ナイト ミュージアム エジプト王の秘密

ロビン・ウィリアムスの遺作となってしまった『ナイト ミュージアム エジプト王の秘密』をIMAXで観てきました。
★★★★★

一人で観ても、カップルでも、子供を連れて観ても、安心して楽しめて歴史にもちょっと興味が持てる良いシリーズの最終回だっただけに、ロビン・ウィリアムスの死が水を差すというか、彼自身も演じた蝋人形の刹那的な部分に共感し過ぎてしまったのかななんて感じてしまいながら、ある意味余計な感情移入をしながらの鑑賞になってしまいました。
今回の舞台は大英博物館だから、ベン・スティラー以外のキャストは今回も前回以上に出ないと思っていたら、レギュラーキャラクターはみんな一緒に渡英して、当然ロビン・ウィリアムスも出ずっぱり。
いつもと変わらない元気な姿で、まさに魔法で甦ってスクリーンに映し出され、観客にメッセージを残して逝かれたような気がしてしんみり…。

レギュラーのチョイ役で登場していた３人のおじいちゃん（超大御所コメディアン）のうちの一人、ミッキー・ルーニーも、この映画の撮影後にお亡くなりになられたそうで、エンドロールでは完全に最終回と言う感じのメッセージで締められています。
本当に残念で勿体無い。

辛気臭い話ばかりを書いてすみません。映画好き以外には興味の無い事ですね。
映画の中身はと言うと、今回は石版（タブレット）の魔法が解けてしまいそうなのをなんとかしようと、アクメンラーの両親が展示されている大英博物館に向かいます。
笑って笑って驚いて、ちょっとしんみりさせて心が暖かくなると言ういつものパターンが、慣れないロンドンでさらにパワーアップされ、シリーズイチ面白くて、この春休みイチ誰にもお勧め出来る映画に仕上がっています。

ネタバレ
前回は他の映画のキャラクターの人形に命が吹き込まれて登場すると言うサプライズが有ったけど、今回はヒュー・ジャックマンが本人役でいじられまくった挙句、ウルヴァリンを演じると言うサプライズ（しかもBGM入り）が嬉しかった。

他、ベン・キングスレーや、ダン・スティーヴンス等のゲストも登場するけどみんなチョイ役。あくまでオリジナルの仲間たちが異国の博物館で大活躍すると言うスタイルなので、これで最後かと思うと本当に寂しくなります。

レベル・ウィルソンの演じるキャラクターが、『リトル・ブリテン』でマット・ルーカスが演じたヴィッキー・ポラードのパクリなのは気になったけど、知らない人には関係ないね。

とは言え、シリーズ大団円となったラストのパーティーシーンでグッと来つつ、 (I've Had) The Time of My Lifeなんて、もう楽しくて仕方が無い。
もっともっと、いろんな博物館で観楽しませて欲しかった。

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