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King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

夏にすることで今年はまだしていないこと

2018年08月17日 09時40分10秒 | 日々のこと

夏のドライブと夏の避暑地探訪、温泉へ避暑など

通年だとお盆前にやっていることが今年はそれすら頭に出てこない

そんな暑さに沸騰した夏でした。

 

冷房を利かして昼寝と読書もしていません。

 

夏というと文春に芥川賞受賞作が載りそれを読むという習慣から

自然、雑誌のカラーページを見て旅行とかグルメとかに誘われていた

のです。

 

それと同時に終戦を意識した安倍首相好みの記事や主義に彩られていて

そういう偏った傾向ながら日本の代表する小説の賞を主宰する権威ある雑誌だから

これが日本の標準なのかと勘違いする向きもいるのではと訝るけれど実際世の中は

そんなに人は小説など読んでいないし、せいぜいスマホの画面のメールぐらいしか

読み解くぐらいの集中力しかないのです。

 

さて、そんな文藝春秋に刺激される夏が今年はまだ雑誌を手にしていないことや

暑くて外に出かける事すら憚られる気温に夏休みらしきこともない今年ですが、

昨日の夜からその暑さにも変化が現れました。

 

午後から散発的に雨が降り、さらに夕方には本格的に降り出して、早々に

走休日を決め食事に外に出ることにしました。

 

せっかく涼しくなったのに走らなかったことにより寝つきが悪く、また

何回も起きてしまいました。

 

今朝も涼しい風が吹き夏の終わりを意識させる朝でした。

となると今年まだやってない夏の定番が気になったというわけです。

NHKでは満願という米澤穂信原作のミステリードラマを三夜連続

でやっていて夏はミステリーという雰囲気で楽しみにしてみたのですが、

見終わってあれっとなることの方が多く、そもそもミステリーというと

クリスマスに新作を発表するというアガサクリスティーの例に倣い、

スカ―ベッタの新作が今では発表されるなど冬のイメージだなと

改めて思うのです。構造的に納得できないドラマ構成など虚構的な組み立てに

難があると思わせてしまう基本的な部分で欠陥が最初からあったのではと

感じるのでした。

 

 


ジムの次の日の朝

2018年08月09日 09時24分03秒 | 日々のこと

普段は夢も見ず、寝たら朝まで一回も起きずに目が覚めるという

そんな睡眠を極上としてその実現に日々腐心しているのですが、

隙間だらけの我が家では自然の温度変化をもろに受けなかなか安眠を

確保しずらい環境です。

 

それなのにこの猛暑でも意識が落ちるように寝入り、朝はスイッチが入ったように

目覚められるのは日々の果たすべきことをやっている結果かと思います。

その重要な一つにランニングがあり、ここ数日は台風で雨が続いてついに雨の中の

ランニングをあきらめ昨日はジムに行きました。

 

このジム行は実に一年ぶりなのです。

 

というのも自宅から走り出せば移動のためのガソリンも消費せず着替えも少なくて

実に安上がりで簡単なことです。

 

ただ、毎日雨の中を走るというのも気力に挑戦するようなところもあり、もっと

開放的で気分転換を得ることを重視してもよいのではとどうしても考えてしまい、

運動をやめると眠れないのではないかという強迫的観念もうまれてしまいます。

 

そんなこともあり、ジムにでかけますが、このジムの方では私が昨年丸々休んで

いた時に変化があり、今まで食事処だったカフェがジムに拡張されていたのです。

その事実はバスケットの試合で訪れているので知っていましたし、その顛末も

市の姿勢とか考え方がどうもおかしいと感じてもいました。

 

先日の市民大会の試合でも試合が昼をまたぐと軽く食事をしたいと思っても体育館の

周りには何もないのです。

 

かつては体育館の裏の自動車学校の近くに食事処があったり、うどん屋があるのは

知っています。コンビニにしろそれらは車で行かなくてはならず、体育館の中に

食事処があるというのは実にありがたい存在でした。さらにそれは障害者雇用の場と

して重要な施設だったはずです。市の施設にそう言う所が最初設置されてももろもろの

諸事情で閉鎖されるというのは多く傾向としてもなくなる場所の方が多く、つまりは

本来救いの手がどんどん狭まる方向にあると言えます。

 

そうして、その場所がジムのスペースとして拡張したのは大々的に横断幕などつけて

宣伝しており、新しい機械も入ったと利用を呼び掛けています。先週の日曜の試合の時に

そのジムスペースが多くの人で賑わっていたのもみていたので、どんな変化があるのか見るのも

利用も楽しみとなりました。

 

実際みてみるとバイシクルマシンやウエイトマシンなどかなり入れ替わっていて使い方の

解らないようなものも多くありました。

 

ダンベルコーナーやヨガコーナーなどもありましたが、マシンのほとんどがカフェの方に移動

しており、トレッドミルのウエイトトレーニングの機械が並ぶという実にせせこましい窮屈な

空間でした。なぜ、食事処を継続しなかったのか改めて市の姿勢に危惧を募らせました。

 

これだけ新しい器具をそろえるなら食事処継続もできない話ではないではないかと。

 

運動中はたいしたことも考えつきませんが、寝付いてから何やら体はトレーニングで受けた

ダメージと負荷が精神にも影響して普段は夢を見ないのが複雑な夢をみました。

 

それは簡単に再現のできない複雑なもので色々な最近見た映画やらドラマの感想をつなげたような

もので、それがまた自分がアバターとして人生を演じている裏付けというか証拠の数々であると

結論付けているのでした。

 

これは結局運動可動域が少し狭まって普段使わない筋肉の使用であちこちが複雑な筋肉痛になり

自由に体が動かない状況で夢の中に自分がアバターになったような不自由さを感じたからなのでしょう。

これも雨続きでジムに行くという行動のお陰です。

 


