King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

秩父市よ上野三碑に主張せよ

2017年11月01日 10時10分48秒 | 日々のこと
昨日ニュースでユネスコ記憶遺産に上野三碑が
登録されたと発表がありました。

その三碑の一つ多胡碑は秩父に深いつながりがあり、
それについてコメントがニュースには見られませんでした。

昨年、秩父夜祭はユネスコの文化遺産登録が決まったと
多くの人がコメントしましたが、これは日本各地の山車を
使った祭り全部まとめて登録したもので、秩父という特別さ
がとりわけ注目されたわけでもなく、熱く語る人の言葉に
さして共感できるのも感じませんでした。

ところが今回の多胡碑についてマスコミでもネットでも
秩父についてその多胡碑との関連に注目が全くなくこれは
地元からぜひアピールする機会であるのにあまりの無反応に
がっかりしました。

これは去年の文化遺産に続く快挙として秩父を訪れてその多胡碑
に書かれた羊にまつわる旅を堪能するコースを秩父市のホームページ
でも作り、ユネスコ記憶遺産の旅は秩父からという主張があって
しかるべきなのです。

多胡碑に書かれた羊とは、秩父の和同を採掘した渡来人のことで
羊太夫として各地に伝説が残り、多くの足跡があります。

先日もブラタモリで秩父と長瀞をとりあげ、地元の人々も知らない
その世界に誇れる魅力を紹介しましたが、いまだにそのテレビ番組
をみて長瀞に行ってみたいと思ったとか来てみたという話は当店でも
よく聞かれる話で、まだまだ知られていない魅力があるのにという
思いをします。

先日のNHKののど自慢でできたばかりの市民会館から生中継を見ましたが、
ありきたりの秩父の紹介にそんなことだから今の秩父の危機に気が付かない
のだと空寒い感じを受けました。

それを裏付けるように今回の上野三碑についても何の反応もなく
せっかく市長のようこそ市長室へなんてページがあるのに何の
主張もないなんて怠慢にもほどがあるのです。

そもそも三碑まとめて登録という雑駁な登録にその付属する資料と
して纏わるもろもろも登録されなくては本当に石の碑について
古いから登録というだけのものに終わってしまうのです。

同時登録の朝鮮通信使の登録に対しては日韓の団体が333点の
登録をしたのに対して高崎市の登録として三つの石碑を登録に
とどまるのです。

羊太夫の関連史跡として秩父の各地の伝説の地や和同遺跡も同時に
登録されて当然の貴重な資料だと思います。そんな主張を秩父市と
しても公にしなくてはいけないのではないでしょうか。

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