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Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

さらにLunch

2007-09-06 08:51:39 | イギリス

先週Lunchに招待してくださった同僚のご家族がSwanseaの隣町(町の一部?)であるPort Talbotに住んでおられるとのことで、Swanseaを訪れた機会にLunchをご馳走になることに。同僚の料理はお母様譲りだから、とにかくそのお母様のお料理を沢山食べられるよう、朝ごはんは抜いてゆくように!との指令を受けていた(結局チーズケーキは食べてしまったのだけれど)。

Port Talbotは工業地帯で、駅で待ち合わせだったが、駅もきれいではなく、当日ラグビーの試合がCardiffであるためか少々元気の良すぎる若者がたむろしている。友人のお母様が親切にPort Talbotの駅まで送ってくださらなかったら怖かったことだろう(SwanseaからPort TalbotまでFordのオープンカーでドライブ。お天気も良く、素敵だった。ちょっと静岡の国1バイパス由比-富士間のよう)。

同僚のご両親は熱心なキリスト教信者でいらして、教会の帰りに駅に迎えに来てくださった。そのためかなり正装で、ジーンズ姿の自分を反省した(一応着替えは持っていったのだが着替えなくて良いといわれて甘えてしまった)。「女王様にお目にかかるときには正装するでしょう?教会へは神様にお目にかかりにゆくのだから同じなのだよ」とのこと。そういう姿勢は好きだ。

教会の友人というご夫妻と5人でのLunch。軽めだよ、とのことだったが、自家製のハムに自家製ソース(レーズンやレモンピールにスパイスも入ってかなり私好み)、これにゆでた野菜(ジャガイモ、にんじん、さやいんげんのようなもの、カリフラワー)。ゆでた野菜が嫌いな人は英国には向かない。ハムもソースもとても美味しい。お野菜もソースと絡まっていくらでも食べられる。

しかし、何よりすごいのはケーキのレパートリー。出てくる、出てくる、計4種類の手作りケーキ。Bombeというアイスクリーム・黄桃添えに始まり、ルバーブのタルト・カスタードクリーム添え、この後場所を庭に移して、スポンジケーキにレモンクリーム&ココナッツの乗ったもの、最後に電車で食べなさい、とチョコレートケーキ(レーズン&胡桃入り:大好物!!)。特にBombeというアイスクリームはほっぺたの落ちる美味しさ。キルシュとジンジャーのシロップ漬けが入っている。あまりに美味しかったので、無理をいってレシピを送っていただいた。

英国料理が揶揄されるのは、英国料理レストランが存在しないからなのだろう。しかし、味覚は悪くないと思う。たしかにフランス料理や日本料理のような芸術的な見た目の美しさはないにしても、これまでにいただいた家庭料理はどれも美味しくいただくことが出来た。それにしても、これだけ家の内装やガーデニングで「見せること」に熱心な国民が、お料理の「見せ方」に興味がないのは不思議な気がする。


Lost in translation

2007-09-06 08:45:17 | イギリス

夜は危険だから、と家の中で過ごすことに。友人が、「Lost in translation」のDVDを用意してくれていた。何時も外国の方にお目に掛かると、話のきっかけとして引用していた映画。大好きでよく最上階のBarに行っていたPark Hyattが舞台に使われている映画。外国人にとって日本という国がどのように見えているのか良く分かって勉強になる。日本人はおそらく主張が下手なのだろう。外国人と同じことをしても、変に誤解されているような気がする。意図的に描いているにせよ、日本を知っているはずの人間が作る映画がこれである。一般の外国人が日本ではまだ袴や着物を着ていると思っても不思議はないと思う。

RLの発音間違いが何度もクローズアップされる。確かに、学校などに居るときには、ゆっくり考えているから「RLは大丈夫」なんて思ってしまうけれど(どちらかといえばBVのほうが苦手だ)、確かに実践になって勢い良く話し始めると、RLを間違えることがままある。

映画としてはどうということもないが、新宿が懐かしい。最後にPark Hyattに行ったとき、東京の街は活き活きとしていて美しいと思ったことを思い出した。新しくリッツカールトンもできたけれど、高層ビル群までの距離があるので、私はPark Hyattからの夜景が好き。それに、いろいろな思い出もあるし。。。

