Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

ダヴィッド・フレイ@ウィグモアホール、ロンドン

2011-07-20 19:30:00 | コンサート
このところ、演奏会に間に合う時間に仕事がなかなか終わらなかったが、今日はどうしても演奏会に行きたくなり、お昼休みにチケットを取り、仕事を切り上げてウィグモアホールに向かった。

ダヴィッド・フレイのピアノでモーツアルト&ベートーベン。最初はモーツアルトのピアノソナタK311、生まれて初めて購入したレコードに収められていた曲。おそらく、フレイは緊張していたのだろう、最初は???な演奏。しかし2曲目のベートーベン、ピアノソナタOp.28では、なかなか美しい弱音を聴かせてくれた。

隣の席のおじさまと、2曲目が良かったね、きっと彼は緊張しやすいタイプなんだろうね、と話をしながら後半を待つ。

後半も、モーツアルト、ベートーベン。ベートーベンはワルトシュタイン。これも弱音が美しい。なかなかイケメンのフレイ、こんな人が恋人で朝目覚めた時、こんな美しい音でピアノを弾いてくれていたら、それだけで天上に居るような幸福感を感じられるのではないかしら。まあ、くれぐれもフォルテッシモの部分は朝練習しないで欲しいけれど(あるいは目覚まし代わりに?)。

家に帰ったら、バックハウスの演奏を聴こう!と思う。ベートーベン、って本当に天才だ。シューベルトを思わせる部分もあって、シューベルトがどれほどベートーベンから学んだかを感じる。音楽の美しさを思えば、この世のよしなしごとなんて、どうでもよい。

帰宅後、バックハウスのベートーベンピアノソナタ集を探したら、UKに来る際、最終巻のみしか持って来ていなかった事が判明。がっかり。。。


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