懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

武則天

2017-03-22 17:56:45 | Weblog
チャンネル銀河で以前に放送があって、DVDも出たのが、今度はBS12で放送してて、

そろそろ終盤なので、ネタバレになる時期を過ぎたので、感想書いてもいいかな、とは思った。

長尺の中国古装ドラマ。放送分は82話。

ざっくり前半と後半に分けると、

・前半が唐2代皇帝・李世民の時代

「太宗崩御」で、区切り。

・後半の3代皇帝:高宗・李治(雉奴)の時代、と思ってみてた。


これが一番大きな区切りだけど、その後半も、細かく見ると、

・太宗の娘:高陽公主の謀反と死、で一区切り。(ここまでは、前半も多出した呉王も出る。)

で、その後は、李治の子たちや、魔性の女のタイトルもある、若い賀蘭敏月(魏国夫人)ら、
次の世代の登場人物も入り乱れる展開で、前半の登場人物があまりいない。


初めて見た頃は、前半も豪華絢爛な妃賓の衣装と、西欧の貴族のドレスみたいな胸の空き具合とか(これは今の放送分では当て布でカット)、
印象に残ったけど、今、最も豪華に感じるのは、後半の、李治の二人の妃賓、王皇后と蕭淑妃の出演時期のあたり。女性はもちろん、男性の衣装も洗練され豪華。

・ストーリー的には、最大のドンデン返しが、「太宗崩御」前の、李世民の遺詔。

前半は、主人公の武媚娘と、皇帝・李世民の恋が主軸であるかのように、描かれてもいるので、

曲折のはてに、

皇帝が死の間際、(腹心の臣下だった長孫無忌らに押されたこともあるとはいえ、)

「武媚娘に子が出来たら殺せ」、と後継者の李治に指示した遺詔を渡す、というのが、

かなり意表をつかれて。(台本、よく思いついたとは思う)

これは、どうもこの恋は、ヒロインが期待するほどのもんでもないな、と思えるのだけど。

これは、放送前にブログに書くとネタバレ過ぎるかな、と思って遠慮したら、月日が流れてしまった。

・それ以上のどんでん返しはないけど、次に、やはり意外だったのが、後半の途中までの話の真の悪役が、高陽公主だったこと。

後半の謀反の首謀者:呉王か?と視聴者も李治帝も惑わせたが、公主こそがの真の首謀者だったり、
また、主人公の最初の子を流産させたのも、高陽公主。主人公にも視聴者にも王皇后と思わせておいて、最後に、それも実はすべて高陽公主と分かったので、途中までかなり勘違いして見ていた。

で、王皇后って、淑女な顔して、本当は悪辣なんだと思って見てたけど、その死のあたりで、王皇后の仕業と思われてるのは、一部公主のせいだったりするので、後になってから、王皇后って、そんなに極悪でもないのでは???と思ったりした。高位の娘な為か、身分の低い劉氏には、毒を盛るとか、酷い女ではあったけど。

・後半の公主の影の悪役ぶりのややこしさはさておき。

・前半の、この物語の主軸、李世民とヒロインの恋は、結局、聡明な楊淑妃が予見した通りになってしまった。

妃はヒロインの若い頃に、「陛下を愛しても、結果は報われない」という趣旨のサジェストをした。

陛下にとって国と愛、どちらを取るか、いざとなれば、国で、その時は女の愛など鴻毛より薄いだかなんだかいってたような。

若いヒロインは、未熟でそれを理解はしなかった。まだ人生を知らず、といった若い娘にありがちだが、愛が全てと思い込んでいた。

相手が皇帝であるにもかかわらず。

楊淑妃は、名門の出で、隋が滅んで敵のはずの現皇帝に嫁いだ複雑な人生の人で、大きな見方ができる女性だったから、それが見えやすい立場だったと思われた。

・と、ここまではよかったんだけど。

李世民の遺言は、決定打で、「あああ、これでこの愛は、終わり!」と自分は思ったのに・・。

ちょっといただけないのは、その割には、その後、この事実を忘れたかのような、李世民マンセーが出てきて、それは興ざめだった。
なので、自分的には、番組制作サイドや、ヒロインの想いとは別の見方で、後半は終始した。

・前半は、以前それなりに見たせいか、この頃は、後半の方が面白く感じる。
ただ、作品としては前半の方が、スタッフ的には、ストーリー等は丁寧に追えるゆとりがあったのかな?