あー、あそこに生きていたのだなぁ。


Swansea

2007-09-06 08:36:57 | イギリス

日本で知り合った友人のお母様が英国人で、今もSwanseaという街に住んでいると言う。その友人が10日間ほど英国へ里帰りするというので、Swanseaにお邪魔することとなった。SwanseaへはPaddingtonから電車で3時間ほど。海沿いのとても美しい街だった。

駅に降り立つと、友人が待っていてくれた。折角だから街を見ようと、街の中を通ってバス乗り場の先のタクシー乗り場へ。繁華街は広い歩行者天国のようになっていて、フランスのLyonを小さくした感じ。お天気が良いからか、こぢんまりとした街はところどころに花も植えられて、とてもかわいらしい。しかしながら、こんなにかわいらしい街なのに、夜になると暴力沙汰が絶えず、街には出られないんだと言われる。悲しいことだ。

タクシーで友人宅へ。友人宅は小高い丘の中腹にあって、湾が一望に見渡せる。荷物を置いて、再びタクシーでヨットハーバーへ。そこにあるイタリアンで軽い昼食。イタリア系の家族が経営するというイタリアンだったが、こんな小さな街(後から聞いたところによると人口25万人とのこと)で、英国にきて始めてまともなイタリアンを食べた。ペンネアラビアータだったが、きちんとアルデンテ、またゆでたてのあつあつだった。

食事の後は、砂浜に沿って1km、あるいはもう少し歩く。ちょっと湘南海岸みたい。気温は25度を超えていて、直射日光を浴びると、かなり暑い。砂浜に人が少ないのがとても不思議だ。海水が冷たいのか、泳いでいる人はほとんど居ない。途中でバスに乗り、MumblesというSwanseaの観光地へ行く。古い城跡もあったが、ここの名物はアイスクリーム、とのことで、海辺のカフェテリアでアフォガードをいただく。これもあっさりめのアイスクリームだったが、とても美味しかった。今日はイタリアデーだ。

再びバスに乗って、Swanseaの中心部へ。今度は友人のお祖母様のご自宅へお邪魔する。82歳とのことであったが、とてもかわいらしいお祖母様。集めておられるロイヤルドルトンの陶器の人形コレクションや、刺繍の数々を披露していただいた。彼女の家の付近は、あまり治安の良くない地域になってしまったとのこと。家から見る向こうの丘の風景や花の植えられた彼女の庭などを見ているととてもそんな風には思えないのだけれど。。。英国も難しい。

夜、友人宅に戻る。鶏肉のホワイトソース煮レモン風味とワイルドライスが供される。ワイルドライスもキノコやナッツと和えられ、さらにレモン&オレンジの絞り汁が入っているとか。以前食したThe Georgian Clubの一皿を思い出す。柑橘類のためか意外と軽い。美味しくて、ついついお代わりをしてしまう。友人も久しぶりのお母様の手料理に、何時もより沢山食べているような感じ。しかし、こんなに食べてもデザートは別腹、これもお母様手作りのレア(というよりはクリーム)チーズケーキをしっかり頂き、すっかり満足。ちなみに、このチーズケーキは朝食としてもいただいた。私が朝食は甘いものがよいのでチーズケーキが食べたい、といったら、友人も友人のお母様もひどく驚いていた。でも彼らだってトーストにバターとジャムを塗っているのである。何が違うの?と思ってしまう私だった。

翌朝、出発までの時間、近所を散歩。なんだか実家の近くの山を歩いているみたい。向こうの丘陵地帯が見渡せ、とてもきれい。もう1日あったら、サンドウィッチを持ってピクニックしたい気分だ。本当に素敵な街だった。またいつか訪れたい街。友人が海岸沿いにでも別荘を買ってくれたら、いつでも遊びにこられるのに。。。


ランチ

2007-09-06 08:33:30 | イギリス

もともと引越しは土曜日の予定だったので、日曜日は会社の友人宅で、料理自慢の友人の旦那さんのお食事を頂く予定になっていた。Paddingtonの駅で花束を買って、早速待ち合わせ場所へ急ぐ。待ち合わせ場所から車で15分ほど、Old Windsorという街の一角に彼女の家はあった。まだ改装中、と言うことであるが、とても素敵な家だ。アメリカの話としては聞いていたが、英国でも購入した家を改装して価値を上げ、それを売却しさらに素敵な家を購入してゆく、彼女もそれを狙っているとのこと。インテリアデザイナーになりたかった、というだけのことはある。色彩感覚もデザイン感覚もとても優れている。

