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《 リアル 冤罪事件 ルポ 》 無実の袴田巌を、今再び、独房にぶち込む必要がある、との最高検察庁の主張。弁護団は怒り心頭。10月3日に、再収監絶対反対の意見を添えて、反論書、最高裁に提出した!

2023-03-13 18:56:53 | ニュース

 昨日、2018年10月4日。

 わたしの記事の、検索ワードに、「大島隆明(たかあき)」という、人名が出ていた。

 ん? どこかで、記事にした名前だなあ、と。

 さっそく、自分の記事を検索してみると、袴田巌(はかまだ いわお)さんの、必死の再審請求を、事実の再調査も一切せず。

 明らかな、子どもでも分かる、虚偽の理屈と、ねじ曲げた理由を付けて、再審開始決定を取り消すという断を下した、裁判官の風上どころか、風下にも置けない極悪人だった。

 今年の6月。

 相次いで、2本、記事化。

 本日、それを再掲載しましたので、詳しくは、お読み戴ければ、と。

 さて、その大島隆明の、その後を、追って行くと、意外なことが判明。

 東京高裁の裁判長の身で、あと1年で任期定年退職を迎えるはずであった。

 ところが、不当な裁定ならぬ、最低行為を下した翌月、7月28日で64歳の誕生日を迎えた数日後。

 8月3日付けで、なんと「依願退官」をしたというのだ。 どうやら、これは事実のようだ。

 もう64歳ともいえるが、まだ64歳の若さ、ともいえる弁護士の世界。

 てっきり、その大看板を背負って、弁護士を開業。

 近年よくある、「第三者委員会」のメンバーに加わるなどして、権威を背負い、早々にあぶく銭を稼ぎまくってる・・・・・と、思いきや、

 なんと、弁護士登録もせず。

 日弁連の担当部署にも当たった結果などで、10月5日現在、間違いはない事実だ。

 自分の行為を悔いて、反省の晩年を送る・・・・・人格は、持っていないであろうし・・・・

 意外と多いのが、依願退官、ならぬ、胃がん大患。

 一応と、受けてみた健康診断と、再検査で癌が見つかり、退官後、すぐ入院。末期治療に励むという例がある。

 まあ、大島隆明は、このぐらいにして、と。

 検索した人の、疑問には、答えたと想うので。

 さて、表題の、「袴田事件」の、新たな展開について、書きます。

 退官した直後の、8月。

 6月の大島隆明の決定に怒り、最高裁に「特別抗告」をした、弁護団。

  中央にいるのが、「袴田巌・冤罪事件」の弁護団長を長らく勤めている、西嶋勝彦。現在、77歳。

 冤罪事件に、若い頃から関わり、弁護活動に励み、無罪を勝ち取ってきた、熱いひと。

 古くは、「八海(やかい)事件」、「仁保(にほ)事件」、「徳島ラジオ商事件」、そして「島田事件」などの弁護団に加わり、獄中にいる無罪の受刑者への想いに、必死になって、応えてきた弁護士だ。

 左が、袴田巌さんの実の姉である、袴田秀(ひで)子さん、すでに85歳。

 そして、右側にいるのが、新田渉世(しょうせい)さん、51歳。

 元・東洋太平洋バンタム級チャンピオンでもあり、ボクシングジムの会長として、運営しながら、元プロボクサーである袴田巌さんの冤罪を晴らすべく結成された「再審支援委員会」の実行委員長として、実務を独りでやってきた。

 47年7か月ぶりに、袴田巌さんが「仮釈放」されるまで、手弁当で、月に1回、「拘禁症」で、袴田さんが、おかしくなっていたため、面会が許されようと許されまいと、姉の秀子さんに同道して通い続けた。

 新田さんに聞いた逸話。

 、やっと面会に応じてくれたのに、何も、マトモにしゃべってくれない獄中の袴田さんに向けて、試しにアクリル板越しに、左右にパンチを出して、ジャブを振ってみたところ、なんと、反応。

