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yuuutunna toki no nikki

「死は涼しい夜だ。生は蒸し暑い昼間だ」(ハインリヒ・ハイネ1797-1856)等々

2024-06-04 00:50:39 | 日記
①「死とは今いる部屋から別の部屋に移ることにすぎない」Death is no more than passing from one room into another.(ヘレン・ケラー1888-1968)
※「死というのは、今いる部屋から別の部屋に移ることに過ぎませんが、私にとってはそこにも違いがあります。その部屋ではきっと私は見ることができるでしょうから」(ヘレン・ケラー)

②「誰でも死ななくちゃいけない。 でも私はいつも自分は例外だと信じていた。 なのに、なんてこった!」(サローヤン1908-1981)
③「死を恐れることは、自分が賢くもないのに賢いと思うことと同じである」(クラウディウス、前10-後54、第4代ローマ皇帝)

④「未だ生を知らず、いずくんぞ死を知らん」(孔子)
※『論語―先進』に出て来る孔子のことば。弟子の子路が死について尋ねたとき、「未だ生を知らず、焉いずくんぞ死を知らん(まだ生きることについてさえよくわかっていないのに、死についてなどわかるはずもない)」と答えた。

⑤「人間は生きることが、全部である。死ねばなくなる」(坂口安吾1906-1955)『不良少年とキリスト』より
⑤-2「この世をばどりゃおいとまにせん香の 煙とともに 灰左様なら」(十返舎一九1765-1831・辞世の句)
⑥「今までは人のことだと思ふたに俺が死ぬとはこいつはたまらん」(大田南畝=蜀山人1749-1923・辞世の句)

⑦「死んだらクサルということだ」(白洲次郎1902-1985)「あなたのモットーは?」と聞かれて答えた言葉。
※白洲次郎は連合国軍占領下の日本で吉田茂の側近として活躍し、終戦連絡中央事務局や経済安定本部の次長を経て、商工省の外局として新設された貿易庁の長官を務めた。吉田政権崩壊後は、実業家として東北電力の会長を務めるなど多くの企業役員を歴任した。

⑦-2「私は死を恐れないが、死に急いでいるわけでもない。その前にしたいことは山ほどある」(スティーヴン・ホーキング博士1942-2008)
※アインシュタインが「神はサイコロを振らない」と言ったとき、彼は2重に間違っていた。神はサイコロを振るどころか、見えないところに投げて我々を混乱させることまでする。(スティーヴン・ホーキング博士)
※私達はどこにでもある恒星の、マイナーな惑星に住む、血統の良い猿にすぎない。しかし私達は宇宙というものを理解できる。そのために、ちょっとは特別な存在なのだ。(スティーヴン・ホーキング博士)

⑧「死ぬ前に病気にならんことを決めたよ。 ぽっくり死ぬのが一番だ」(ソルジェニーツィン1918-2008)
⑨「『朝に人としての道を悟ることができれば、その晩に死んでも悔いはない』という事こそが人の道である。人としての努力をすることもなく、ただ死に向かうのは人の道ではない」(高杉晋作1839-1867)
⑩「私は生きているときに、死以外のあらゆるものに対して備えをしていた。 今、私は死なねばならぬ。そして、まだなんの備えもない」(チェザーレ・ボルジア1475-1507、伊枢機卿・傭兵隊長)
⑪「人の命なんて、心配してもしなくても、終わる時には無情に終わるもの」(手塚治虫1928-1989)
⑫「人生は旅行であって、死はその終焉である」(ドライデン1631-1700、イギリスの詩人)

⑬「死は涼しい夜だ。生は蒸し暑い昼間だ」(ハインリヒ・ハイネ1797-1856)

「死は涼しき夜」

死は涼しい夜だ。
生は蒸し暑い昼間だ。
早や黄昏そめて、私は眠い。
昼間の疲れは私に重い。

わが奥津城(オクツキ)(※墓)に一本の樹は伸び出でるだろう、
そこに一羽の鶯はうたうだろう。
その鳥の歌うのはただ愛のうたばかり。
死の夢の中でも私は聴くだろう。

Heinrich Heine 1827 "Der Tod, das ist die kühle Nacht" aus Buch der Lieder
ハインリッヒ・ハイネ「死は涼しき夜」『歌の本』より

⑬「人はいつだって、いろいろなものにさよならを言わなければならない」(ピーター・ビーグル1939-、米ファンタジー作家 、 脚本家)
⑭「生まれるということは死ぬ ということの約束であって、 死も格別驚くことではない」(福沢諭吉1835-1931)
⑮「死と太陽は直視することは不可能である」(ラ・ロシュフーコー1613-1680、仏モラリスト文学者)

⑯「話好きが暖炉に背を向けるように、 人は死と背中合わせになっている」(ポール・ヴァレリー1871-1945)
⑰「生きることは病であり、眠りはその緩和剤、死は根本治療」(マックス・ヴェーバー1864-1920)
⑱「最期の言葉なんてものは、生きてるうちに言いたいことを全部言わなかったバカ者どもが口にするものだ」(マルクス・アウレリウス・アントニヌス121-180、五賢帝最後の皇帝)
⑲「死ぬことはなんでもないが、 この世と別れるのが僕には辛い」(マルセル・パニョル1895-1974、仏映画作家)
⑳「武士といえば、常に死ができている者と自惚れているようだが、そんなものは出家、女、百姓とて同様だ。武士が他と異なるのは、兵法の心得があるという一点においてだけだ」(宮本武蔵1584?-1645)

㉑「人は死ぬ瞬間までも、 もしかしたら助かるかもしれないと空想し得る力を与えられている」(武者小路 実篤1885-1976)
㉒「死は生の対極としてではなく、その一部として存在する」(村上春樹1949-)

㉓「ゼロの世界へ消えていくでござる」(やなせたかし1919 -2013)
※やなせ氏の遺言である詩、遺詩「天命」に綴られた一節。

「天命」

見おぼえのある
絶望の岸
ここまで何度か
追いつめられ
助からないと思ったが
奇跡的に
九死に一生
なんとか
生きのびてきた
生きとしいけるものには
天命がある
もはや
無駄な抵抗はせぬ
ゼロの世界へ
消えていくでござる
拙者覚悟は
できているから
あせらず
しばらく
お待ちくだされ

㉔「ひとりの死は悲劇だが数百万人の死は統計上の数字でしかない」(ヨシフ・スターリン)(1878-1953)
㉕「災難に遭う時節には災難に遭うがよく候、死ぬ時節には死ぬがよく候、是はこれ災難をのがるる妙法にて候」(良寛和尚1758-1831)
㉖「死とは、私達に背を向けた、光のささない生の側面である」(リルケ1875-1926)『ドゥイノの悲歌』より
㉗「我々は、大人も子供も、利口も馬鹿も、貧者も富者も、 死においては平等である」(ロレンハーゲン1583-1619、独教育者・牧師)
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