ハイティンクの指揮で、シカゴ交響楽団のモーツァルト交響曲第41番「ジュピター」とブラームス交響曲第1番を聴いた。
最初からお金の話で恐縮であるが、このプログラム、プレミアムシートは75ポンド、そのほかも通常のコンサートより20ポンド程度高い。しかしながら、それが何故なのか音からは判断できなかった。シカゴからの出張旅費なのか、ハイティンクのギャラなのか。。。
演奏を聴くにあたって、周りの聴衆の存在は無視できない。隣のおばさんは、寝言は言う、プログラムを団扇代わりに扇ぐ、と、おじさんのお供で連れてこられたのは気の毒であるが、隣で演奏に集中するのは難しかった。
そんな状態ではあったが、前日にプロのヴァイオリニストがオケのリハーサル指導をしてくださったおかげで、ヴァイオリンパートを興味深く観察できた。そしてそのボウイングを見ていて気がついた。今まであの有名なブラームス交響曲第1番第四楽章のテーマ部分のフレージングを間違えていたことに。本当に音楽的センスのない私である。