想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

秋、みのるのみ

2019-11-08 00:00:00 | Weblog


この森では自生している夏ハゼは
見ることがないらしい。理由は、
赤い葉が人気で村人たちが自宅の庭
用や売り物にするために採りにきて
すっかりなくなったのだそうだ。
よく実ったやろっこを前にして
燃料屋のKさんが、おお珍しいねと
話してくれた。



このあたりでは夏ハゼの実をやろっこ
はちまきと呼ぶというのは数年前に
教えてもらった。黒い実に筋が入って
いるのがハチマキみたいだからだ。私は
それまで虫食いかと思っていたのである。

野鳥が細い枝を揺らしながらついばむ。
うさこも「櫨守り」に数粒を残した。
全部採らずに、国津神様に捧げる。
大きな笊がいっぱいになるほど採れて
ジャムが2瓶もできた。
小鳥に負けじと採ったのであった。
欲張り、食い意地‥嬉したのし、
そっと喜ぶ。



今年はセシウム濃度は調べていない。
昨年のはNGだったからまあいいかと
いう事にした。

そして台風の残した川のきずあと





修復に数ヶ月はかかりそうだが、雪が
降る前にできればいいなあ、なにせ
一本道で、細い。雪でそれがさらに
狭まって車は用心がいる道だから。

台風で被災したところに比べれば
なんのこれしき、であります。
被災された方々が早く暖かい部屋で
休めるようになりますように
心から祈ります。


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