誰にでもあるミッション:インポッシブルな出来事

2018年08月06日 12時30分01秒 | 日々のこと

ミッション:インポッシブル/フォールアウト

あの映画の中で、今や上部組織にCIAをいただき、ベテランエージェントでありながら

お目付け役の腕利きエージェントと作戦をともにしないといけないという一般の人の様な

組織の悲哀というか、エースとして誇れる実績も現実の困難さは耐え難く襲ってくると

いう感じの展開ですが、降下後トイレでの大乱闘など最初の話からすると簡単にすれ違いざまに

注射するからね、そうすりゃ飲み過ぎたパーリーピーポーの出来上がりと実に簡単そうな説明が

格闘シーンで二人対ひとりなのに相手は全然ひるまないばかりか結構強いと思わせる頑張りを

見せ、注射を要求するハントに対してウォーカーはパソコンで殴って気絶させるという策に出る

のです。つまり、このシーンはエントロピーの増大でもう不可能、元に戻せないという困難化の

極地なのにハントは冷静で、マスクをあきらめて仲介者に会うというのです。

 

こういう簡単なはずの計画とかいつもの仕事が、関係会社や上からの命令で同行した人の行動で

台無しになり、本来なら簡単で自分でやればすぐできこともその連れの人のために厄介なことになる

という経験は誰にもあるものです。

 

それどころか日常に解決不可能な問題というのはいくつもあり、最初から手付かずだったり、

夢の計画と化していることとか解決不可能なミッションのひとつやふたつはみんな持ってたり

経験しているのです。

 

こんな困難な世でも降りかかる災害にも人々は何もできずに受け入れるしかないかのような

連日の猛暑も意外と簡単に解決策はあるのです。

 

この暑さわざわざ毎日のニュースでためらわずに冷房を使用してくださいとまあご丁寧

に呼び掛けてくれています。

 

こんなに暑いのも地面にアスファルトで覆いコンクリートの建物をいくつも建てたことに

よるのです。

 

よく最高温度の例で地名が出る秩父ですが、先日の移動の際見たら車の温度計は43度でした。

 

こんな日はうちの中にいても冷房に電気を使うだけです。

 

打ち水をしろとか言われていますが、山の木陰に入ってみてください。

それまで汗がだらだらと出て息苦しいくらいの暑さも一気に涼しく

気持ちのいい空気に夏は木陰で過ごすという快適な方法があると知る

ことができます。

 

よく走りに行くミューズパークも一度木陰に入るとその涼しさにびっくりし

その気温の差が木陰の魔力と森の力に自然の力を感じるのです。

 

緑のない環境で生活してしまうとその癒しの力と木陰の涼しさも知らず

やまにいっても暑いだけなどと思ってしまうのです。

自然と共生などといいますが、日本食は微生物の力でできる食品が多く、

その力と冷蔵庫などない時代から保存食とか命をひさぐものを知っていた

人の知恵というか自然の恵みを忘れてはならないと思います。

つまり一番困難なミッションとは健康に生きるという当たり前のことであり、

それは水を大事にし自然を守り自然とともに生きることだと感じるのでした。

 


ヘルプディスクで救われる

2018年07月27日 09時26分22秒 | 日々のこと

パソコントラブルというのは誰にも突然にやってきます。

突如電源が入らなかったり、突然フリーズしたりこの暑さで

機械も熱トラブルが増しています。

 

当家の端末の一つが突然ロックがかかるというトラブルに見舞われたのは

火曜日の事で、これは諸々私の生活にも大きな影響を及ぼしました。

 

かつてこのよう突然ロックしたりフリーズした場合、パソコンにつなげて起動すれば

リカバリーできたのですが、今回はアクティベーションロックという今までにない

形式のもので、パソコンにつないでもその画面がパソコン側に出て、IDとパスワードを

求めてきます。

 

しかし、普段このIDやらパスワードなどは入れたことがなく、最初に起動させた時に

何を使って何をパスワードにしたのも遠い過去のことで当然覚えていません。

 

それになぜ突然今更ロックされたのか、ネットで調べてみると他人に盗まれたときに

データを守るためなのだとか。

 

設定でiPodを探すをオフにしろと書かれていますが、もうロックされているのでそんな

ことできません。

 

じゃどうすればいいのとなり、とにかくIDとパスを探りますが、そもそも知っているIDを

入れてもそれはIDではありませんと出てしまいます。

 

なぜそうなったかを考えると実に簡単でこの端末を買ってからメールアドレスもネット接続環境やら

契約やらの変更で何回か変わり、使わなくなったものがずっとIDとして登録されてしまっていた

ことによります。

 

そもそもIDが常に必要になればメールアドレスの変更とともに変更もしておきそうなものですが、

実際普段は全く使わないのです。私のメールアドレスはお店用の物なので変わりようもないもので

プロバイダのメールサーバーは脆弱で使う気になれず、最近は新しいサーバーの利用を考えたり

回線を変えようともしています。

 

そもそもタブレットは家族が専門に使っていてその管理もしていませんでしたが、天気予報とか

たいしたものを見ていないとのことだったのでそのままでした。

 

でも使えなくなると厄介で復旧にあたったのですが、ネットで見る解決法ではどうにもならず

面倒なので新しいのを買おうかとみると336ドルとか直ぐ届くという割になぜか面倒な手続きも

あり、これは他社のタブレットでもよいかと思われてきました。それなら数千円であるのです。

 

そもそも新しいネット回線にタブレットが付いてきたりするので、わざわざ買わなくても

よさそうなものです。

 

そう考えると今どうにかするには何が最良か考えると通信環境から考えた方がいいかと

auとかパソコンの通信の会社とか電話してみるとアクティベーションロックのところで

何か避けられるかのような扱いになり、みんなアップルストアに聞けとそっけないのです。

 

ネットでさらに見ると世の中アクティベーションロックの状態でネットで売りに出されたものを

買って警察に届けて盗品ではないという手続きをしているところですなどというものやみんな

おてあげ状態というものであふれているのです。

 

面倒なので三万で新しいのを買えば次の日に届くので一番早く復旧出来て平和な状況にもどる

最速で最短な解決かと一時は思いました。

 

まあ考えたら盗まれたタプレットが簡単にリセットできたり、前のIDやパスワードを

知らなくてもリカバリーで再起動でまっさらの状態に戻せたらそもそもロックの意味がない

ことになります。

 

ここは正しくヘルプディスクに対応していただこうと連絡することにしました。

 

そもそも通じもしないメールアドレスをIDとして放置してロックしてしまうシステムに

問題があるでしょう。それに解決法としてお互いの秘密の暗号キーをそれぞれ登録して

おいていざとなればそれを使いアクセスできるようなパスワードの管理をしておらず、

旧態のメールアドレスイコールIDというスタイルとそのパスワード管理が古すぎるように

思います。

 