キッチンに案内されると、既に良い匂いが漂っている。鶏のロースト、ミートローフのようなもの、ジャガイモのロースト、人参、キャベツ、さらに名前はわからないが根菜が付け合せ。鶏は胸肉と腿肉の両方を欲張っていただいてしまった。これに自家製のグレービーソースをかける。美味しい!鶏の胸肉はあまり好きじゃないと思っていたら、ParisRitzホテルで頂いたような、非常にしっとりとした胸肉で、日本の鶏肉と全く違う。腿肉にも負けない美味しさ。友人が「胸肉が良い!」と言った理由が分かった。また、ミートローフは香りからして「餃子の中身」のようだったのだけれど、頂いてもやっぱり餃子の中身のようで、日本人には懐かしく、とても好きな味。ジャガイモも大好き、人参もキャベツも甘みがあって、とても美味しい。。。一体誰が英国料理は美味しくない、なんていったのか知らん?こんなに美味しいのに!

お腹いっぱいいただいた後は、旦那さんがフットボールの試合を見る、というので、友人と私はWindsorへお買い物に。新しいflatの匂いが気になるので、香りのある蝋燭がほしい、と思っていたところ、手ごろな値段でかなり大きな、しかも大好きなMuskの香りの蝋燭を発見!4本も購入してしまった。1500gくらいはある、かなり立派な蝋燭。持ち帰るのがちょっと大変だった。

お買い物の後、再びOld Windsorの友人宅へ。フットボールの試合を見ながらおしゃべり。楽しい時間はあっという間に過ぎてゆく。今度は特製チーズケーキを持ってきますよ!と言ってお別れ。でも旦那さんはお料理、お菓子作りなんでもござれ、チーズケーキも十八番の一つ、とのことで私の出る幕は無いかも。

家に帰って蝋燭を早速ともしてみる。明るい電灯の嫌いな私は、部屋の電気をことごとく消し、蝋燭の光の中で引越し荷物の片づけをした。気に入らない家具は収納に仕舞い、かなり清々した!これでピアノも置ける。月曜日に早速業者に連絡をしよう。。。いろいろあったけれど、楽しい、結果としては良い一日だった。さて、火の元に注意して寝るとしよう。


お引越し

2007-09-06 08:30:56 | イギリス

ついに引越し当日。外は雨が降っている。8時に業者が来るというので、待っているが来ない。。。あー、いやな予感。業者の電話番号を控えておくのを忘れた。いまさらコンピュータをネットに繋ぐのも面倒だ。ま、そのうちに来るだろうから、ゴミ出しでもしておこうかしらん。。。

と思ったのが間違いの元。ゴミを玄関の外に出した、そのとき、ドアが閉まった。あ~。一瞬血の気が引く。ここの玄関はホテルのドアと同じ。鍵を持っていないと開かないのだ!郵便受けから中を見ると、ソファの上に鍵や携帯などの入ったバッグが鎮座しているのが見える。。。見えてもね。。。

そのうち業者がやってくる。事情を説明して、業者を委託した会社の誰かに連絡が取れないかと聞くが、業者も会社の連絡先が分からないと言う。鍵専門の業者に依頼しよう、と言う話になり、一応お願いするが、日曜ということもあって連絡がとれないのか、引越し業者のお兄さんが近所の人に声をかけ始めた。下の階から開いている窓を伝って入れないか、と考えているらしい。しかし、勿論そんなに簡単なはずが無い。

と、ふと妙案が浮かんだ。郵便受けの隙間から鍵を開けるのである。その道具として浮かんだのは「おたま(レードル)」だった。これを内側の鍵の部分に引っ掛けるのだ。下の階のお兄さん(長身で格好良い人だった!)の家へ行き「レードルを貸してください」というと、勿論良いけれど、プラスチック製なんだ、とのこと。お兄さんは親切にも、中へ入って好きなものを持ってゆくと良いよ、と言ってくれた。そこで、お言葉に甘えて台所へ行くと、ある道具が目に入った。泡立て器である!

早速郵便受けに泡立て器を突っ込んで、引き金状になってそこにあるはずの鍵に引っ掛けるようにして引っ張ってみる。1回目。。。何も引っかからない、2回目、3回目。。。あ、手ごたえがある。できるだけ慎重に引っ張りながらドアを押してみると。。。開いた!!