前半は、主軸の皇帝とヒロインの、どんでん返しがあるがために、共感しにくい恋よりも、脇役たちのエピソードの積み上げの方に感動があったりした。一等最初に見た時は、勿論反対で、主人公の恋の行方を追って見ていた。

やたら、作り手たちの思い入れの出るヒロインと李世民の恋だけど、この恋は、最上級の恋では、ないから、そこへの共感では見る事が出来なくなって。

前半は、色々サイドストーリーの見どころがあるけど。

挙げるときりないけど、兄弟の別れ、とか、

李承乾と腹心の部下・称心の交流と別れ、や、妻との交流とか。

意外な所で、38話:魏王と韋貴妃の最後のやり取りは、名場面。(これは台本にない部分も膨らみを持たせられる、俳優二人の力量だと思った。ここの時点ではまだ、主演の女優はこの二人のここの演技の厚みには、及ばないと思った。)

続きをそのうち書けるかな?






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バレンタインのお返し

2017-03-22 10:52:01 | Weblog
2月、ほんの気持ちで渡しただけのものが。

3月。

あげた物より、高価なお返しをいただいてしまった。

エビタイ?

いいのか?自分。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぞなぞ

2017-03-22 02:04:52 | Weblog
よくわからん話が次々でてくる「国有地激安払い下げ」⇒「役人異常忖度疑惑」⇒「安倍晋三疑惑」・・以下略、問題。

自分は会社行ってて、ワイドショーとかそんな詳しくみてるわけじゃないので、近所の人のおしゃべりに学んだ。


よく知らんが、安倍夫人と籠池夫人は、「メル友なんですってよ?!」みたいな話。
(よく分らない。ふつう、メールしないと思うが???言い訳を言われても・・・。)

まあ、そういうのとか、安倍氏が100万寄付した、いや、してない、とかなんとか。

そのうち、また真実かどうかはともかく、展開があるんでしょうが。

ただ、そのメル友の件とか100万寄付の真偽とかは、ひとつのきっかけにすぎなくて、もっと根本は、最初からの

「国民的関心事」の疑惑の方だよね。

籠池氏 VS 安倍陣営のバトルは、何がほんとか嘘か、もはや、なぞなぞみたいだけど、

野党の議員は冷静になって、巻き込まれすぎないよう、あの二人の狐とタヌキのばかしあいみたいのに、振り回されすぎて
本質・本道から外れないよう、注意が必要なのではとおもいつつ。

一方で、近所の人の、ワイドショー系解説は、視聴率上がるわけよね、と思って聞いた。

【忖度の件】
とりあえず、まずあの、迫田とかいう人。次に佐川理財局長とかは、証人喚問とか、やればいいんじゃないのかなと、素人考えでは思う。安倍夫人も自分的にはやるべきだと思うけど。本人が出るって言うから、松井知事も呼んでいいのかもとか。

TVの報道だと、忖度ってのは、政治家の口利きとは違うといいたげだけど、それは筋違いで、

今回の件は、皆が思ってることが事実なら、れっきとした背任行為だと思う。


【神風は吹かない】

皆が思ってる通り、「国民の財産たる国有地をこんな扱いでふざけるな!!」というのは、自分以外が、きっちり主張してくれそうな気がするので、別の話を。

そもそも、安倍、稲田、さらには安倍夫人その他登場人物が、難を免れない、と思うのは。

国有地払い下げ問題とは異なるんだけど。

「教育勅語」の問題。

真剣に、「おまえらバカか!!!」

と言いたくなる。

日本は太平洋戦争で、負けたんだぞ!!!と怒りたい。


・子供にそれを教えた事、イデオロギーのことに捉えられやすいが、それ以前の決定的なことが。

もっとシンプルに。

「教育勅語じゃ、勝てない!!!」

歴史が教えたのは、

教育勅語教えて、簡素な戦闘機で、「天皇陛下万歳!」と言って日本軍の兵士が敵に突っ込んでも、

そんなんじゃ、戦争に勝てないって、そういう寒い現実。

教育勅語系の教育って、結局、吹くはずのない神風が吹くって嘘を教えてただけだと、敗戦によって、

戦前の右教育でまっすぐ育った先行世代の一部日本人は、学んだ。

イデオロギー以前の事として、結果を出せないことって、ダメだと思う私は、企業社会で育った東京人。

戦争で勝つって、教育勅語暗唱する、させる暇あったら、とりあえず、もっとましな戦闘機開発して調達する手段を考えるとか、負けそうな戦争ならしないとか、etc。

教育勅語の本質であるところの、奴隷教育は、今の時代だと、一部の社奴思想に通じるものはあるけど、

そんなことやってたら、日本が競争で負け続けていくだけ。

教育勅語にすがる人々って、自分たちでもっとましなもん作れないのか?って思っちゃう。
あれは古い。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする