
1事後強盗罪の行為主体に窃盗の既遂犯だけでなく、その未遂犯も含まれるのはなぜか。






2事後強盗罪の行為である暴行・脅迫が向けられるのは、どのような対象であるか。






3事後強盗罪の行為である暴行・脅迫は、どのような目的に基づいて行われることを要するか。その行為はどのような対象に向けられる必要があるか。






4暴行・脅迫は窃盗の既遂・未遂の機会において、またはその継続中において行われなければ、事後強盗罪にはあたらないと解されているが、その根拠を論じなさい。






5事後強盗罪の未遂の形態について論じなさい。






6事後強盗罪の予備の成立を認めた最高裁昭和54年11月19日決定の事案を説明しなさい。





7事後強盗罪の暴行・脅迫に第三者が関与した場合について、身分犯説の内部の対立とそれに対する結合犯説の主張をまとめて、罪責を論じなさい。






(4)昏睡強盗罪について
1昏睡強盗罪の意義について論じなさい。






2昏睡状態の者から財物を奪った場合、昏睡強盗罪が成立しないのはなぜか。






(5)強盗致死傷罪について
1強盗致死傷罪における致傷の程度について論じなさい。







2強盗致死傷罪における致死傷はどのような行為から発生したものでなければならないか。いわゆる手段説と機会説について説明しなさい。







3強盗致死傷罪は結果的加重犯であるか否かについて論じなさい。







4強盗致死傷罪を身分犯とする学説、それを結合犯とする学説を紹介しなさい。








(6)強盗強姦罪・強盗強姦致死罪について
1強盗強姦罪を身分犯と解する学説を説明しなさい。それを結合犯と解する必要がないとする立場について論じなさい。







2強盗と強姦の時間的・場所的関係について論じなさい。








強盗強姦致死罪の規定が設けられているが、同致傷罪の規定がないのはなぜか。その理由を論じなさい。








4強盗強姦致死罪は結果的加重犯の類型に限られるかどうかを論じなさい。








(7)強盗致死罪などの未遂について
1刑法243条に規定された犯罪の未遂の形態について論じなさい。強盗から致傷、致死、傷害の結果が発生しなかった未遂について、強盗致傷・致死・傷害の未遂にならないのは何故かを論じなさい。
2刑法243条に規定された犯罪の未遂の形態について、強盗罪などの財産犯の部分が未遂に終わった場合がなぜ含まれないかについて理由を論じなさい。








3強盗強姦の未遂、強盗強姦致死の未遂の形態について論じなさい。







(8)強盗予備罪について
1強盗予備罪後に強盗の実行に着手することを自己の意思により中止した場合、強盗予備に刑法43条但し書きの中止未遂の規定を準用する必要性があるかどうかを論じなさい。