King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

こんな珈琲があったのか?ランブル

2009年07月14日 23時11分36秒 | 珈琲
今日は都内に用事があり出張。

それにしても暑い日でした。

梅雨ということもあり、昼は横浜でランチでも
ということでしたが、この暑い中うろつくのは
どうも気が引けて、久しぶりの銀座で買い物を
しました。

そして、7丁目まで来たので、そろそろ食事をして
珈琲でもということになり、例のコーヒーに憑かれた
男たちの御三家の珈琲を飲んでみることにしました。

いつかこの珈琲御三家詣りはするつもりでしたが、
こんな暑い日では、銀座、吉祥寺、南千住と周るのは
ちときつい。

それに、すでにモカはなくなっています。

都内の名店というくくりだとまだ行きたい喫茶店は
ありますが、銀座の喫茶店めぐりというのもちょっと
抵抗があります。

とにかく銀座にいるのですから、ランブルは行かないと
と、思い行きました。

前にもオールド珈琲というものは飲んだ事がありましたが、
日陰珈琲とか温泉珈琲とか色々銘打った珈琲はありましたが、
どれもああうまいなあと思ったことはありません。

ただ、思いがけずおいしい珈琲というのはときよりぶつ
かるもので、その意外性とガイドブックや喫茶店ムックに
載らない名店なんていくらもあるのです。

ですから、味では御三家とされる珈琲にはいやがうえにも
高ぶる気持ちを心して抑えて乗り込みました。

そんな聖地的なところなのに、銀座の端っこの裏通りに
店はあり、内装は安っぽいし、客もカウンターでスパスパ
タバコをふかして声高に店の人と話す人がいたり、ちっとも
銘店の雰囲気はありません。

ただ銀座の店ということで珈琲は、バカ高です。

いつも行く珈琲屋のマスターの体験談のごとく、ドドールの
珈琲を飲んでから口直しにランブルという行動を一時考えて
いましたが、暑い日差しと足の向いた方向と立地から、いきなり
ランブルとなりました。

何度かオールド珈琲は飲んでいるので、カフェノワールでいいと
ネットのメニューを見たときには思ったのですが、ネットに
載っているものと同じメニューを店で実物で見てなぜかこれは
とことんやるぺきだろうという挑戦的な気持ちが沸々と湧き
キューバを頼みました。

豆は35年ものです。

そんな古い豆が何でこんな味なんだという不思議な感覚です。

作るところを見ていると、わずか90ミリリットルという量を
抽出するのに豆はかなり多く挽いてネルで一杯づつ淹れて
いました。

高いのにこんな少ないのではじっくり味わって飲まなくては
と思いつつもあっという間に飲み干してしまいました。
そしてその豊な味わいがいつまでも口に残っているという
実に豊な体験となりました。

本当にうまい珈琲を飲んだといえる日でした。

そして自分の家で飲む珈琲より数段上だと思えたのも
久しぶりです。

これはわざわざ飲みに来る価値があると思います。

これなら御三家のもうひとつも是非行かなければ。

都内に出てくる楽しみが出来たという人生の楽しみが
またひとつ加わった日となりました。
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