家族はこのWindsorの家に来たとき、「この家には妖精がいるんじゃないの?」と言っていた。確かに居たのかもしれない。でも、かなりいたずら好きな妖精だったのではないかしらん。。。なんて、私がかなり間抜けだった、というだけのことだわね。

こうして無事荷物はすべて運び出された。雨の降る中、片方のワイパーが動かない中型トラックでLondonへ。新しい住まいへ、今となってはなかなか愉快な(?)滑り出しだった。


ベスん家

2007-08-18 19:34:10 | イギリス

本来は今日(土曜日)Londonへ引っ越すはずだったのに、金曜日の午後3時頃、引越し会社の担当者が怪我をしてしまったので日曜日に変更して欲しい旨連絡があった。「有り得ん!」と思ったものの、ごねてどうなるものでもないので受け入れた。

という訳で1日空きができた。朝、同じ住宅群に住む友人の家でコーヒーとケーキでおしゃべりした後、長い間to do listに残っていた「ベスん家」訪問を果たした。

「ベスん家」とは、もちろんWindsorで最も有名なWindsor Castleのことである。入場料はなんと14.2£(=3550円!!)。それでも、結構な数の人が雨がちのお天気の中訪れている。まずは城壁を巡り、本来は居城(the State Apartments)を拝見してからチャペル(St. George's Chapel)なのだけれど、今回は何となく道なりに先にチャペルを見学してから居城を訪れた。

Chapelを先に訪れた利点は、ガーター騎士団についての理解が深まったこと。見学中無料で借りられるオーディオガイドによれば、各騎士の紋章旗(バナー)が礼拝堂に掲げられている、ということだったが、この中に、なんと菊の御紋と思しきバナーを発見!え、もしや日本人が??と思ってその場にいたガイドのおじさんに尋ねてみると、昭和天皇が騎士団に名を連ねていたそうだ。彼の説明によれば、騎士が亡くなるとこれらのバナーや兜(?)などは、席の背に付けられたプレート以外は遺族が望めば返還され、遺族からの要望がなければ席からは外されてChapelの保管庫に移されるとのことだった。

この地位は世襲ではないので、平成天皇は騎士ではない、とおじさんは言っていたが、バナーも残っているし、おかしいなぁ、と思っていた。家に帰ってネットで調べると今上天皇も1998年に叙勲されているとのこと。しかし、「騎士」ってことはですよ、日本の天皇は英国女王の臣下ってこと??と勘繰ってしまうのは私だけかしらん?

さて、それはさておいて、居城訪問。小雨が時折降る中、15分程度待って入場。最初はQueen Mary's Doll's House。15分待って、豪華なリカちゃんハウス~??と思っていたら(それにしても立派なリカちゃんハウスだった。お宝鑑定団に出したら9桁だろうか、10桁行くのかな?)、勿論その後に居城が待っていました。

途中にまずはda Vinci、ミケランジェロの素描が!ベスん家には素晴らしいda Vinciコレクションがあるとは聞いていたけれど(ただ、展示されていたのは4、5点のみ)、ミケランジェロも。イタリア女性の体型って、本当にこうだったのかしらん。また、1800年代後半の晩餐会か何かの招待状だろうか。ベロアっぽい表紙のそれは、150年の時間を全く感じさせない、まるで昨日の夜の招待状のように素晴らしい状態で保存されていた。本物は時間を経てもあせることが無いのだろうか。

さらにその先には晩餐会にも用いられるという食器のセットの一部が飾られていて、オーディオガイドはイギリスの陶器を解説していた。確かに展示されているセットを製作するためにお金をかけすぎて会社が倒産した話は笑えないでもないけれど、どちらかと言えば、マイセン(これは刻印もあったので確かと思う)とかジノリっぽいセットとか、フランスからのロイヤルブルー(リモージュとは書いてなかったけれど)の食器とか、個人的にはそちらの方を解説してもらいたかったな。

The State Apartmentsは素晴らしかった。今も現役だからとは思うが、ヴェルサイユ宮殿の「がっかり」はない。全て非常によく手入れされている。絵画も素晴らしい。レンブラントの「ターバンを巻いた男」の肖像画の前では、また「これ欲しい」病が出てしまった。また中国風の家具や青磁と思しき壺も素晴らしかった。しかし食堂はヴェルサイユの鏡の間の勝ち、と言う感じ。この辺りは1992年の火災で焼けてしまって再建されたらしい。