今では、他のsnsなどのIDで本人確認できたり、それをもとに本人確認とパスワード復旧を

してくれたりしますが、頑なにパスワードの質問を入れろとか本人確認ができたから解除しますとは

ならず、あくまでユーザーにパスワード解除をさせようとさせます。

 

このヘルプディスクの形式とIDやパスワードのシステムなどどれだけプライバシー保護になって

いるのか疑問に思いましたが、ヘルプディスク自体は他の会社のたらいまわしに会ったり長い

待ち時間もなくネットから申し込むとヘルプディスクからすぐ電話がかかるという親切な対応で

ヘルプディスクが解決まで最後まで対処しますので安心してくださいと言われるとあれこれは

他の会社と違うなあと思ました。

 

それにこのタブレットを手に入れたのもかなり昔のことでそれにウィンドウズなどだともう

OSはもうサポート終了しましたとなり、いつまでそんな古いの使っているんだという感じなのに

対してこれはずっと使えてまだサポートまでしてくれるというすぐれた対応の様な気がしました。

それもフリーダイアルで延々と待たされることもなく向こうから電話がすぐかかってくることや

新しい体験とこれが本来のサービスかとも思えます。

ただ、本人確認ができましたと言っているなら現在ネットでつながっているタブレットのロックを

解除し新しいコードを送信してそれに基づいて新しいID登録とパスワードを設定する画面に飛ばす

ようにしてもらえればより速い解決になるのにあくまで自身の手でロックを解除させるのはシステム

として旧態すぎるのでは、もしくは裁判沙汰を避けるということでサービスがないがしろになっている

という面も感じます。

とまあこのごたごたで損失は大きく、その解決がマンパワーでの電話のやり取りという久しぶりの

電話であれこれ伝えてネットでつながっているパソコンがあるのに何を馬鹿なことをしているのかと

いうアナログなヘルプディスクに救われる体験をしました。

 

これも会社の特質なのでしょう。普通ヘルプディスクなどと言っても延々と時間ばかりかかるシステムで

解決に至らないというのは今までいくらも経験しましたが、本当に解決できたという点では救われた、

助けられたと感じられます。

それなのにそもそもはなんで盗まれてもいないのにロックがかかったりしたんだというとこは謎で、

まあそのもとになるipadを探すはオフにしました。

 

24で最初娘のキムのパソコンのパスワードを解除するシーンが出てきますが、もし32ビットの暗号化キー

ならスーパーコンピューターでも解除できません。ただし,年寄社会なので忘れましたとか入れ間違いとか

これに伴うトラブルは増える一方なのです。

 

電話などは生体認証で一瞬で解除などとなり、余計昔のパスワードなど解らなくなったりと実に面倒な

社会なのです。

 


魚屋の危機

2018年07月16日 09時13分40秒 | 日々のこと

ここのところ気が付けば、いつもあった不動産関係の依頼とか

特殊ケースで複雑なケースの処理とかわざわざ指名して調査から処理まで

取り組まねばならないという困難なそれでも一番得意とするケースの

相談や解決に協力するということがめっきりなくなり、世の中

余分な田舎資産などみんな簡単に更地にして処分されてしまうように

なってしまったかという空き地ばかりが目立ち過疎化に拍車が

かかる事態は結構なスピードで進んでいるようです。

 

主な依頼先である金融機関も資産より投資が重要とその処理の

速度もかつてと取り扱いが変わったようです。

 

依然動産に関しては、何でもかんでもガラクタ扱いでときに

ゴミ扱いで一遍に処理され、芸術的価値とか収集品としての

骨董的価値などというのは一向に考慮されないようです。

 

もちろん名のある美術品などは目先の速い人たちにより一足先に

運びされていることが多く、建築物的な価値などは今では手に入らない

床柱なども全く価値など判断されません。

 

もっと古い建物や建築様式に価値と再生流通する制度がないと

いけないといつも考えています。

 

さて、この暑さの中、思い出すのはこの季節に食べたくなる食べ物です。

夏といえば、鱧とかすっぽんとかドジョウとかウナギとか色々ありますが、

なかでも食べなくてはという思いが強いのは岩ガキです。

 

これは家族と毎年出かけた千葉の海で出会った季節の味覚です。

 

最初カキはrの付く月に食べられるというのは英語の授業で最初に

聞いた言葉です。ちなみに12月から4月が旬とされています。

確かそれ以外は身に毒を持つと聞きました。だから食べてはならないと。

 

昨今は、冬でもノロウィルスの被害が喧伝され生食は敬遠されがちです。

 

さて、そんな食害のイメージの強い生食のカキですが、夏ともなれば

余計食中毒とかO157とか冬の食害よりも死に直結するだけに余計避けられる

ようなイメージですが、それにも増して毎年出かける千葉の海で出会った

味覚の数々は、そんなことを気にせず口にさせる魅力に満ちていました。

 

夏には食べてはいけないはずのカキが生で食べられるという驚きとともに

冬に食べるカキよりも実が厚く濃厚でその味はとにかく病みつきでした。

それだけでなく、大きなハマグリやすしなど美味しい物が沢山溢れていた

のです。

 

すしなどは銀座で食べた高級寿司よりも素朴でスーパーの店頭にあるような

平凡な見てくれながら、一口口にするとその魅力は銀座の高級店の寿司も色褪せる

そんなそこに出かけてこそ味わえるものでした。

 

そんなわけで、家族で海に出かける習慣のなくなった頃でもたまに夏に千葉に行き

美術館と食の旅をしたものです。

 

私にとって岩ガキといえば九十九里の浜辺なのです。

 

秩父市民にとって海といえば長らく鯨波だったことがあります。

 

私も千葉の海に通う前は市が開設したキャンプ場によく行きました。

当時関越道が開通して、日本海も日帰りできると鯨波の人気も

いや増しました。新潟といえばカニでそれを安く売る魚のアメ横と

いうのがマスコミに取り上げられ人気スポットでした。その中心に

あったのが角上魚類でその後、関東方面に店舗展開して来て寄居の

あたりにもかつては店がありました。所ジョージの世田谷ベースでも

取り上げられかつて私の通った会社の近所の店にロケに来ていました。

 

