通信 ドリーム760号
【先生は3時間泣きます・・】
(7/3 木の少年部稽古より)
この日、稽古開始後にこんな話をしました。
「橋本西で一番がんばらなくてはいけないのは長坂先生です。トップである長坂先生が一番がんばらないとダメなのです。次に土橋先生です。
そして、高校生、中学生。だから、小学生で一番がんばらなくてはいけないのは6年生です。6年生が、がんばっている年はいい橋本西になり
ます。」(これは、この日テンションが低かった6年生への啓発指導)
その後、7月から開始している「ローテーション運動」。これは、曲ごとに場所と運動の内容が変わります。先日、修行参観で見てもらった
「音トレ」とはまた違います。その一つにトランポリンのコーナーを入れています。当然、子どもたちには大好評。目的は、「体幹」をつくる
ことです。
ローテーション用に、6班の班編成をしています。そんな中、ある班がトランポリンコーナーになったときのこと。楽しいのか、興奮しすぎ
て、ふざけて隣の子と押しあったり、隣のトランポリンに移ったりと指示したことと違う方法でふざけている3人がいました。長坂が、
「A、B,C、こっちに来なさい。ここ座っていなさい。」
しばらくして、反省もしていたので、元に戻しました。ところが、次のマット運動コーナーでも、AとBは同じようにふざけ合っています。
そのうちケンカになってきました。
「A,B、こっちに来なさい。ここに座っていなさい。」
そして、30分のローテーション終了。全体を集めて話し。まずは、よかったことをたくさんほめます。次に、ローテーションは久しぶりであ
り、また初めて行う子たちもいたので、「やりにくかったところ」や「こうしたほうがいいんじゃないか?」ということがあれば話しあって
ください、と言って班別ミーティングをさせました。(発表内容は割愛) 最後に、
「残念なことが一つだけありました・・・。」
と切り出し、ふざけていた子たちの話しをしました。そして、なぜ、それがダメなのかを確認しました。
「危険だから」と「他の人の迷惑になる」が注意した理由です。まずそれを全体にきちんとわからせないといけません。わいわいやるのとふ
ざけるは違います。低学年なのでふざけるのは想定内です。それでもあえてこのように指導は入れないといけません。その子たちの次のため
と全体のためです。(全員が様々なことを通じて学ぶのです。)
「先生は今晩、家で3時間泣きます。弟子が悪いことをするのは先生の指導が悪いからです。」(最初の6年生への指導をここに絡ませたので
す。)
長坂は半分冗談のつもりで、笑いが出るだろうと思って言いました。しかし、なんと橋本西の拳士たちは素晴らしいのでしょうか! 場はシ
ーンとなりました。次に、3年生の一柳昊輝くんが、こう発言しました。
「先生、それは違うと思います。」
「なんで?」
「先生は悪くありません。」
すると、同じ3年生の谷口誠弥くんも、
「僕もそう思います。悪いのは、ふざけてやっていたAくんたちだと思います。先生は悪くありません。だから、泣く必要はありません。」
(「なんか、えらい神妙な感じになってきたな・・」と長坂は思いながらも、この子どもたちの善の教育性を活用しない手はない。)
他の子たちも手を挙げていろいろと発言をしました。その中で、久保真柾くん(3年生)が言いました。
「3時間も泣かなくていいと思います。」
「じゃあ、どれぐらい?」
「2時間半ぐらい。」
「じゃあ、2時間半にするわ!(笑)」(当事者たちはすでに反省しているので、この辺りからはもう柔らかくもっていく。)
そして、そのAたちの班長に、
「Dは、Aたちに注意をしたのか?」
「しませんでした・・。」
「じゃあ、お前も家で泣きなさい。」
「何時間?」
「3分。」
ここで一同笑いとなってこのことは終わりました。
次の稽古(7日)では、立派にがんばっていたA、B、Cを思いきりほめました。
【先生は3時間泣きます・・】
(7/3 木の少年部稽古より)
この日、稽古開始後にこんな話をしました。
「橋本西で一番がんばらなくてはいけないのは長坂先生です。トップである長坂先生が一番がんばらないとダメなのです。次に土橋先生です。
そして、高校生、中学生。だから、小学生で一番がんばらなくてはいけないのは6年生です。6年生が、がんばっている年はいい橋本西になり
ます。」(これは、この日テンションが低かった6年生への啓発指導)
その後、7月から開始している「ローテーション運動」。これは、曲ごとに場所と運動の内容が変わります。先日、修行参観で見てもらった
「音トレ」とはまた違います。その一つにトランポリンのコーナーを入れています。当然、子どもたちには大好評。目的は、「体幹」をつくる
ことです。
ローテーション用に、6班の班編成をしています。そんな中、ある班がトランポリンコーナーになったときのこと。楽しいのか、興奮しすぎ
て、ふざけて隣の子と押しあったり、隣のトランポリンに移ったりと指示したことと違う方法でふざけている3人がいました。長坂が、
「A、B,C、こっちに来なさい。ここ座っていなさい。」
しばらくして、反省もしていたので、元に戻しました。ところが、次のマット運動コーナーでも、AとBは同じようにふざけ合っています。
そのうちケンカになってきました。
「A,B、こっちに来なさい。ここに座っていなさい。」
そして、30分のローテーション終了。全体を集めて話し。まずは、よかったことをたくさんほめます。次に、ローテーションは久しぶりであ
り、また初めて行う子たちもいたので、「やりにくかったところ」や「こうしたほうがいいんじゃないか?」ということがあれば話しあって
ください、と言って班別ミーティングをさせました。(発表内容は割愛) 最後に、
「残念なことが一つだけありました・・・。」
と切り出し、ふざけていた子たちの話しをしました。そして、なぜ、それがダメなのかを確認しました。
「危険だから」と「他の人の迷惑になる」が注意した理由です。まずそれを全体にきちんとわからせないといけません。わいわいやるのとふ
ざけるは違います。低学年なのでふざけるのは想定内です。それでもあえてこのように指導は入れないといけません。その子たちの次のため
と全体のためです。(全員が様々なことを通じて学ぶのです。)
「先生は今晩、家で3時間泣きます。弟子が悪いことをするのは先生の指導が悪いからです。」(最初の6年生への指導をここに絡ませたので
す。)
長坂は半分冗談のつもりで、笑いが出るだろうと思って言いました。しかし、なんと橋本西の拳士たちは素晴らしいのでしょうか! 場はシ
ーンとなりました。次に、3年生の一柳昊輝くんが、こう発言しました。
「先生、それは違うと思います。」
「なんで?」
「先生は悪くありません。」
すると、同じ3年生の谷口誠弥くんも、
「僕もそう思います。悪いのは、ふざけてやっていたAくんたちだと思います。先生は悪くありません。だから、泣く必要はありません。」
(「なんか、えらい神妙な感じになってきたな・・」と長坂は思いながらも、この子どもたちの善の教育性を活用しない手はない。)
他の子たちも手を挙げていろいろと発言をしました。その中で、久保真柾くん(3年生)が言いました。
「3時間も泣かなくていいと思います。」
「じゃあ、どれぐらい?」
「2時間半ぐらい。」
「じゃあ、2時間半にするわ!(笑)」(当事者たちはすでに反省しているので、この辺りからはもう柔らかくもっていく。)
そして、そのAたちの班長に、
「Dは、Aたちに注意をしたのか?」
「しませんでした・・。」
「じゃあ、お前も家で泣きなさい。」
「何時間?」
「3分。」
ここで一同笑いとなってこのことは終わりました。
次の稽古(7日)では、立派にがんばっていたA、B、Cを思いきりほめました。