Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

Paul A. Young@Angel

2008-01-27 18:01:31 | パティスリー

2件目はPaul A. YoungというChocolatier(http://www.payoung.net/)。Angel駅からすぐにあるアンティーク店街の中にある。外観がアンティーク店のようで、最初は気がつかなかったくらい。

Dsc00416 お店に入ると、カカオの香りが鼻腔をくすぐる。期待に胸が膨らむ。ばら売りのチョコレートも非常に美しい。英国もそしてフランスの多くのお店でさえ、よく経験するのは、味はそこそこ美味しいのだけれど、プレゼンテーションがとても大雑把、というものだ。

Dsc00418 しかしこのお店はプレゼンテーションも大切にしているとのこと。味とプレゼンテーションの両方がかね備わって本当に美味しい製品になるのだ、と店員さんも仰っていた。その言葉通り、パッケージもモダンだが美しいし、箱も、チョコレートの一粒一粒もフランスやベルギーのChocolatierに引けをとらない。

Dsc00421 今回は15粒のアソートを購入。原料のチョコレートはValrhonaとAmedeiのものを使用し、地下にある製造所で製品化しているとのこと。また、ホットチョコレートを店頭で販売していて、それを試飲させていただいた。 これが、milkではなく水で溶いたホットチョコレートで、milkでコクを出すようなことをせず、チョコレートそのものの美味しさを伝えようとしている、とのこと。その試みは見事成功していると感じた。非常に濃いチョコレートなのに、後味がすっきりしている。

Dsc00423_2Angelという駅周辺は決しておしゃれでもなく、通うのが面倒だけれど、このお店はお気に入りになりそう。


Euphorium bakery@Angel

2008-01-27 17:23:12 | パティスリー

自分を甘やかすツアー、2日目はTubeのAngel駅付近のお店巡り。Flatから約5kmあるのでTubeで行こうと思っていたら、駅に「保守点検のため不通」とのお知らせ(Londonでは週末になると頻繁にこれが起こる)。ま、一度歩いたことのある道、昨日から食べすぎだし、と歩くことにした。

一件目はEuphorium bakery(http://www.euphoriumbakery.com/)。見た目はヨーロッパではごく普通のパン屋兼Cafe。客の入りは、並んでいる人こそいないが、席は埋まっていた。もともと持ち帰るつもりだったので、そのまま入ってブルーベリーチーズケーキとブリオッシュを購入した。

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このチーズケーキ、何と大きさが直径10cm高さ2.5cmもある。帝国ホテルのブルーベリーパイ(小)と同じような大きさ。ただしこちらはどっしりチーズケーキである。中を切ると、下からタルト生地、ブルーベリージャム、チーズケーキ、乾燥防止と見た目の美しさのための薄いゼリー層の4層構造であった。ブルーベリージャムのおかげで、重すぎず、明らかに食べすぎではあるが、あっという間にお腹に収まってしまった。甘さは抑え目、チーズケーキ層も粉の分量が結構多目に思われた。5段階評価で3~3.5といったところ。

こういうケーキを頂くと、ヨーロッパの方が来日して「量が足りない」と仰る理由が分かる気がします。でも、日本のケーキは小さくても、濃くて、味が凝縮されている気がするのですが、いかがでしょうか。