King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

トラジャのさわやかさ

2018年01月13日 10時30分20秒 | 珈琲

寒さも本格的になってきました。

日本海側では積雪が被害を及ぼし立ち往生した列車や事故の映像が流れました。太平洋側の当店では毎日乾いた晴天が続きます。そんな空を見て今回追加でトラジャを焼きました。曇り気のないすっきりした味はこの冬の空と同様突き抜けたような気持ちよさでふくよかな暖かさと同様気分を変えてくれます。冬の珈琲は下手なものは飲めなくなります。寒い部屋で淹れた珈琲はあっという間に冷えてしまい冷えても味が落ちないものでないといけないし、それまでに飲んでしまううまさがないと一口二口で手が止まり冷えたらとても飲めたものでないものはそれ以上手が伸びません。ですから、変わったものや上品な酸味など高くても味が薄いものはあまりお勧めできません。豆の実力が問われるこの寒さで、ついつい飲みたくなる豆を揃えてみると自然とインドネシア、ケニア、エチオピアに収束するような感じになっています。

原種的な本来の珈琲の魅力が詰まったエチオピアも昨今は珍しさよりより品質の良い味で選べるものが入ってきてより楽しめるものになっています。飽きの来ない一日何杯でも飲めるものとしては各種ブレンドを販売しておりますが、第一に季節のブレンドがあり、さらに事務所用にブレンドで出しているものやスペシャルティのブラジルにブレンドした物とか大口利用の方に価格と味でご相談も承っています。そんな味の相談に欠かせない味覚の平衡化にトラジャのようなすっきりした味を知ることは重要です。自分は珈琲にどんなものを求めているのかを知るにもよいでしょう。お試しください。

 

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