懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

2021ロシア選手権~祝・トゥルソワ五輪代表内定!

2021-12-27 01:57:50 | Weblog
フィギュアスケートロシア選手権は、やはり見ごたえたっぷりの試合。
SPで3Aを実施して上位に食い込んでくるジュニア選手が複数いて、予測不能のドラマチックな展開に。

試合全体のことは後日書けたら、ということで、

取りあえず、見事FSで最高難度4lz2本と4Fを決め、それにSPでは鬼門の3Aも果敢に跳んで守りに入らず攻めたトゥルソワ。
SPでリスク回避しなかった割には、それなりに点数も結果が出て、無事2位着地。

正直怪我休養後の復帰初戦が、いきなり、絶対しくじっちゃいけないこの時期で一番大事な試合で、小人な私は気を揉んだけど、終わってみれば杞憂。

ロシア選手権も、全日本選手権も、それぞれ実力が出た感じかな。

ロシア選手権は、たぶん大方の予想では、2位はシェルバコワじゃないかって方が多かったんじゃないかな。
私も、シェルバコワはもっと運命に抗うかと思ってた。
あっけなく冒頭の4Fを転倒で、勝利が手の間から滑り落ちて行った感じ。

トゥルソワが、FSで地力の高さを見せて高得点を叩きだしたのは良かったけど。

3位のシェルバコワとは明暗。
シェルバコワは、去年のこの時期のロシア選手権で、驚異的な精神の強さをみせつけてワリエワを抑えて勝った。なので自分も、今回の結果を予想してなかった。
今回のシェルバコワは正直精彩を欠いた。羽生を見てると凄く頑張れちゃう感じだけど、普通はそうないかない。シェルバコワだって非凡に頑張ってたけど、そろそろこの辺りでやや息切れかな?って感じで。羽生の4A挑戦を見て、シェルバコワはどこまで頑張るか、彼女のやる気次第だと思ってた。羽生は異常な位の事を、っていうか異次元な努力してそうだけど。どこまでやるか、どこで諦めるか。それは、それぞれの選択で。

トゥクタミシェワは7位。
彼女の場合、SP冒頭の3Aをしくじると、ちょっともう勝ちの目が無かった気がした。元々、大方の見方は、3枠しかないなら順当なら、ワリエワ、トゥルソワ、シェルバコワがロシア代表に選出される、というもの。ただ、トゥルソワが怪我欠場してたから、そこで他にチャンスがあるかも、って、その筆頭がトクタミシェワだったはずなんだけど。目の覚める様なジュニア勢の健闘の中、完全にトクタミシェワは沈んでしまった。ただ、ロシア側はパンデミック五輪で何があるか分らないので、補欠選びも盤石を目指すと思うし、代表3名の不測の事態あれば、補欠にチャンスがあるので、そういう意味で、勝負の第三幕はあるのか?それともリーザの五輪レースの幕は下りたのか??

ただ、優秀なジュニア勢を見ていると、五輪に出られる世代はそれだけで恵まれてる気もした。
フロミフは8位だっけ。ただ、リーザと違って4回転持ってるし、若く伸びしろ期待できるから、補欠なら望みはある?なんてジュニア勢を見てると無理そうな気がしてきてしまうけど。ウサチョワを想えば、フロミフは無事ここに出られただけでも、よくやったということなのかも。厳しく過酷なレースを戦い続けた選手たちの、試合という名の厳粛な祭り。


ワリエワは大味なパフォーマンス。
羽生が4Aやると言い出した事で、先のフィギュアのルール改定はほとんど意味をなさなくなったような気がする。

クワド祭り状態の加速化を阻止し、怪我リスクを減らす為にこういう改定になったんだと思うけど。

男子も女子も、4T4Sまでしか持ってない選手が優勝争いとか優勝してしまうのって、どうなのかと思った。

それはともかく、ワリエワはプーチン大統領のお気に入りだそうだから、それなら日本のメディアの厚遇も、今迄の経緯も全て納得。

ただ、もし北京で金メダル取っても、その下の世代以降に、現行女子ルール(3A持ってないときつい)で、スピン以外は技術的にワリエワを上回る選手が何人かいるので、私も大方の見方通り、ワリエワはあまり長くやらないか、ワリエワの時代はそんなに長く続かないと思うけど。

タラればだけど、男子ルールだったら、世界の女子選手で最高なのは怪我前のトゥルソワだと思うけど、この先も業界は女子ルールを変更する気はなさそう。

プレロテが、とか、グリが、とか言ってた人たちがひと頃いたけど、そういう見方を施せば、減点対象が散見されるであろうワリエワだけど、自分的に彼女の欠点はそれだけではない。
今日はその話は割愛。
ただ、五輪はワールドより採点が甘いとか、業界的にスターを作らなきゃいけないとかの諸要素でもって、ワリエワさんは見逃されて笑える爆盛り銀河点はこれからもあるでしょう。

