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《 リアル 大相撲 ルポ 》 久しぶりの「宇良篇」。40数本目。復活ロード歩み、現在幕下19枚目。7月場所、勝ち越し賭けて、強敵、湘南乃海と、本日、対戦した・・・のだが 

2020-07-25 16:26:32 | 相撲

 久しぶりの、大相撲力士、宇良(うら)の記事。

 この、変則、東京での「7月場所」。

 宇良の、これまでの、今場所3勝は、すべて観ている。

 5月場所、中止になっただけでなく、ぶつかり稽古や、他の大相撲部屋への出稽古も、コロコロナウイルス禍の余波で、やれなくなったのも、まだまだ、両ひざ、その宇良の裏側、両太もも、その裏が、完調にはほど遠い、宇良にとっては、幸いした。

 稽古はせず、リハビリと、再復活に向けての、筋力強化のトレーニングに、じっくりと、その期間、充てられたのも。良かったように想う。

  ( NHK-BS 大相撲中継より )

  今場所の、この宇良のカラダ。

 3月場所に較べ、一回りどころか、3回りは、肥えた体形。 両ひざにぶ厚く巻き付けた、さらに、大きさを増した、サポ^-ター。

 駄馬、否、ダヴァジャルガルの右ひじへの3重巻きサポーターと違い、本当に、必要なサポーター。

 ケガを避ける意味というより、なにより、心の安心感が、得られている。

 今場所の、2勝目。

 とっさに、苦しまぎれに出た、「首ひねり」。

 危ない取り口だった。

 勝ったから良いモノの、宇良自身、首ひねる取り口。

 ケガに発展しなかったが、本人も、「負けたような一番です」と、反省していた。

 今日の、対戦相手、湘南乃海。

 このクラスの力士に、詳しい大相撲ファンによれば、強敵であり、勝つにはむずかしい実力者との評。

 それが・・・・はからずも、当たった。

  まず、立ち合い。

 左の、宇良。

 湘南乃海。キチンと、両手、両こぶし、土俵に付けているのに、宇良は、右手のみ。ダメだなあ。

 あらかじめ、考えていた取り口のことで、アタマが一杯だったのであろう。

  立った。昨日の、3勝目の時と同様、素早く、左にカラダの位置変えて、低い体勢からもぐり込み、湘南乃海の足を、腕を伸ばしてつかまえ、体勢を崩させて、一気に、カラダをこじ開け、起こして、土俵際に運ぼうとしていた。

 しかし、湘南乃海。

 その作戦、やっぱり、予想通りにきたな、と。

 腰を引き、もぐらせない、足にとどかせない作戦。

  宇良。再び、出直し体勢。

  ぐるっと、両力士、位置、半回転。再び、つかまえようと、宇良。飛んだり、跳ねたり、ピョン、ピョン。

 全く、動じない、湘南乃海、

 この夏、泳ぐ人、少ない、湘南の海。

 カラダ、泳がない。

  宇良、完全に、腰が引き、カラダ、半身に、浮いていた、

  191センチと、宇良より、13センチほど上背が有る、湘南乃海、宇良の半身、つかまえて、見事にそりゃああ・・・・・投げをうった。

 さらに、両手伸ばし切って、突き、飛ばし。 宇良、宙に浮かび、

 ゴロンと、土俵のたわらの外に、転がった。宇良のカラダ、裏返し。

  だが、両ひざや、太もも、打ちつけておらず。柔道の受け身のように、後遺症、まったく、起こらない体勢。

  すぐ、起き上がれた。 

  起き上がり、一礼。やられたなあ・・・・。今日は、作戦、失敗してしまったなあ、という表情を浮かべ、肩や、腕に、砂を付けたまま、クビを傾げていた。 

  礼儀は、キチンと。片手付きの、立ち合いを犯してしまったが、去る時、土俵に向き直って、一礼して、いつものように去った。

 「負けてしまって、悔しいけれど、この位置は、どの相手も強いです」

 「これからも、頑張るだけです」

 ーーーー18連勝で、勝ちは止まったが

 「連勝とかは、まったく、意識してないです」 

 「これからも、一喜一憂しないで、やっていきたいです」

 「ただ、前へ出る気持ちだけは、忘れないで、やっていきたいです。カラダ、下がると、ケガにも、つながること、ありますから」

 勝ち越しは、あさって以降に、持ち越しとなった・・・・、、



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