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<リアル ラグビー ルポ>”五郎丸歩ポーズ”効果で完売だったはずが・・・パロマ瑞穂での試合でも・・・ 

2015-11-14 23:03:53 | ラグビーフットボール

 昨日11月13日、秩父宮ラグビー場で華々しく満席の下で「トップリーグ 2015~2016」開幕戦は開催されるはずだったのが、私の記事並びに、後追い記事も含め、相次いでスポーツ紙が報道。

 前後するかのように、協会の失態が、目に見えるカタチで発覚。

 9000席分のチケットは、パナソニックとサントリー、双方の会社とチームに買い取ってもらう予定で、全員が来場してくれると思い込んでいた、と釈明

 小西宏事務局長が、言い訳した。委員長の職にある太田治の無能ぶりが、またも露呈するカタチとなった。

 おんぶにだっこ。持ちつ持たれつ。なあなあ。馴れ合い体質。ラグビーチームを持つ大企業に依存しきっている体質と構造が、世間と、新たにラグビーファンになってくれた・・・・・・かも知れない人達に、スタートで幻滅させる事件・不祥事だった

 2万3000人最大収容出来る大規模工事もやった。それまでは、1万5000人収容規模。

工事を時折り取材のたびに見やりながら、このまんまで充分じゃないか、と想っていた。それでなくとも、資金や予算が潤沢じゃない協会なのに。

 ただ、工事代金は「秩父宮」の名が冠にあるように、国が全額持つと協会から聴き、それなら、まあいっかあ・・・・と。

 しかし、増席工事こそ完了したものの、そこまでして、カネかけたのちも、今まで最高1万5600人しか、客が来たことは無い。

 ちなみに、今回の報道で、全社とも、なぜか2万席で統一しているのが不思議だ。拡張工事が決定した際に、2万3000席にするためと聞かされたし、今回、「関東ラグビー協会」に、大学ラグビーの試合のことで詳しく聞いた際、秩父宮の総客席数を、2万3000席と再確認しているのだが・・・・。

 すこしでも、ウソを小さく見せようという、協会なりの愚策か?

 それにしてもだ。協会は、いったいどこに、誰に、目を向けていたんだろう?

 ちなみに、極秘だが、大体、1チーム、年間の実質予算額、7~10億円を使っている。表向き公表より、かなり上。

 それにしても、前売り段階で、一般向けに、5000枚しか売っていないと知り、あきれた。

 あれほど、ワールドカップ出場組が、テレビ局から要請があったとはいえ、少なくないが多くもないギャラを手にしたのは、あくまで、ラグビーの「ラ」の字も知らない一般のひとに、言葉と試合の激闘映像から、ラグビーの凄さを知ってもらい、興味を抱いた人に、1人でも多く試合を観に来て欲しいからだ。

 なのに、その努力を無にする、協会の5000枚・・・・・。新たな足を、一歩も踏み出せない協会の、旧態依然たる体質・・・・・・。

 それが、すべてのラグビーファンを裏切った。

 今日も、録画収録ではあるが、日本においては「パナソニック・ワイルドナイツ」所属の田中史朗(ふみあき。通称ふみさん)が、妻と共にバラエティトーク番組に出演。

 相変わらず、「小学生みたい!」と、いじられらがらも、ニコニコ笑顔。

 そんな小学生が、試合で立ち向かう全員、彼からすれば大男を相手に、どんな、とんでもないパワーとテクニックを発揮しているか?

 ひょいと興味本位で試合を観に行く人が、いるかも知れない。

 昨日、今日と、試合後異例だが、主だった選手が、スタンドにいる観客に向かって、挨拶と、引き続きの声援と観戦をお願いしているのは、なんの目的があってのことか?

 協会の担当者は、滝つぼにでも入って、身を清め、固まり、腐りきった頭を冷やして、考えを改めて欲しい。

 さて、表題の、五郎丸歩(あゆむ)が出た、今日11月14日の試合

 会場は、名古屋の瑞穂(みずほ)区に建つ「瑞穂公園ラグビー場」。今年4月からは、湯沸かし器メーカーのパロマが、命名権を、向こう3年間の契約で買った。

 そのため、正式名称は「パロマ瑞穂ラグビー場」に。

 年間6000万円で、瑞穂公園 内外にある14もの施設にすべてパロマが冠に付く。

 今夜のスポーツニュースすべてで、会場名を言う、テロップで出すかは分からないが、五郎丸の活躍で、宣伝効果はあったというべきか。

 パロマといえば、瞬間湯沸かし器の不具合によって、一酸化炭素中毒によって、21人もの死亡者が出た事件が想い起こされる。

 イメージチェンジが、どう運ぶか?も、興味深い。

 さて、すでにネット上でも記事化されていたが、1万5000席が、前売りで売り切れになったと言われていたのに・・・・・

 今日、ガラガラではなかったものの、8676人の観客数・・・・・。

 見た目は、かなり入っていたが、降り続いていた雨のせいで、芝生席には3割ほど。

 ここでも、また、「ヤマハ発動機ジュビロ」と、対戦相手の「トヨタ自動車ヴェルブリッツ」の両チームの企業に買い取りしてもらって、社員やお得意先に配布したチケットをもらった人達が、会場へ雨模様も手伝って、足を運ばなかったという裏事情か・・・・・。

 完売、乾杯!と、実態の無いくせに、あおる手口はもう、止めた方が良い、世間に恥をさらし、完敗の結果を見るだけに終わり、協会が信用を無くしていくだけだから。

 その裏側で、例え正しく前売り券を購入したとしても、1350円。行く気も、観る気も無いのに、もらったのか。

 ネットで、「完売」を真に受けて、チケットが、オークションも含め、売りに出されていた。

 その額、3500円。3倍弱の高値。

 幸い、買い手は少なかったようだが、協会の罪はこんなことにまで及んでいた。

 ただし、開場前に、傘をさして並んだ自由席の観客の中には、初めてラグビーを、それも「五郎丸ポーズ」見たさに来た人たちが、かなり多く見受けられたのは、嬉しい出来事

 

 この輪が、じわじわと広がっていけば、と期待したい

 ちなみに、ヤマハは、18-11で、幸先のいい初勝利を挙げた。

 その前の、豊田自動織機とNECの試合観客数が、5320人。3000人以上の上積み。

 五郎丸効果といっていいだろう。

 なにしろ、昨年のヤマハの初戦の観客数、3710人に過ぎなかったのだから。

 もっとも、元々、ヤマハは、サッカーのチーム「ジュビロ」も抱えており、旗を自由席で振りはためかせての、規律ある応援風景は長らく見続けてきた。5000人もの、新規のラグビー初心者の上積みは、これまた嬉しい限りだ。

 取材規制のなかで、取材人数200人。持ち込んだ「五郎丸グッズ」なる商品。これ、本当に完売したと聞いた。

 チケット完売と聞いていたのに、当人、心ならず、拍子抜けはしただろうが、試合後、マイクを握った五郎丸は、観客に向けて、こう言った。

 「2019年(に日本で開催される、次回ワールドカップ)に向けて、ラグビーを、もっと、もっと!発展させていかないといけない。なにとぞ、是非、お力添えをお願い致します」

 選手は、頑張っている。その熱意は、本物と信じたい。幸い、ワールドカップ全選手に、思い上がっている者も、勘違いしている者も、現時点では見受けられない。

 改めるべきは、協会の姿勢。

 ウソと手口がバレ続けた、開幕戦。

 どうか、悔い改めて、3度目に訪れた絶好の機会を、真摯に向き合って歩んでほしい。無能なりの知恵を寄せ合って・・・・・・・・。

 

 


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