 袴田さんも、記憶がおぼろげに甦ったのか、ゆっくりとパンチを出してきた、エピソードを聞いて、胸が熱くなった。

 この新田さん。 本当に、誠実で、まじめ、ひたむき。

 先述の「特別抗告」をしたのち、最高検察庁が出してきた、弁護団の「再審請求」に対しての答えが、非人道的極みのシロモノであった。

 弁護団からの、再審請求を棄却するように、という「意見書」を、最高裁判所に提出してきた。

 そこには事実認定の、相も変わらぬデタラメの記述に加え、袴田巌に対して、再び拘置する必要性は高い、と。

 再び、収監を求めてきていた。

 弁護団は、むろん、再収監には反発し、猛反対。怒り、心頭。

 10月3日付けで、「反論書」を、最高裁へと送付した。

  そのことも含め、翌10月4日。

 弁護団と、袴田秀子さんも出席し、記者発表会見を、開いた。

 このように、記者が多く、詰め掛け、背後には、何台もの、VTRカメラも並んだ。

 なのに・・・・・

 ニュースで流すテレビ局は皆無に等しいうえ、ネットに、このニュースは、まったく出ず。

 さらに、この事件を支援しているグループも、そのブログにいまだ掲載しないばかりか、地元の「静岡新聞」ですら、ネットの主要ニュースに入れ込まず。

 笑えない落語を話す「落伍家」、春風亭昇太の、ど~でもいい記事は載せるのに、こういう重要な報道は、取材はしても、載せず。

 こりゃあ、つたなくとも、わたしが、一報だけでも記事化しとかねば!と、決意した次第。

 にしても、会場に詰め掛けた司法記者に、この手合いは、非常に多い。

 世間の耳目を集めた事件の、刑事、民事の裁判。

 初公判は報道するものの、続く、審理の模様は傍聴はしても、一切、記事にせず。

 そうしておいて、論告求刑の年数と、判決の年数だけは報じて、おしまい。

 その間に、あれっ?

 なんだか、起訴事実、おかしいなあ・・・・・と、感じる記者が、例え、いたとしても、何としても、今、この時、記事化しなければ!という、熱意ある記者は・・・・いない。

 ソレが、冤罪を産み出す一因になり、無意識に、少なからず、結果、加担しているとも知らず・・・・・。

 ネットという手段も、有りはするのに・・・・。

  すでに、82歳にもなった、袴田巌さん。

  確かに、見た目は、年齢以上に元気。

 毎日、結構な距離を、それも早足で歩ける体力は、維持している。

 だが・・・・頭脳が・・・・・まともに、他人に対して、話しが通じない。説得力のある、話し方が、まったく出来ない。

 すべて、ぽつ、ぽつ、断片的。

 起因は、47年7か月もの間、殆んど、独房に叩き込まれていたから。 

 他人、つまり、受刑者と、話すことは、一切、許されず。

 起床後の、洗顔から、日中の労役の際も、一切、会話、許されず。やれば、懲罰房に、叩き込まれる。

 いつも、独り。他人と、会話出来ず。

 ソレが…1万370日。

 読んでいるあなた、想像してみてください。

 ひたすら、グルグルグル、狭い独房の床を踏みしめ、歩きまわっていたと、当時の、ほかの受刑者の声。

 それで、ソレが身に付き、歩くのが習慣になり、仮釈放直後は、秀子さんが住んでいた部屋中を、1日中、歩きまわっていたため、外で歩くことを薦めたのが、遠距離散歩に至る、キッカケ。

 しかし・・・・人と、まったく話さないままの、約半世紀は、人をこうまで変えさせるという、恐怖を感じる。

 もはや、哀れで、人前には出せない。話させない状態。 

 ましてや、冤罪。明らかな、無罪。

 それを、再拘置だと?

 ふざけるんじゃあねえよ!

 大島隆明よ、どう感じてますか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ねえ、ねえ、ねえ・・・・・

  

 

 

 

 

 

 

 



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