懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

2017-10-13 02:23:42 | Weblog
・北について。

私たちには、あまり情報の入って来にくい国ではあったのだが。で、そんな中で、北へ行って、滞在した時期のある人の本が出たりとか、そういうきっかけで、情報が、断片的に、入ってきたリで。

数年前、今の北のトップの父のお抱え寿司職人になり、金正日という近寄りがたい気がする、孤独で誰も信じてなさげな権力者と、「男ともだち」風の、他愛ない遊びを共有するような関係性になった事がある、藤本氏だったと思うけど、そんな人の証言が出た。

それで、私たち一般の日本人の、北朝鮮の情報が、ほんのちょびっとだけ、増えた。(泣く子も黙る金正日と、ジェットスキーだったかなんかをしたりとか、そういう、男同士の遊びの世界があるらしい。)

で、その藤本氏が、今の金正恩について語った話が、私には印象に残っていて。

まだ、この金王朝の後継者が、10代の少年だった頃で、ヨーロッパ方面(?忘れた)に留学した後だかに、藤本氏に

金正恩が「藤本、我が国は、なぜこうなのだろう?」みたいなことを言ったとか。

彼が海外に行くと、お店に商品が溢れてるのに、祖国に帰ると、品薄、とか、そういう内容らしい。

この人は、厳しい権力者だった父に、後継指名された人だとかで。(二番目の兄は母に似たのか、性格が優しく、もっと気が強くないと国のトップには向いてない、とかいう話だったような。)

それで、私が感じたのは、金正恩と言う人は、留学はして他国が自国より優れた面はあるけれど、だからと言って、国を捨てるでもなく、見劣りのする自分の国を、外国のように富ませたい、という気持ちがあるのかも、と言う事。

北のような小国が、アメリカに潰されないためには、核保有、という原理鉄則は、父からのサジェスト、入れ知恵なんだろうなと思うけど、一方で、富国強兵したいんだろうな、って、一連の報道を見て思ってた。

北は、もっと前に、なくなるかと思ってた日本人は、少なくないと思う。

大方の予想に反し、航空技術を非常に速い期間であげてきた。(北だけ見てると分らなくても、日本の航空技術、宇宙へ飛ばすロケットの失敗の映像とかって、過去に何度か見て、こういうのって、凄い、難しいんだなって思ったので、それらと比較すると、非常に早く結果を出してきてるので。

斬首作戦とか、TVでやってて、アメリカが北朝鮮を破壊してくれるだろう、と楽観してた日本国民も、何割かいたかもだけど、それは、現時点では、非現実的だったと言える(明日は分らないが。)。

(ついでに言えば、斬首作戦が報じられた、今年の前半時期、私から見ると、ニュースやワイドショーが楽天的で、脳天気に見えた。北の国が、無くなったら、…よく考えてみると、「日本に難民が来るんじゃ、ないの?」って、私は思ったけど、ワイドショーとかでは、その頃は、誰もそんなこと言わなかった。

最近になって、実感がわいたのか、「撃ち殺せ」と言った政治家がいたと報じられたが。

ファクトベースでものを見る、というのは、上述のようなこと。

今の北のトップは、国を潰されないために、核を持たねば、そして手放せば潰されると思ってる。
で、国を豊かにしたいんだろうね、たぶん。

★それで、日本。
北朝鮮は、諸般の事情で、結果として、自国で頑張る道を行き、

日本は、真逆で、アメリカに従うそぶりを見せながらも、アメリカの作った憲法を盾に、ある程度の協力はするけど、一定限度で、安倍政権前までは抑えてきて、アメリカがもっと軍事支援を、と求めてくると、「そうしたいけど、お宅がくれた憲法に規定で、できないんです~」と、のらりくらりかわしながら、軍事費を抑えて、アメリカの軍事力にフォローされながら、コスパ安めにやってきた。

今まではそうだったけど、今後は、さらなる期待(?)がかかってるかもらしい。

自国の力で、自主独立を尊ぶ、その分、相当無理もしてるに違いない北。

逆に、戦争でアメリカに負けて以来、ずっとアメリカ依存で来てる日本。

地理的にはとても近くて、国の自主独立か、或いは、という点では、対照的な行き方の2国になった。

北を揶揄する論調には、目の前の現実を直視する感性がかけている。

今までと違う、トランプ大統領の下、安倍政権以前のような、のらりくらりに戻すのが可能かどうかは、私は自民党の人じゃないからわからないけど。

北朝鮮の話とは別だけど、もし、国を守る話が要るならば、今までのように、アメリカ従属型がいいのか、それとも、多少それを残しながらも、徐々に、アメリカ依存だけではなくした方がいいのか、とか。ちょっとだけ、考える。

★でもその前に。

金正恩と言う人は、国を富ませ、今までよりも良くしたいと考えてそうに、その藤本氏のエピソードで、私は思ってる。

で、世界の経験値から、核がなく、アメリカに滅ぼされた国を見ていて、核保有の選択をしてるっぽいので。

だいたい、前提条件ははっきりしてるので。

猪木議員と言う糸口もあり、彼は、自民党議員と一緒に訪朝したい、とか、TVのニュースで言ってた。
(やっぱり、国同士の交渉なので、与党議員じゃないと、という事だと思う。)

どうしても国防強化が、どうしてもどうしても必要なら、方法論の話になると思うけど。(あ!国防って言っちゃった。フフッ。)

でもその前に、核を持ってでも国を守り、国を富ませたいと考えている為政者と、回路がないならともかく、猪木氏のような糸口もちょっとはあるのだから、最悪の事態を免れるように、交渉する、と言うのが、先にあってはいけないのかな?

非国民上等。

(北に何かあれば、難民とか、或いは、放射能がこっちにもたぶんくるんじゃ???とか、日本にも悪影響あるんじゃ?と思うし、とりあえず、一回考えてみる余地はあるのでは?)

★そんなのだめだ、というなら。

誰も言わないような気がするんだけど、どうしても軍事費を増強して、別の道を行くというなら、今までのようなアメリカ依存、徐々に脱却していく道を、多少、探った方が良くないかな?

コストが超掛かるとか、色々あるとは思うけど、もう、トランプ大統領になって、アメリカファーストだから、今までの様は対応のままでは済まない気がするし・・・。

★それと。よく冷静に考えると、日本以外の国で、そんなに過剰な軍事費を使わずに、うまく運営してる国もあって。

北が北がと、深い考えもなく大騒ぎして不安を煽るだけよりも、慎重で現実的な対応によって、からくも難を免れる方法、って、探ってもいいと思う。

交渉なんてのも、決裂したらその時はその時で、やれるだけやってみれば、と思って。

せっかく猪木がいるのに、活躍して貰わない手はないと思うのだけど。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日経の、夜の経済ニュース・W... | トップ | 沖縄 米軍ヘリ墜落、炎上、... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事