先日「新しい栄養学と葉酸について」という研修会に参加してきました。
講師は女子栄養大学副学長
香川 靖雄先生
香川先生のお話を聞くのは3度目。
前回は時間栄養学というお話で、興味深いお話でしたが、今回も長野県の話を交えていただき参考になりました。
まず、先日都道府県別平均寿命ランキングが発表され、長野県は男女とも1位となり、長寿県となりました。
しかし、健康寿命ランキングでは男性6位、女性にいたっては17位。
これはどういうことかというと、介護を受けるようになってから亡くなるまでの年数が長いというもの。
長野県の要介護者率は増加しているので、健康・長寿が長野県の目標ということです。
脳卒中は寝たきりの原因の1つであり、その中でも葉酸が不足し、有害なホモシステインが上昇すると、血管など全身組織が老化する。
そして葉酸には認知症予防効果があるということです。
健康長寿ランキングで男性2位、女性1位の静岡県。
静岡県の緑茶消費量ランキングは全国1位。
葉酸が多く含まれる緑茶は健康寿命を延長する可能性がある。
高齢者は食物から葉酸を摂取しても吸収がよくないので、お米に混ぜて炊く葉酸米が開発されたということで、サンプルをいただきました。
健康長寿をめざすには、子どもの時からの食習慣が大切というお話もあり、時間栄養学のお話もされていました。
これからますます高齢者が増え、医療費が増えていく中いかに一次予防が大切かを改めて感じた研修となりました。
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