King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

スターシップトゥルーパーズ

2009年07月14日 00時09分55秒 | 映画
なんか気になり、深夜の番組を撮っておきました。

見てびっくりです。

とんでもないグロと軍隊映画で、こんなのやっていいの
という感じです。

近頃のテレビというのは大変上品になってしまい、女性の
裸など乳首でさえモザイクが入ったり、かくしたりする
異常敏感体質でしたので、この映画で、男女が何の境もなく
シャワーを浴びながら会話するシーンなどどういう世界なのかと
思いましたが、これは時代というより、この映画のえがくSF世界
では、男女差別がなくなった世界であり、そのため女性の
クォーターバックなども出てきます。

グロの方は、カブトムシの解剖シーンとか襲われた基地の
兵士の死体が半分に切れていたり手がなかったり足がなかったり
という戦争の現場そのままの映像になっており、これが理想の
社会であるのに戦争が起きてしまうという宇宙戦争なのに
巨大な昆虫と戦うという面白い戦闘シーンが繰り広げられます。

虫なら殺虫剤で殺せよと思いますが、マシンガンで打ちまくる
という歩兵戦がメインとなっています。現代では空爆の後の
歩兵戦はデモンストレーション的な色合いで、実際は空爆の
時に勝負が決しているようなところにどうしても銃撃戦を
やりたいという事情が見られます。

それに、民主主義が崩壊した社会ということですが、問題は
それだけかという疑問がわきます。現代社会が抱える資源
人口増、温暖化、食糧難といった問題はどうなったのかその
説明がないと、宇宙規模で戦争する意味はなんなのか、やはり
ただの軍隊礼賛、銃礼賛したいだけなのかとも取れます。

今の映画は何でも似たり寄ったりで、テーマなどなく、悪と
善の色分けもはっきりとして諦めないと幸せがくるという
単純なメッセージは今の複雑で問題の多い社会になんか役に
たつのかと思わせます。

そんな意味では、こんな変わった映画も面白いなあと。
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