横綱・白鵬こと、ムンフバト・ダワージャルガルが、関脇・照ノ富士に寄り切られて負けた瞬間!
ものすごい大歓声と、拍手と、座布団が土俵に向けて、乱れとんだ。
その瞬間、ダワージャルガルは、いかに、観客である大相撲ファンが自分の負けを期待していたのか!?を、痛感させられたことであろう。
いかに、相撲ファンから、自分が嫌われていたかも!
ダワージャルガルが負けて、悔しがる観客は、いないに等しかった。
むろん、強すぎる者、負けない者に対して、一日でも早く、負けを望む。そういう観客心理も、背景にあることは否定出来ない。
さらに、大歓声と大阪府立体育会館を揺るがすかのような拍手は、彼が根深く思い込んでるような、人種差別に根付いたモノではない。
なぜなら、「照ノ富士」は、モンゴル人だったから。
それが、何よりの「証明」だ。
もっか23歳のガントルガ・ガンエルデスは、のちのしこ名・逸ノ城と一諸に来日した、その名が表わす通りの、モンゴル出身者。
しかし、いまだに番記者たちに、「下がれ!」「下がれ!」とだけしかクチを訊かない、キカナイ30歳の悪ガキ。
11日目には、通路に記者がいないにも関わらず、「どけよ!」と、一喝!
そんな言動を、呼びつけて注意や御小言すら言わない、言えない、お馬鹿北の湖理事長と、親方。
かたや、ガンエルデスは、取り組み後の勝利者インタビューでは、好感持てルデス。
話していることは、正直そのもの。
先輩力士で、日本人の青森県出身である安美錦に、いかに好かれているか?が、深く伝わってくる。
もはや、言うまでも無く、人間性の差。人間性の違い。
そういう他ない。
明日の14日目は、同期仲間の逸ノ城との対戦。
同じ”モンゴル連盟”の仲間。うがった見方をすれば、たまに八百長くさい取り組み方が、見かけられる。
明日は、ソレを排し、正々堂々とぶつかって勝負して欲しい。
これで、嫌われ者の、自身の言う「二文字」は近づいたのであろうか?
だとすれば、嬉しいのだが・・・・・