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《 リアル 冤罪 ルポ 》 大島隆明に告ぐ。子供でも分かる、いくつもの、でっち上げ被疑事実に、どうして気付かなかった?袴田巌さんを、再び地獄に突き落としておいて、1年後、平気で退官するんですか!? 

2023-03-13 18:53:32 | ニュース

 ≪ 2018・6・11 掲載記事 ≫

 再審、開始を認めず。

 本日。「袴田事件」の再審に関して、ソレを、なんと、4年3か月もかけて、調べ尽くした結果の「宣告」とは、アタマの回路を、ど~ひねくり回しても、とても出てきやしない、普通の国民感覚では思いつかないことを告げた、この裁判官。

   大島隆明(おおしま たかあき)、東京高裁 裁判長。63歳。

 司法試験に合格し、司法研修所で実務研修を経たのち、岡山地裁を皮切りに、裁判官生活、すでに37年間。

 大島が、これまで判決を数多く下してきたなか、有名事件に興味がある方なら、記憶のある事件について、この大島が判決に関わっていたので、その傾向を探ろうと以前、調べていた。

 一つ目は、言論弾圧事件として、名高い「横浜事件」。

 その再審の判断にも関わり、真偽をあいまいにしたまま、「免訴」という、事実上の「無罪」めいた判断をくだしている。

 その一方で、柏市で起こった連続通り魔殺傷事件の控訴審では、地裁の「無期懲役」の判決を、そのまま受け止め、被告人・竹井聖寿に、控訴棄却。

そのまま、無期懲役を言い渡している。

 それでいながら、3件目。

  あの「オウム真理教」に入信し、陸上選手であったことから、「走る爆弾娘」なるキャッチフレーズを付けられ、逃走の末に逮捕された菊地直子に対して告げられた、数多くの被疑事実を仔細に検討。

 「東京都庁 小包爆弾事件」だけに関わった容疑につき 東京地裁では「懲役5年」の、実刑判決を受けた彼女。

 彼女は控訴。東京高裁で、控訴審を担当したのが、上記、大島隆明。

 結果、逆転無罪を言い渡し、世間は驚きと共に、関心を惹いた。

 なお、菊地は、上告されたのち、最高裁で上告棄却され、すでに無罪が確定している。

 一見すると、大島は、事実を真剣に検討するタイプである・・・・・かのようにも受け取れるが、今までの取材経験からすると、そう、正義感とは想えない。

 とはいえ、すでに袴田巌さんが、仮釈放された以前の記事で書き込んだが、子どもでも分かる、でっち上げの証拠の多さ。

 だから、いくらなんでも、再審開始の決定は、どんな官僚的人非人であっても、するのではないだろうか?

 一片の危惧を抱きながらも、どこかで、そう想っていた、

 その想いを胸に、数日前に、事件のおかしさを知って戴きたく、追記・記事化した。

 例えば、今回争点になったDNA。

 逮捕後、1年2か月もたってから突然なぜか、働いていた工場内の「味噌樽の中から」「発見」されたという警察フレコミの、袴田さんが犯行時、着ていたとされる、上下衣類の数々。

  袴田さんにとって、まったく見覚えの無い衣類。

 元プロボクサーの彼。引退したとはいえ、まだまだ屈強な体付きと筋肉。

 全面否認のなか、クビ傾げながら、このようにズボンをはいてみると・・・・・。

 はけない! とても、無理!

 そうしたら、警察&検察陣は、こう、あわてて苦しまぎれの釈明。

 「長い間、味噌樽に浸かっていたから、縮んだ」

 事実は、現実に、このように縮むことは、100%あり得ない。

 こんなおかしな証拠と言い分を、この4年3か月。大島隆明は信用していたのであろうか?

 この一例をもってしても、裁判官、失格と断じるほかない。

  また、袴田さんが犯行時着ていて、犯行後、味噌樽に突っ込んで逃走したと「される」上着、下着類。

 縮んだという、あり得なさのほか、殺された家族4人の返り血が付着したままとのフレコミの、シロモノ。

 その血液から採取したと「される」DNAが、今回最大の争点になったのだが、この血液らしきもの。

 すでに記事化したが、そもそも被害者全員の血どころか、人間の血ではない可能性が極めて高い。

 それも、4人も殺したはずなのに、血液、ポツン、ポツリ。点滴程度。普通は、大量に飛び散り、衣服にかかり、にじむもの。

 さらに、あり得ないのが、なぜか、下着に「血液」が付着しているのだが、上着には、まったく付着していないというデタラメな証拠物、作成

 なぜか、その日に限って上着と下着を、すべて逆に着ていた?

 それも、点滴程度の血。染み通ってもいない。

  そして!

  警察によれば、袴田さんは、この錠が、がっちり掛かっていた被害者宅の裏口の木戸から、犯行時、出入りし、逃げたとされている。

 この写真の木戸は、左上に掲げた当時の裏木戸を、原寸通りに作ったもの。

 鍵や錠は、はずさず、壊さず。

 屈強な体躯の袴田さんだからでなく、子どもでもはずせない。

 チカラ任せに、そのすき間から、くぐり抜けて侵入、逃走を試みても、子どもでも無理であった。

 ホントに、子どもでもわかる、冤罪構造、でっち上げ。

 その背景もあり、犯行を行なったのは、実は同じ屋根の下にいた親族ではないか・・・・と、今も囁かれているのだが、今回は触れない。

 にしても、こんなありえない被疑事実。大島隆明は、37年の裁判官のキャリアをして、気付かなかったのだろうか?