また、武器や過去の戦争で功労のあった臣下たちの肖像画や胸像なども数多くあった。英国では王室と実際の政治(過去で言えば戦争)の距離が、他の国より近く感じる。それは過去を生き抜いた王室が今も現役でその役割を果たし続けているからでもあるのだろう。当時、功労を称えられ領地を与えられた臣下(ウィンストン・チャーチルを生んだマールバラ公爵家。領地とは世界遺産でもあるブレナム宮殿)は今も賃料を「旗」の形で払っていると言う。今年の賃料はフランス国旗とフランス王室の御紋(白地に金の百合の紋章)らしき旗であった。どういう意味があるのだろうか?

フランスでは王政や帝政は過去のものであり、日本の皇室も第二次世界大戦の後にその様相を大きく変えた。英国においても政治は政治家の仕事なのだろうが、それでも、日本のシステムに比べ英国では王室の政治への関わりが遥かに大きいと聞いたことがある。また、財政的理由によるところがあるとはいえ、実際の使用されている居城の一部を一般に公開するという姿勢も国民/世俗との距離感を縮めているのかもしれない。

デコレーションの趣味は私とは異なっていたけれど、良く手入れされたいいお家だった。いいなぁ、ベスん家。またいつか遊びに来たいな。今度は、押しかけじゃなくて、招待状が欲しいんだけど。その時は14.2£よりはもうちょっと良いお土産を持ってゆくからぁ。。。


朝食の幸せ -英国編-

2007-08-14 22:59:21 | イギリス

私が何故朝に(も)強いか-例え朝5時まで遊んでも、9時半には平気で出勤できるのか-それは単純に「食いしん坊だから」です。そう、お腹が空いて、美味しいものが食べたくて、目が覚めてしまうのです。

朝ご飯に、母の手作りケーキとサラダ、小岩井グルメファン(=ヨーグルト)+Hidemi Suginoのジャム、お腹が一杯になってしまって一口二口しか飲まないけれど、川島のブルーマウンテンNo.1があれば私にとっては最高。週末はこれに限ります。

しかし、東京にいるweekdayには前二者は供給不可。ヨーグルトだけでは血糖値が十分に上がらないので、普段はハーゲンダッツのアイスクリーム、ダロワイヨのパンドミエクセル&ブルーマウンテンコーヒー。

いずれにせよ、朝ご飯のことを考えたら、どんなに睡眠時間が短くても目が覚めてしまう。

さて、英国に来て、私は何を楽しみに朝起きているのかというと、

ハーゲンダッツのアイスクリームは供給可能。ただ、日本のように小さなカップは見当たらす、従ってどうしてもバニラに走ってしまう。

また、自分の手作りケーキも大分様になってきたものの、母の手作りケーキには敵わない。また、Paulはあるけれど、本当に美味しそうなパンに出会わない。

コーヒーは、渡英の時に600g、そして家族が来てくれた際に600g日本から供給したのだけれど、既に在庫切れ。今はこちらのお店で買ったブルーマウンテンを飲んでいるが、値段は同じくらいしているけれど、ローストがきつすぎ、またペーパーフィルター用に挽いて、と言ったのにちょっと細かすぎて、ブルーマウンテンを飲んでいる気がしない。このところミルクを入れてカフェオレになってしまっている。

という訳で、少々寂しい生活をしていたのだが、先日TESCOで見つけたYao Valleyというメーカーのギリシャ風ヨーグルトは、まるで濃い生クリーム。その舌触りといい、脂肪分の高さといい、私の好み。これにブラックチェリーヨーグルトを入れて食べる。Hidemi Suginoのジャムがあったら、どんなにか美味しいだろう。

いずれにしても、「これを食べるために起きよう」と思える朝ごはんに出会えて、とても幸せな今日この頃。

やっぱりLondonに移ったら、何をおいても体重計を買わないと。あー、どなたか体重計に乗る勇気も一緒に売っているお店をご存知ありませんか?


