ブラタモリで善光寺を取り上げていましたのでみました。普通の旅番組と違い妙に教育番組臭がして国粋主義的な日本の国土の素晴らしさや特異性をいい募るところが嫌で全ての番組をみようとは思わないのですが、内容の深さや情報量が圧倒的でそれにつられてみてしまうのです。ありきたりでよく知ったような所も成立の歴史や立地、地政的な背景とか他の番組では知ることのないことも知れるのでみてしまうのです。今回の善光寺は何度か訪れておりまず行ってみようと思ったのはラジオで永六輔がお戒壇巡りが異界巡りで違う自分を発見できると大絶賛したのが印象に残り行ってみたいと思ったのです。その前に観光会社に勤務時代に添乗員として行ったことがあり、唐辛子と蕎麦が有名でみんな買っていたことと自身も蕎麦を食べうまかった印象がありました。それがその時には気付きもしなかったお戒壇の存在にひかれてある時スキーで時間ができてどこか観光をしようとなった時当時田中康夫が長野県知事になり、誰もが会えるように知事室を廃し1階に執務室を置き誰でも会えて記念に名刺がもらえるという情報があり、県庁が最初目的候補になり、地図をみたらすぐ近くに善光寺がありすぐにお戒壇巡りを思いだしそこに行く事になりました。お戒壇巡りと蕎麦を食べる観光です。しかし、実はお戒壇巡り自体甲府の甲斐善光寺で経験済みなのでした。実際訪れてみると古い木造建築としての魅力とか何も宗派に属さない誰でもお参りができるお寺というのが印象に残りました。牛に引かれて善光寺参りといろんな例えや善光寺のありがたみを語るお話はありますが、ブラタモリで聞く善光寺はまたそもそもの始まりから戦国武将との縁とか語られ興味深いものでした。ただ、やはり何故長野なのかは科学的、歴史的推理もなく、言い伝えのままの紹介で本来なら京都や奈良にあるはずが長野の山のなかにあるのかもっと切れ込んでほしかったと思いました。言い伝えから推測するに天皇家とのかかわりから寺としてのお墨付きのようなものが与えられたと予測はつきますがそれがご本尊をめぐる神話のようになっているのは庶民に分かりやすく受け入れやすくするためでしょうからそこら辺の現代訳もどうせならしてもらいたいとくいたらなさも感じるのでした。でも普段何気なく見聞きすることが改めて学び直す、考えてみる重要性を感じるのでした。今朝のニュースで2022年地球人口は90億を越えるといっていて、インドが中国を抜いて世界一になることと、人口が増えているのはサハラ砂漠以南のアフリカの国だと伝えました。エネルギー問題やら温暖化等には触れませんでしたが持続可能性に一番関係あることは間違いありません。コーヒーはブラジルを始め干ばつにより収穫量が世界的に落ちており世界的に需要は延びているのに供給量は減っています。そんな様子もはらはらと見つめるしかなく、よい珈琲を焼くよう心して臨もうとこころするのでした。
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