魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

セラーなしでも何とかなる?

2006年07月08日 | ワイン ~2019年
よくお客様から受ける質問があります。

・セラーなしでどういう保存をしたらいいか?(特に夏場)
・子供の産まれ年やメモリアルの年のワインを買いたいのだが、
 保存はどうしたらいいか?

これをお読みの方も心当たりはあるかと思います。

ワイン好きにはセラーが必須と言われていますし、多分持っておいた方が、
便利だとは思います。最近はかなりお安いものも販売されています。
30本入りで5~7万程度とか、6本入り19800円!(これはほとんど使えない
と思います)とか・・・。

しかし、セラーなしでも何とかなります。
通常の保管で問題になるのは温度の上下です。そこで発泡スチロールが
威力を発揮します。発泡スチロールの容器に入れてしっかりと締めて
家の中の一番涼しいところに置いておけば、温度変化は極めて緩やかに
なりますので、2~3年の夏は越すことが出来ますよ。
(もっといけるかも知れませんが、3年程度しかやったことはない)

ワインなんて大抵2~3年もあれば飲んじゃうでしょう。(語尾上げ)
そのサイクルで寝かせるワインも仕込むといいでしょう。

誕生年などのメモリアルワインですが、セラーで保存するよりも
必要な時に買えばいいのです。子どもが大人になってもちゃんと売ってあります。
今現在でも20~50年前程度のワインは入手はそう難しくはありません。
ただし、入手困難な年(超不作年とか)は数ヶ月間探すのに時間がかかること
もあります。多少高くても、セラーの購入資金、保存のための電気代、
セラーの故障するリスク、誰かに知らない間に勝手に飲まれてしまう
リスク?等を考えると、
「将来飲みたくなったら、ちょっと高くても買う」これが一番合理的です。

それよりも一番怖いのは・・・・・・
セラーを持ってしまったが故のワイン病、ワイン狂の発症だと思われます。
この一線は大事です。取り返しの付かないことになる前に冷静に考えた方が
良いかと思います。オイ、ダレノコト?


でも思いっきりセラー買って「バラ色のワイン人生」もいいですよ。
買える時に買っておいて、好きな時に飲むことが出来ますよね。
株ではありませんが、安い時に買っておいて、値上がりした偉大なワインを、
ここぞという時にドバーーーン!と飲むことが出来ます。

ちょっこっと悪魔の誘惑を付け加えたいと思います。
判断は貴方次第です。



コメント
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