岩ガキといえば千葉だった私に久々千葉まで足を延ばそうかと思わせたのは

ここのところのどこも出かけていない感が高まり、そういえばお出かけ依頼

が減っているということやどうしても行かなければならない事情の減少に

ちょっと危機感を抱いたのとたまたま見たツィッターの寺泊魚のアメ横で

岩ガキを食ったという投稿です。それを見たら千葉に行くより簡単だし混まないで

行けるぞと思ったのです。さてそうすると新潟の諸々のやらずにとっておいたことや

かつての思い出のところなど訪ねてみたいところも浮かんできました。

それなのにいざこの連休の時に出かけようとしたらあまりの暑さに混んだところに

出かける気になれず、新潟に行かなくても角上はあるじゃんと単純に思い、

所沢の所ジョージが行った店に行けばいいんだ思い、一応電話して岩ガキが

あるか聞くとしばらく待たされた後にありますというではないですか。

結局、はるばる高速代をかけなくても所沢の角上に行くだけで岩ガキを

味わえたのでした。

 

行ってびっくりしたのはその寂れた感じでした。

もっと人でごった返した店内を予測していたのですが、かつての新潟の

角上の人混みと威勢のいい店員の声のこだまする店とは違い、ただの鮮魚

売り場だけのスーパーです。

 

秩父にもかつてはこういう鮮魚店がいくらもあり、スーパーの鮮魚売り場も

美味しい魚が沢山ありました。それが今では鮮魚店はなくなり、スーパーの

鮮魚売り場も生きた魚などいないみんないつ開いたのかわからない魚だらけと

なってしまいました。

 

角上はもちろんカキは生きたままの物をその場で開けてくれます。

 

こういう鮮魚店が寂れてしまうのは文化の衰退のように感じます。

秩父も魚屋がなくなり、急に高齢化や過疎化が目立ちだした感じです。

老舗のデパートとかスーパーはまだありますが、チェーン店でない

地元のスーパーが姿を消しだした時に町の魅力や住む価値も半減し

てしまったのです。

 

それなのに秩父にはお祭りは残っているという変な町になっています。

お祭りより鮮魚店がなくなる方が先というのがショックで何も成す術も無くと

いうのは多発する災害の増えた状況と似ています。


旅ラン10Kにひとこと

2018年07月12日 10時54分51秒 | 日々のこと

つるの剛士の旅ランが昨日放送され走った場所が秩父でした。

全然そんなの聞いてないよ状態でしたが、気になったのはその

10Kをどう設定したかです。

毎日10K走る身としては、秩父で快適に10K走るのは難題であり、

まして秩父の魅力を感じながら走るとなると歴史とか自然と限られて

来ます。昨年ブラタモリが秩父を訪れ、秩父と長瀞を地学的魅力で

紹介しましたから、そのジオ関連の歴史や自然は使えないことから

タレントの個性から考えてうんとミーハーな町話題をさらうことに

なるのだろうことは予測されました。

 

ただ、10Kも街歩きできる距離はなく、ただ街道を映しても絵にもならない

ということで何が出るのかというのは興味を持ったわけですが、こういう番組の

前には色々とリサーチが入り、企画段階で色々な団体が動いて何らかの情報が

入るのに今回はブラタモリの時の様な仰々しさもアイディアを求められることも

なく、テレビの予告で初めて知る出来事でした。

 

その気になるコースは公園橋の向こう岸から始まり、絵的にはやはり一番絵になるところ

から始まりました。しかし、いきなり荒川に降りたり実際に走ったことのある自分としては

あれは相当な苦痛だったろうなと思います。その苦労はちっとも画面からは伝わりませんが、

秩父神社に着いた時に今までの番組ではないような汗がだらだらと滴り落ちていたことから

口には出さないもののバテバテだったことは予想されます。

 

表情にその苦しさをにじませずに淡々と観光案内的な秩父神社とその参道の店々を案内する

のはかなりの体力と忍耐が必要だと思います。ただ、文化的背景とかただレトロな街並み

だけということだと映っている田舎の風景もやはり食い足りないそんな印象です。神社の

説明をした人も役不足でおざなりで最近やり出した水出しおみくじなどをすすめるなど

薄っぺら感が満載です。

 

その後に出た秩父銘仙のギャラリーなども今では秩父にきても銘仙なんか買えませんと

宣伝したようなもので、実際に広めようとしている人たちや秩父銘仙の販売する人たち

からするとすこぶる不都合な物言いだったと思います。

 

ただレトロな街並みでいい感じだという紹介もよいですが、歴史的背景とかなぜホルモン屋が多い

とかそんなところも紹介すべきところで、今でも残る織物工場の波屋根とか紹介して、走る上で

そんな街中に残る銭湯などはぜひ紹介してもらいたいポイントです。

 

秩父で走っても西武秩父駅に武甲山を望む露天風呂があるとかこの暑さで帰りはさっぱりとして

帰れるところも紹介するのが旅ランでは重要だと思います。秩父は日帰り温泉も旅館の日帰り入浴も

受け付けており川を渡る橋を走る爽快感とかもっと感じられる喜びについては紹介不足な感じです。

さらに、羊山ではせっかく武甲山の下の芝桜のところを走ったのに何のコメントもなく、羊や馬が

いるところもまるで説明ないのです。

 

唯一の成果として棚田にホウネンエビがいるということは私も知らなかったのでこれはひとつ

へーといえることでした。よく、吉田の田んぼにカブトエビやホウネンエビがいるというニュースは

聞き、これはいつか見に行こうと思っていましたが、意外と秩父のどこの田んぼでもいるのかと

思った次第です。このエビの姿は私の子供の頃雑誌の付録などで人気になったシーモンキーと

同じようなすがたで昔の記憶につながります。

 

昔はどの田んぼでもいたザリガニやタニシ、ドジョウにゲンゴロウなど今ではなかなか見つからない

ものになってしまいました。

 

未だにお祭りなどは各地で行われますが、そんなものより自然の営みがだんだんとみられなくなる

現在、守らないといけないことはたくさんあると思いました。

 

 