ワリエワより要注目はロシアのジュニア選手たちみたいだけど。

あと、自分はシェルバコワのファンじゃないけど、ロシア選手権の彼女、凋落モードで。。。ここまで頑張ってきたけど、そろそろ限界が見えたかな、という結果。
勝負の世界、全日本のアイスダンスもそうだけど、神は冷酷にして公平というか・・・。

取りあえず、既に世界のフィギュアファンのアイドルのトゥルソワが、第一関門のロシア選手権を無事突破し、4回転4本跳んで3本着氷の納得の演技で堂々五輪代表内定したことを素直に喜びたい。

サーシャ・トゥルソワ、おめでとう!
これからの無事と試合で実力を発揮できることと、君の幸せを祈ってるよ!

ロシア選手権のFSの試合時間に、演技見て、思った。
マスコミの絶望は、ワリエワ。
私の絶望は、トゥルソワ。

自分は今この娘を、絶望的に好きなのだ、と悟った。もうジャンプを成功しようが失敗しようが、好きに変わりなく、ただ試合中、心配で仕方ない。

大事なロシア選手権で、サーシャが絶対決めなければいけない4回転ジャンプを跳んだ時、涙が出てきて、もう見るのも必死!あああ心臓に悪い。
手も組んでて天に成功を祈りまくっちゃうし。

余談で、サーシャのFS衣装、私の好きな、テストスケート時の黒衣装だったのが嬉しかった。(表彰式は、腐心の凝りまくった本番用の衣装だった。何で試合と衣装が違ったのか?
憶測1:本番衣装を家に忘れて持ってきてもらった、とか?(まさか、ね?)
憶測2:本番衣装をワンちゃんがいたずらして破れた。んで縫って貰った、とか??

本番用の衣装は手が込んでるけど、テストスケートの時の黒衣装は、トゥルソワの鍛え抜かれた背面が綺麗にセクシーに見えて、あれで滑るとリンク映えする。もう一つの、映画作品に合わせた凝った衣装の創造性は買うので、五輪で2回出るならそれぞれ一回づつ着て出てきてほしい位。

もう一つ余談すると、前も書いたけど、7位トクタミシェワの暗転を見て、やはりコストルナヤはこの試合、出られなくなって、むしろ却ってよかったんじゃないか、と感じた。

厳しい厳しい世界で、少女たちは真剣勝負をしていて、超努力していても何人もの選手が弾き飛ばされるように圏外になる世界。リーザでさえ、五輪代表には程遠く、それよりここに出た事で、ジュニアの有力選手より下に見える結果に。しかもまだその下には、ここに年齢制限で出られなかった、アカチエワやジリナまで居る。リーザでこれなんだから、コストルナヤが出ていたら、順位の低さに皆が驚く結果になったろう。でも、出なくて済んだ。ならば、次の活躍の機会もあるかもしれない、と私なら考える。

厳しく美しい、ロシア女子選手の厳粛な闘いの世界。

ジリナ・アカチエワも参戦する次回は、どんな光景が待っているのか。
それにしても五輪に、時期が合う世代・ワリエワと、その下では、損得の面で明暗だと思った。




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【2021有馬記念】エフフォーリアV ラストラン・クロノジェネシス3着

2021-12-27 00:06:51 | 競馬
メディアの衆院選予想は大外れでも、
今回の競馬ファンのファン投票とレース前人気を見ると、今回の競馬ファンの大方の予想は当たった。

ファン投票1位のエフフォーリアが実力を見せて勝ったので、時々思うけど、競馬ファンの判断って1目置けるっっていうか。

自分は例によって最強牝馬で牡馬混合戦も勝てるクロノジェネシスに勝ってほしいなって、そりゃ心情的には思ったけど、きっと勝たないだろうと思った。
でも3着で立派な花道で、ああ3着に残って良かったと思った。欲が無さすぎるかな。

強すぎる勝ち方を見せつけてきた名牝、もう引退なんだって、早いような不思議な気分で、勝利数もそんな凄い多いとは思わないけど、これから次のお仕事に行くのね。

クロノジェネシスまで、次々と強い牝馬が見ごたえあるレースを見せてきて、目を白黒させてきた。これからもこの流れは続くのか?それとも・・。

エフフォーリアの方は、今日の勝利で頭一つ抜け出して、今後が楽しみな感じ?。

今日は競馬場寒そうって思った。けど、オミクロン株の感染者が出てきている中、こんなイベントが盛況なのを見ると幸せな気持ちになったというか、こういうのいつまでやれるか。それとも、今回は感染多くても重症化リスク少し下がって、withコロナだからということでイベントは続けられるのかは未知数だけど、明日はあるか分らないイベントを、今日楽しむことの有難味を感じた今年の有馬でした。

2着ディープボンド。

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