昨日、今日と全中男子団体の強化稽古。
2日ともに、9時~18時。
12時~13時は昼食休憩。
13時~14時はチームミーティング。
昨日のテーマは、
「どんなチームで終わりたいか? そのためにいますべきことは?」
今日は、いまちょうどやっている。
テーマは、
「本当のチームワークに一番必要なもの(こと)」
今日のは、討論。
事前に、二つに論点を絞らせる。
・各自が大切だと思うものを全部出させる。
・それを消去法で二つに絞らせる。
残ったのは、
コミュニケーション
と
目標
コミュニケーション側が四人。
目標側が二人。
討議ではなく、討論なので、答えを出させる必要はない。
討論することそのものに意味がある。
昼御飯あとにさせるのは、食べたあと、眠くなってくるのを効率よく時間消化させる意味がある。
挑戦する者だけが伸びる。例外はない。(向山洋一氏)
少林寺拳法の子どもたち。
最初は自信がない。
だから、みんなの前でやることはなかなか名乗り出なかったりする。
それでも、数人は前に出てくる。
まずは、その子達をめっちゃほめる。そして、全員に言う。
「道場は間違いや失敗をするところです。間違いや失敗を恐れることが一番ダメ!」
さらに、煽る。
「挑戦する者だけが伸びる。例外はない。」
と。すると次からはわれもわれもと前に出てくるようになる。
すかさずほめる。
「凄い! 挑戦する者だけが伸びる。例外はない。」
イキイキと挑戦する道場。
堂々と失敗する道場。
間違いや失敗を認めていく道場。
そうやっていくから、道場の中に快活さや知的な空間ができる。
大人にも言える、
「挑戦する者だけが伸びる。例外はない。」
先週終わった全国高等学校少林寺拳法大会。
橋本西所属のあやのが県立伊都高校から女子単独演武で出場。
一次選考通過→準決勝通過→決勝進出。
16人で競われた決勝で12位。
女子単独演武出場64人中の12位。
一年生のあやのとしてはがんばった。
大会から帰り、日曜日には一般部のみんなに応援のお礼と報告。
翌日月曜日には、小学生の稽古(中学生、高校生もいた。)で同じくお礼と報告。
このあとは長坂が仕切る。
「あやのちゃんに質問タイム!」
「一番緊張したのはいつでしたか?」
「一次予選です。」
「最初に会場へ入ったとき、どう思いましたか?」
「みんなが上手そうに見えました。」
等々。
次に、中学生、高校生にも質問をさせた。
そして、
「みんなであやのに声をかけてあげるなら、どんな言葉がふさわしい?」
高校生に聞いたら、
「お疲れ様でした。」
だと言う。
長坂は、
「うーん、みんなで言ってやるにはちょっと違うなぁ。よし、
みんなで、がんばったね!って言ってあげよう。」
長坂のせーので、全員が、
「がんばったね!」
の大コール。
子どもたち特有の少しゆっくり目の、
「がんばったね!」
は、長坂の胸にグッとくるものさえあった。一瞬、涙が出そうになった。
一人で長い期間がんばってきたあやのにもグッと来た瞬間だった。見ていてそう思った。
「ありがとうございました。」
とあやのはお礼を言った。
その二つのやりとりが場の空気を橋本西らしさにしてくれた。
橋本西はどんなときでも、全員で挑む(たたかう)。
今回も、みんながあやのと一緒にたたかったのだ。
「あやの、がんばったね!」