詐欺と穢れ

2018年07月02日 10時48分43秒 | 日々のこと

ガソリンは今月に入れば安くなると思ったら

イランからの原油を禁輸せよとの米の要請があり、

今後もまた不透明とのことで高止まりです。

さらに各国の貿易戦争のような報復関税により、

本来の自国内の生産維持と国内雇用を維持するためだった

関税アップが実は工場の移転を促すことになってしまったのは

トランプ政権の的外れ時代遅れ的思想によってできたことです。

日本はEUや中国のように直ちに報復関税を実施ということも

言いたいことを言うということもないような有様にいらいらとさせられる

ばかりです。

 

最近は科学の発展により、神事とか信仰とかなおざりにされていますが、

実際、中世の異端審問のように科学の発展で聖書の教えと違う事実や

宇宙の成り立ちや星の軌道まで計算で説明できるようになってきました。

それでもまだ人々は信仰を持ち、宗教行事や宗教団体に金を払い、それに

ついて信じていなくてもそれを詐欺としないなど法と神事についても

科学的考察をするようになっています。

 

近頃パワースポットとか聖地巡礼とか何かと話題になり、特別な日に特別なお守り

が授与されるとか色々話題になります。現実から見れば未だに聖書に書かれていることが

すべて真実だとする原理主義の人は多く、世の軋轢にもなっています。

しかし、それは殺しあっても守らなければならないことなのでしょうか。

日本人は古くから色々な宗教やら神を受け入れ習合し、独自の世界観を持つと

言われます。クリスマスを祝い仏壇と神棚を飾り、教会で結婚式をしたり

と節操がないようにも映ります。裁判の時に米では神に誓ってと聖書に手を

乗せて誓わされて宣誓して証言を行います。すべての人がキリスト教を信じ

聖書が正しいという前提で行われる行為もそもそもそれを信じていない人には

公平な裁きなのでしょうか。そしてもうひとつ、聖書原理主義の人が良く

攻撃するダーウィンの進化論ですが、サルから進化したというのは違うと

激しく攻撃されてきましたが、なぜかメンデルの遺伝の法則については

言及されることはありません。ダーウィンの適者生存や自然の競争という

ものが聖書に合わないと攻撃されたのであればメンデルの法則もコードでなく

神の意志を唱えなければなりません。

一方私は宗教者というものはとかく詐欺的なものと事あるごとに批判して

きましたが、今回の茅の輪くぐりは秩父にもあったという事実に驚き京都で

行われているようなくぐり方をしてみようと思ったのです。

つまり、神を信じるとか穢れを落したり、半年無事にこれで過ごせるとか

信じる事でなく、何十年も住んでいて初めて知った行事をただやってみる

ということです。言い訳的に記しておくと神社とはもともと穢れなどを

避ける神域として特別なものとしてあり、それを拝むのは自らの穢れを

晴らすという晴れの信仰だといいます。お賽銭も現世利益としてお金を出す

のではなく、お金を貯めるというのは知らずに穢れを貯めることで、それ

避けるためにお賽銭を出すのであり、利益を金で買うためではありません。

しかし、最近はやっている特別なお守りだったり、神社の御朱印なども特別な

御朱印とかどんどんエスカレートしていく一方です。

中立的なところで一度リセットするというのは考えとてして正しいと思います。

それと長年知らない初めてのことをやるということに意義があると宗教心とか

まるで関係なく、素朴に地域に生きるということで茅の輪をくぐりました。


ERをみていて

2018年06月27日 12時04分22秒 | 日々のこと

テレビの話題が出たところで最近気になったことを書いておきます。

キャッスルニューヨーク事件簿のベケット役のスタナ・カティックですが、

ERに出ていたのでびっくりです。六年間意識が戻らない患者として緊急救命に

連れてこられたのですが、まさかの覚醒となり、入院して治療していたのですが、

よくみるとスタナ・カティックだと気が付きびっくりして役名を確認して字幕を

調べたりしました。というのもはっきり彼女だと思ったもののよくみると目の感じとか

鼻の形が違うのです。調べるとやはり出ていたというのは確認され、あらためてこの

ERには総花的にその後活躍する人やハリウッドのスターやピッペンなどスポーツマンまで

色々な人が出ていたと感心するのでした。テレビ話題でもうひとつついでに書いておくと

サッカーワールドカップ予選のD組のアイスランドが最初すごい話題になり、小国なのに

まさかの活躍と取り上げられました。そして、アルゼンチンの不振とかイタリア、オランダの

敗退とまさかの事態もありました。このD組でもクロアチアに最初に失点させたアイスランドの

活躍はバイキング・クラップと呼ばれる独特の応援方法などとともに印象に残りました。


睡眠と添加物とskiTV

2018年02月26日 13時47分01秒 | 日々のこと

長年懸念としていたスキーの上達にコブを華麗に滑ると

いうのがあり、それさえできればすべて解決のように思い、

あと少しでそれが一山超えて次の展開に辿り着けるのではと

思い出したのが昨年のガーラでの滑りでした。

偶然見つけたテレビ番組で丸山貴雄のインプレッションにより

自分の求めているものを見せてくれたようなイメージを受けました。

コブの練習ではとかくズルズルとずらしてコブを越えコブの頭頂部

つまり平らなところで立ち上がってエッジを切り替えまたズリズリ

とずらしてドンと滑る所謂ズルズルドンの導入を提示する雑誌やら

スクールはやらはたくさんあります。しかし、これではコブは滑れないと

いう事実はあまり知られていません。春のグサグサで大きなコブなら

これでコブを辿ったり、コブの谷に降りないその上だけ滑るバンク

滑りなどをやりコブが滑れたように錯覚させる人たちにより最近は

春に現れるコブもハーフパイプのようなものになっています。

しかし、それが下まで通しで滑れたとしてシーズン最初のラインコブに

なると飛び出してしまうということになります。これは結局伸びあがってエッジを切り替えるのは

よいとして、次の外向傾で滑る、外足に乗って足首を伸ばさないなどの基本形ができていないと