 おかしいな、とは考えが及ばなかったのであろうか?・・・・・・・・

 もしかして、、否定できない事実に対して、この4年3か月もの間、すべて目をつぶっていた?

 いつも掛けているメガネ。真っ暗で、何も見えなかった?

 こんな分かりやすい冤罪事件。そうそう、有るもんじゃありません!

 もしかして?というトコロが、 カケラも無いんですから!

 裁判官として、晩節をドロドロに汚しまくって、恥ずかしくありませんか?

 1人の人間を、再び、地獄に突き落として置いて、来年7月。

 平気で、満期退官。。。。。出来ますか?

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  むろん、弁護団は、特別抗告して、また、長い道のりを歩むでしょう。

 だが、袴田さん。すでに82歳の老齢。他の兄妹は離れていったものの、弟の冤罪解明に一生を捧げている、姉の秀子さん、さらに老齢。

  袴田さん。足腰こそ、早足で歩く毎日を過ごしているので、丈夫ですが、今日、再審認めずの一報を聞かされて「そんなこと、ウソだ!」と、怒った。

  まして、最高裁が、この先、釈放を取り消し、袴田さんを再び、刑務所にぶち込む可能性も、捨て切てない。

 この先、何年かかるのであろうか・・・・・・・。いまだ、死刑囚のままの、身分。

 無罪が確定したとして、勾留された48年間の金銭補償は、無い。

 「刑事補償法」という、聞き慣れぬ法律がある。

 無罪が法的に確定した、冤罪の被告人に、賠償額が支払われるのだが、それは、有罪、この場合は、死刑判決が確定し、いつ執行されるか、分からない、死刑の恐怖におびえ始めてから、ようやく起算され始める。

 袴田さんの例でいうと、勾留されて、仮の釈放されるまで、約48年間もかかっているのだが、死刑確定まで、10年を要した。

 つまり、10年は、何の補償も無い。

 さらに、上記法律。 1日当たりの補償額は、1000円から、1万2000円までという、大きな幅があり、且つ、その額の算定は、裁判官が独自、各自、判断していいというもの。

 いったい、これって・・・・・・。

 それでは、我が国で起こった、有名な刑事冤罪事件では、1日当たり、いくらが算定されたのか。

 「免田事件」。事件概要は、各自検索してみてください。長くなるので。

 被告人にされた免田栄(めんだ さかえ)さんが、31年7か月、獄中で過ごさなければならぬ身で、1日当たり、7223円だった。

 また、「松山事件」の、冤罪被告人の斉藤幸夫さんは、1日当たり、8744円。

 だが、両人とも、数十年に渡り、投獄され、弁護団と、支援団体の運動に支えられ、やっと無罪を勝ち取ったものの、長期の弁護団への弁護費用の支払いと、支援してもらった団体や個人への金銭の返却などなどを終えると、手元に残った額は、わずかなものであった。

 免田さんなどは、袴田さんへの団体への寄付もした。 

仮釈放の身でしかない袴田さんもまた、もし当たり前のことながら無罪を勝ち取ったとして、

 38年間は、1万3870日。

 仮に1日、8000円と算定して、1億1096万円。

数字だけ見れば巨額だが、ここから弁護団の全費用と、支援団体への金銭の返却や御礼などなど。

 いくらも残らないどころか、借金が残る可能性もある。

 ましてや、あと何年生きられるであろうか・・・・・。死んで、カネは使えない。

  だからこそ!

 1日どころか、1時間でも早く、死刑からの生還と、無実の罪から、晴れて逃れたいはず。

 私が取材し続けたなかで、ひき逃げ冤罪事件がある。

 被疑者にとって、まったく身に覚えのない事件のうえ、死体も重体の人間も皆無。

 それでも、逮捕、勾留され、冤罪の罠にはめられ・・・・・長年を経て、最高裁で、念願の逆転無罪が確定!

 だが、その間。被告人とされた人は、信用も職も、すべて失い、カネも失った。

 弁護していた男は、俺は冤罪を無罪にするすごい力量の男なんだと、日々、思い上がり・・・・。

 先の刑事補償法で手にしたカネは、しっかり、ごっそりその弁護士に持っていかれ、逆に、借金だけが残った。

 くしくも・・・・・この深夜、CSで、「ザ・ハリケーン」が放送される。

 実在の剛腕プロボクサーが冤罪に問われたが、獄中から無実を訴え続け、晴れて完全無罪を勝ち取る。

 デンゼル・ワシントンが、その実話のボクサーに扮し、冤罪に怒ったボブ・ディランが、激しくギターをかき鳴らし、叫ぶ、歌う。

 返すがえすも、再審が認められ、開始決定の日であったならば、感激も、観劇の目も変わったであろうに・・・・・。

 大島隆明。節穴冤罪造り裁判官としての、あなたの名前は、例え、来年8月。弁護士に、その身を転じようとも、死ぬまで忘れないでしょう。



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