懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

ヒロイン

2015-08-08 15:27:41 | バレエ
ちょっとしたことだけど。

5月に、バレエ「エスメラルダ」を見て、面白かったけど、でも、帰りの電車の中で公演パンフレットの人物解説を見て、

ヒロインのエスメラルダは、元々は、ダンチェンコの今回のキャストのオクサーナ・カルダシュや、前回のナタリア・レドフスカヤよりも、もっとセクシーさのある女性なんじゃないかな~?と思った。ダンチェンコの版は、この作品に関しては、ヒロインを舞踊で見せることに力点を置いているので、レドフスカヤたちは、順当なキャスティングなのだけど。(ダンチェンコの版自体は、エスメラルダをセクシーさで見せてるわけじゃなく、あくまで舞踊の魅力で見せるのが目的の版に見えるので、これは単なる私の、原作からインスパイアされたイメージの話に過ぎないのだけど。)

一方、ストーリー上は、フェビュスとカジモドとフロロ、3人の男たちが、踊る彼女を見ながら魅了されるので・・。

踊りがそんなにそこまでうまくなくても、泥臭さのある、ジプシー娘の踊りでも、踊ってる彼女の肩や足がちらちら見えたりするのを見て、男たちが惹かれる、という風なのでは、と。レドフスカヤたちは、鍛え抜かれたバレリーナの身体をしているけど。その辺がもう少しゆるくても、ほのかにもう少しセクシーさを感じさせる体つきとか、雰囲気のダンサーだったら、3人の男が恋に落ちる面を、もっと説得力をもってみせることができたかも(?)とか。

既存の人では、前回のナタリア・クラピーヴィナあたりの方が、まだそういう要素はあったかしら??とか思ったりして。見てみないと分らないし、見たら全然違うかもだけど。
(鍛え抜かれたバレリーナの身体ではあっても、筋肉が目立つ感じじゃなくて、股関節の柔らかさと長い四肢でメリハリの効いたグラマラスな姿態のバレリーナだったから。顔はファニーフェイス。)(ついでに言えば、今回、ヒロインのママ役で出ちゃったのは、顔が若いタイプで老けメークが浮くので、、キャスティング的にちょっと厳しかな?と思った。)クラピーヴィナもエキジチックな容貌ではないから、エスメラルダのベストキャストというのではないけど。

バレエを見ているときの、リアルタイムの感動もあれば、帰り道とかで公演パンフ見たりしながら、別の想いも湧いてきての妄想や、勝手な感想も、また楽し。

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