結局小回りの発展形であるコブは滑れないのです。逆に小回りがしっかりできる人はコブでも

滑れるのです。昨今カービングターンなどといい尻の下から板を出して極端な外向傾で滑ったりして

アルペンスキーヤーのターンを気取る人たちが小回りの練習をする人を見下して自身のスピードを

誇示したりしていますが、草津の青葉山の斜面では小回りでも大回りで降りる人でもそう大差はなく

降りられます。ゲレンデでは小回りの練習を繰り返しする人よりスピードに乗った大回りの人が

圧倒的なわけで春になりコブをやろうということでもそれではキリギリスがアリに頼るのと同じで

もはや遅しなのです。そこでズリズリドンで降りられるなどと甘言でビデオの購入やスクールの勧誘が

数多あり、ネットでも動画サイトにあふれています。あのたまたま発見したskiTVなども前回の軽井沢の

回など予約し忘れたのですが、動画サイトで全部ではないものの見ることができました。それによると

アリエスカは最大斜度30度でかなりの難斜面と紹介されました。前回ここを滑った感じでは癖もなく

堅く締まっていて滑りよくただ短いのであっという間で、リフトは旧型で遅く、繰り返してもぜいぜいと

呼吸が荒くなることもありませんでした。青葉山もリフトは遅いのですが、下まで滑ると呼吸が上がり

天気がいい日だと汗が出ます。天狗の壁でさえ最大斜度28度で数字だけだと草津より軽井沢の方が上の

ようですが、コンパクトで多彩の斜面があり交通の便が良い軽井沢はお手軽な練習場であり、これは

番組で取り上げた通りで、温泉と高級リゾートとしてはまあ利用するまでもないということに変わりない

のでした。まあネットというのは便利なものでこの間から気になっていた睡眠用健康食品のグリナなども

お試しキャンペーンもネットから申し込みしました。かつてコンビニで買う食品にはこのグリシンが

よく使われていましたが、その食品添加物が今話題の睡眠系サプリになって、今すごい宣伝量で売られて

います。どの程度の効き目なのか試してみたいと購入したものの食品添加物として表示義務があるものが

今度は体に良いものと言われてもなんとなく抵抗感もあります。ネットで副作用を調べると一日に3Kとると

中毒による劇症症状がでるとあります。コーヒーのカフェインと同じで量を間違わなければ良いという類

のものです。お試しで購入してから色々と割引コースなどの定期購入を促すハガキやらメールやらが来ますが

グリシンはうま味調味料としてキロ単位の通販があり、個人でも購入可能です。となれば健康食品屋さんから

買わなくてもいいことになります。ネットでざっと調べてすぐわかることなので今の売り方がよいのか

使っている広告宣伝費や広告の仕方より、量販店やコンビニでも買えるサプリとして店頭に並べた方が売れるの

ではないかと思いました。


関数について

2018年02月13日 14時04分36秒 | 日々のこと

確定申告の時期で色々と帳票を整理していてふと昔のファイルを開いて

改めて昔作った帳票の自動化を使ってみました。

気になった関数についてなんでそんなもの作ったのかというものがあり、

改めてコード等見直してみるとああこうすればよかったんだというものを

見つけました。

実に二十年前のコードです。

その頃のことも懐かしく思い出しました。

今では見かけなくなったロータス123とか当時使っていたソフトも

なつかしく、当時実現しようとしてもどうしてもできなかったことなども

今では簡単にできたり、すでに誰かが作っていたりで自分でやる必要もなく

ただ、確定申告の度より自動化してexcelのシートなども色々作ってみました。

昔から色々なプログラミング言語に親しみいろいろな文書も作っては何か

独自の機能とか工夫をついつけたくていろいろといじってきたのですが、

あの当時は、dosからwindowsに移り、それもやがてネット上ですべて解決

するといった感じで、今ではofficeソフトが最初から付いているパソコンも

珍しく、互換ソフトを使う人が多いようです。そういったものだといくら互換

とはいえマクロまでは動かないので今まで作ったファイルも動かないのです。

昔マクロまで作ってやった作業に四捨五入があります。

これをユーザー関数として自分で作ったのですが、わざわざ作ったのは

表計算ソフトの関数roundでは望む値にならないためにわざわざ作った

のです。ですがこれが簡単に望む値にできることを発見しました。

そもそもマクロとかプログラムする上で面倒なのは数値の型をそろえたり

位取りをしっかりと型にするなどやたらと厄介な問題があり、いろいろな

テキストや雑誌などの例をそのまま打ち込んでもその通りにならないという

ことがよくあります。

その原因がほとんどが位取りだったり、値の形なのです。

四捨五入もセルにroundを入れて計算させると答えが変わってしまうという

現象も答えを求めるときに最後に四捨五入しないと望む答えにならないので

マクロで処理したのでしょう。それも今考えると簡単に解決できるのです。

それもマクロや自分で関数まで作らなくてもいいのです。0.5を加えて

int関数を使うだけでいいのです。そんな簡単なことに気が付くと当時の

日にちを数えて日割りで色々と清算する文書も計算式で解決できるのでした。

なんと力ずくなプログラミングをしていたのかと今更発見したのでした。

これによりもろもろの案件が実は数値計算と互換ブログラムのシート上

だけで解決できてしまうので改めて色々作れることにつながったなあと

思いました。昔はいろいろなアルゴリズムをどうプログラムに組み込んで

独自の計算処方を実現するかに普請をしていたのが、簡単な数値処理で

解決できるのをみると既存の関数との組み合わせに新たな可能性をみる

のでした。


テレビの貧困

2018年02月04日 23時56分53秒 | 日々のこと

skiTVの内容のすばらしさに改めて感動し、なんでスポーツ量販店に行けばスキーコーナーが現在ないような状況ながらテレビでこのようなスキーの番組ができているのかという不思議な感覚があります。それだけ内容は素晴らしくどんなものを望んでいるのかよくわかっているなと感心するのです。他のテレビでアド街ック天国という番組で以前野沢温泉を取り上げていましたが、その内容の薄さとスキー場の映像もちっとも魅力ある映像に映っていなくてただの山の中の田舎町にしか見えない全体の雰囲気でこれではだれも野沢に行きたがらないだろうという感じがしました。なぜ全員スキーをしてロッジに集まった感じのイメージにするとか現地感が出せないのでしょう。映像もやっつけで撮ってきたようなつまらない滑走シーンで魅力がパウダーということなのに映っているのは整地の滑走でとても面白そうなゲレンデには見えないのです。私は野沢は何度も行って滑っているのでゲレンデの広大さもコースの面白さも知っていますが、それを映像でどう見せればどう感じるかも解るだけに番組の質の低さにがっかりでした。この番組の唯一他の番組と違う良さは入浴シーンだけなのでした。さて、その入浴ということで私の好きな番組で清水邦明の湯の町放浪記というのがあります。もう何年も新作が出てなかったのが久しぶりに二時間スペシャルで新作をやりました。しかし、それがテーマと出演者のミスマッチを露呈して見事に番組の趣旨と製作意図の齟齬をきたしていました。出演者の知的センスというのはかねてから懸念を持っていてかつて清水邦明とゲストででた原田伸郎が温泉についての会話で原田がどこの温泉がどうだったか聞いたら清水の答えはあまりに行き過ぎてどこがどうだったか覚えてないという衝撃的内容だったのです。あんた何のために温泉放浪しているのという落魂たる元も子もない感じに陥った瞬間でした。で、今回のテーマは東北の温泉地を周るそれも雪景色の中テーマが青森が太宰治であり、岩手が宮沢賢治とベタながら正統でゆるぎないテーマなのです。この文学の人のゆかりの地を行き温泉を辿るのに一言もその文学に触れることも語ることもないというのはまったくのダメ作品であると私には受けるし、せっかくのテーマもくそもなく何のためにテーマとしたのかは有名だからというだけに過ぎないというテレビ的なミーハー趣味にがっかり以上のものを感じるのでした。出演者が皆太宰作品や宮沢賢治作品を読んでいないのは当然、興味すらないのも明らかでいつも調子で温泉に入り旅館の朝飯を食べてみせそれだけでした。私は温泉も宮沢賢治も好きですし、人間失格もつい最近読んだばかりだし、いろいろと作品に触れてほしいし、宮沢賢治が作品に込めたものを現地で考えてみるとどんな感じかというのが見てみたかっただけにもっと知的な会話があってしかるべきものがコントのようなバラエティ色しかないのは残念でした。かつて清水が東北で横笛作者とあったとき、やはりそこは元ミュージシャンらしく横笛を奏でて見せて只者でないことをさらりと示し好感を得たので、今回津軽三味線館での対談の時にもまたそんなシーンが見えるかと思いきや今回は三味線を鳴らしても素人同然のただのじじいにしか見えませんでした。製作者の意図とか知的水準とかやはりもっとこれからレベルの高いものを作らないと視聴者を馬鹿にしたようなものばかりではいけないのではないかとつくづくと考える最近のテレビ事情なのでした。


教訓生かされず

2017年12月26日 10時15分11秒 | 日々のこと

今まで年末業務と月末業務が重なり、棚卸と確定申告の準備等ずっと忙しい日々なのですが、かつては大掃除してあとは温泉とスキーの年末年始という過ごし方が多く続いていたのをもう自由業であるので年末の高いホテルに泊まる必要はないと気づき、年末の大掃除も何も忙しい時に大掃除することもないということに思い至り、毎月掃除するようにしてまとめて掃除というのはやっていませんでした。ところが今年はなぜか大掃除をまたやってしまい、昨年年末の草津にはいかないという教訓を得たのに今月16日にオープンすると今年は本白根の壁さえ早々に滑れるようになり、今年はなんかよいぞと思えてきて年内一度行こうかと計画し、また今年も家族の予定はつかないまま一人でホテルを予約してしまいました。すると寒波とか爆弾低気圧の影響で草津はまたロープウェイ運休が続き、そうすると今滑れるのは下山移動の様な緩斜面しかなく、これではわざわざ泊まって滑るレベルではないのです。それなのに年内は何の割引も受けられずというまた昨年と同じことをやることになりそうで、昨年の経験は何だったのかという感じです。早く風がやんで本白根の壁に立てるのを願うのみです。


三点書きに飲まれるな

2017年11月06日 09時52分27秒 | 日々のこと
側近も次々にやめてしまう周りは敵ばかりの
米大統領トランプ氏が来日しました。

いきなりゴルフして豪華鉄板焼きレストランでディナーと
何しに来たのというような行動ながら誰もこれについては
文句をつけずにどんな店に行ったとか食事の内容とか今までの
大統領との差を書き立てています。

今までの例はよく記憶に残っていてレーガンの日の出山荘とか
ブッシュの焼き鳥屋、オバマのすきやばし次郎などそれぞれ
個性が出ているなあという印象ですが、今回の鉄板焼きレストラン
なんて高いけどまあ一般の人がいけない店でもない豪華で高級感
があるだけで日本らしさもないところでイブァンカの行った
高級料亭からすると特別感はさほど感じないところです。

さて、朝のニュースを見ながらそんなことを感じたわけですが、
このネットでの情報をみていて特に感じたのはその伝え方です。

もはやネットも何かすべてパターン化した情報の組み込みの下に
あり、それをたどれば何かにはめられていくかのような画一化を
感じます。

特にツィッターなどでは箇条書きで三点までに絞った書方が
目立ちます。

特に何かを知りたいとか情報をとろうと検索されるのを予想して
何かの攻略本よろしく情報を埋め込もうとしているかのような
この要点書き出し型のツィートが多いのです。

まあそんな情緒のない世界に世の中なっているんだなあと
直ぐにネットの世界を閉じたくなり、やはり朝は紙の新聞と
珈琲だと思います。

旅行から帰った日など溜まった各新聞をまとめて読んでいると
各紙同じ記事を書いていながらその新聞社の質を感じずには
いられません。

記者が直接足を運んで書いている記事と通信社が流した記事を
ただ載せているものではおのずと現場の空気感まで出ているもの
との差が出ます。

その他の記事でも最新の科学と情報に常に接している人間が
書いた巷の話題と一般の老人が会話しているような記事に止まる
内容の物との差は読んでいて受ける感じがまるで違います。

そんな違いを感じるのもネットとの差で新聞による違いがあると
様々な情報に触れる楽しさにつながっていることに気が付きます。

常にネットをチェックして安心している人やテレビだけしか
ニュースソースがない人など最近はそんな人が増えているのでは
ないでしょうか。

くれぐれも適当な三点書きのネットの書き込みなどを鵜呑みに
しないようにと願う朝のひと時でした。




秩父市よ上野三碑に主張せよ

2017年11月01日 10時10分48秒 | 日々のこと
昨日ニュースでユネスコ記憶遺産に上野三碑が
登録されたと発表がありました。

その三碑の一つ多胡碑は秩父に深いつながりがあり、
それについてコメントがニュースには見られませんでした。

昨年、秩父夜祭はユネスコの文化遺産登録が決まったと
多くの人がコメントしましたが、これは日本各地の山車を
使った祭り全部まとめて登録したもので、秩父という特別さ
がとりわけ注目されたわけでもなく、熱く語る人の言葉に
さして共感できるのも感じませんでした。

ところが今回の多胡碑についてマスコミでもネットでも
秩父についてその多胡碑との関連に注目が全くなくこれは
地元からぜひアピールする機会であるのにあまりの無反応に
がっかりしました。

これは去年の文化遺産に続く快挙として秩父を訪れてその多胡碑
に書かれた羊にまつわる旅を堪能するコースを秩父市のホームページ
でも作り、ユネスコ記憶遺産の旅は秩父からという主張があって
しかるべきなのです。

多胡碑に書かれた羊とは、秩父の和同を採掘した渡来人のことで
羊太夫として各地に伝説が残り、多くの足跡があります。

先日もブラタモリで秩父と長瀞をとりあげ、地元の人々も知らない
その世界に誇れる魅力を紹介しましたが、いまだにそのテレビ番組
をみて長瀞に行ってみたいと思ったとか来てみたという話は当店でも
よく聞かれる話で、まだまだ知られていない魅力があるのにという
思いをします。

先日のNHKののど自慢でできたばかりの市民会館から生中継を見ましたが、
ありきたりの秩父の紹介にそんなことだから今の秩父の危機に気が付かない
のだと空寒い感じを受けました。

それを裏付けるように今回の上野三碑についても何の反応もなく
せっかく市長のようこそ市長室へなんてページがあるのに何の
主張もないなんて怠慢にもほどがあるのです。

そもそも三碑まとめて登録という雑駁な登録にその付属する資料と
して纏わるもろもろも登録されなくては本当に石の碑について
古いから登録というだけのものに終わってしまうのです。

同時登録の朝鮮通信使の登録に対しては日韓の団体が333点の
登録をしたのに対して高崎市の登録として三つの石碑を登録に
とどまるのです。

羊太夫の関連史跡として秩父の各地の伝説の地や和同遺跡も同時に
登録されて当然の貴重な資料だと思います。そんな主張を秩父市と
しても公にしなくてはいけないのではないでしょうか。

夏の残り

2017年10月11日 10時24分59秒 | 日々のこと
突如の衆議院解散から新党結成と野党第一党の
民進党の分裂と次から次に起こる政変ですが、
実際の市民生活としてはあまりにかけ離れどこで
何をだれがどうしてるのかの実感もありません。

昨日は体育の日だった日ですが、最高温度が28度
になるという終わった夏がまだぶり返したような
日で、かつての東京オリンピックの日には最高温度が
20度ほどだったというラジオの声にまた温暖化という
言葉ではかたずけられないものを感じるのでした。

さて先日見た『エイリアンコヴェナント』ですが、
『プロメテウス』の続きということで、それでも
すでに何年もたつのでその印象もかすんでいる
なかみたという報告を前回書きましたが、ネットで
みるとプロメテウス後の世界を描いた続編の短編映像が
あり、さらに日本語字幕を付けたものも画像サイトに
アップされているのを見つけました。

そして、かつてプロメテウスで創造主に遭遇して
不老不死の方法を聞くといきなりこんなものを造り
やがってとばかりにアンドロイドの首をちぎって
しまったあのシーンを思い出しました。

その首をもがれたのが今回コヴェナントで遭遇する
デヴィットです。

だから予備知識がまるでないとなんでこいつが
ここにいるのか解らないし、なんでこいつがここにいるの
というのが解る人は逆にプロメテウスを知っている人で
その後の短編を見ないと物語の存続性に気が回らない
のです。

ですが、エイリアンコブェナントととなっていることから
これはエイリアンシリーズであるということで見ている人には
当然エイリアンの1.2のストーリー展開は理解されていると
いう前提があれば、これはリプリーがなぜエイリアンに
出会うことになったのかを知る物語なのだというのは
おのずと解っていることで、それ以上にエイリアン1.2の
流れのアンドロイドが起こす事件とその修正という流れが
まるで同じことやプロメテウスで創造主に出会うけれど
絶望的な答え、もしくは望むものは得られないという
シーンはブレードランナーでも同じようなシーンがあり、
何かの神話でもあったような繰り返し描かれるテーマの
ようでもあります。

つまり、プロメテウスを見てなくても楽しめるし、
エイリアンを知らなくても楽しめる構造なうえに
知っている人には知っている人でさらに楽しめる
ように短編まで用意してあるということなんでしょう。

プロメテウスでは有名俳優が多数出ていたのに
コヴェナントでは主役級の有名俳優がいるわけでも
なく、お金が無くなって有名な人は使えなくなって
セットなどにお金を使ったのかというような感じが
うかがえます。

さて、ここでリプリーがエイリアンに接触する以前を
描いたということだといくつかの矛盾点が見られます。

一番の疑問と違和感を感じるのは、最初に作られた
アンドロイドのデヴィッドですが、エイリアンの時の
アンドロイドより若く格闘能力もあり、それがのちの世代
ははげかかったおっさんであり、それが頼りになる
忠実なしもべ的な活躍をするというのはやはりパラドックス
な構造を感じます。

さらにコヴェナントは移住船という設定で地球はもはや
住めなくなったのでよりよい環境な星に行かなくては
ならなくなったので出てきたと思われます。

しかし、エイリアンシリーズは地球が企業が支配する
星として完全に存在しており、それにエイリアンが
突入してしまうというところで終わっているのです。

エイリアンシリーズはいろいろな監督が撮ってああいう
ことになったので、本家がその元を描くということで
出たシリーズがコヴェナントでまあ屋上屋を架すような
ことになっているのです。

でも、お城の唐破風や千鳥破風がいっぱいついてるの
好きです。五重塔とかも。だから今月のブレードランナー
2049も見に行きます。