『ぐりとぐら』のケーキと勇気

2007-08-10 08:53:23 | イギリス

友人の旦那さんの誕生日まであと2週間ちょっと。でも来週はAtlanta出張もあるし、ケーキ作りの練習時間は限られている、ということで、今日もケーキ作りに励んだ。昨日から焼き型を変えてかなりうまく焼けるようになっている。ああ、今日も成功!!『ぐりとぐら』という童話に出てくるカステラケーキのような出来栄え。実家で作るのと同じようにしているはずなのに、ここで作ると『ぐりとぐら』のケーキのような黄色にケーキが焼きあがるのです。

ところで、このケーキ、アメリカへ持ってゆく?でもスポンジケーキだし、潰れて不味くなりそう。。。と、ふと窓の外を見ると、向かいの住人と思しき人々が共用の中庭でワインを飲んでいる。そうだ、あの人たちに食べてもらおう!。。。でも、変な日本人、って警戒されてしまうかなぁ?。。。このままケーキを捨てるのも勿体無いし。。。私だったら、断るかなぁ。。。でも、折角の『ぐりとぐら』のケーキ。。。ダメもとでチャレンジしてみよう!

と、勇気を振り絞って、「ケーキを焼いたのですが、明日からAtlantaへ出張で食べられそうにありません。よろしかったら食べていただけませんか?」すると、「なに言っているのよ、是非一緒に飲みましょうよ!」と、その後結局夜の10時まで、ちょっと肌寒い中庭で飲み、しゃべり続けた。その上、一人のおぢさまがとても世話好き、かつ私のことを気に入ってくださったようで、「何?一人??それはいけない。私がお婿さんを紹介するよ」と言い出し、来週の土曜日、出張から帰ってきたらまた飲み会、との提案を受けた。お婿さんはともかく、こうして会社を離れて現地の方たちと仲良くなれることは、私にとってとても嬉しいことなので、喜んでお受けした。

ケーキも、美味しいといってくださり、男性3名女性2名では余るかな?と思っていたのに、早々になくなって、これもまた嬉しかった。『ぐりとぐら』のケーキに少しの勇気というスパイスがあれば、人生の楽しみはさらに広がる??


早速

2007-08-10 08:50:32 | イギリス

新しいFlatには狭いながらもテラスがある。となると、椅子などを置きたくなるではありませんか?

日曜日にお買い物に出かけたら、以前から気になっていたお店に「最終セール」とある。そこで立ち寄ってみると、テラスにぴったりの金属製の椅子が半額に!(って1脚約100£=25000円)思わず2つ購入することに。もし、週末の間に、Flatの契約が立ち消えになっていたら。。。と不安が頭をよぎりつつも、ま、そのときは東京のマンションに送ってしまえ(って送料の方が高そう)、と結論を正当化。

これであとは小さなテーブルを買って、そこにハーブの鉢植えを置いて、また、テラスの両端にはオリーブの木を置いたら素敵かしらん?

お部屋もやたらに広いから、グランドピアノを借り受けてデコレーション兼ピアノの練習なんてどうかしら?また折角持参したヴァイオリンを活かして友人の輪を広げるべく市民オーケストラのサイトを覗いてみると、本当に沢山のアマチュアオーケストラの存在に驚く。というわけで、Londonでの新しい生活に向けて気持ちは盛り上がるばかり。。。あ、忘れてた、お財布との相談。


午後Tea

2007-08-05 17:15:14 | イギリス

今日は日曜日。金曜日からはお天気もとても良く、夏らしい気温になっている(おそらく30度前後)。Windsorの街を歩くと、1本裏通りには誰も居ない。この世で生きている人間は自分だけではないかと思うくらい静まり返っている。こちらの人にこの暑さはきついのだろう。湿度も、日本と比べるとかなり低いと思われるが、こちらとしては高いらしい(BBCでは盛んに湿度が高いと言っている)。

こんな暑い中を歩いていると、ほとんど水分を摂取しない私でも喉が渇く。Waitroseへ行くと、トワイニングのレモンジンジャーティなるものが売られていたので、これを購入してみることに。また、ハーブコーナーには土に植えられたハーブがいくつか置かれていたので、ミントを1つ持ち上げてみる。とても良い香りが「私を買って~」と漂ってきたので、これも購入。折角土に植えてあるのだから、テラコッタか何かに入れなくては、と近くの素敵なお花屋さんで容器を買って、今テーブルの上には、生き生きとしたミントが黒いモダンな容器に入って風に揺れています。そして、レモンジンジャーのアイスティに、購入したミントから新芽を拝借。。。幸せな午後のひと時。。。

さて、明日からAtlanta出張。また一週間頑張らなくっちゃ。