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超ビギナー夫婦が小径車に乗り、わずか数年でポタリストとなった(と思われる)奇跡の記録。

しまなみ海道のススメ(後編)

2007年05月07日 | ポタリング

大三島では鯉のぼりがお出迎えしてくれました。

心憎い演出に癒されたのもつかの間、ぽたQ家に突然の雨が襲います。

「雨は夜からじゃなかったっけ~!?」   =3

ペースを上げて大三島大橋を渡りきり、伯方島へ。
雨宿りをしながら、携帯で天気予報をチェックしてみると


ふったりやんだりのお天気。傘を手放せない一日になりそうです。

我が家へ連絡なしに内容を勝手に変えるとは~!!←かなりのお門違い
雨具を持参していない(というか我が家にはカッパなるものがない)ので、
小ぶりになった合間をぬって走るしかありません。

途中、舟坂神社の祠の下で雨宿りしながらも断続的に走ります。

本当は伯方の塩ラーメンが食べたかったのですが、ルートから外れて
往復で10km程の寄り道となるため、涙をのんで先を急ぐことに。(/_<。)

が、ここでアンパンをかじって耐えるぽたQ家ではございません。

■灸まん
香川県は金毘羅の銘菓。
皇室御用達だそうで、黄身餡が好きなぽたQ家には好評。
ちなみに灸まんうどんなるものもあるのだとか。

■坊ちゃん団子
愛媛県松山の銘菓。
(道後温泉土産だと思っていました)
上から抹茶・黄身・小豆餡で上品な甘さです。

■一六タルト
こちらも愛媛県は松山の銘菓。
柚子風味の餡がサッパリ風味。
よく似た風貌のお菓子がサービスエリアに溢れていました。^^;

こんなこともあろうかと四国名産の携帯食を前日に収集しておきました。
備えあれば憂いなし。うまうま。(´~`*)


走行距離が70kmを超え、ややペースダウンしながらも伯方・大島大橋を通過。
最後の島、大島に入ります。
噂には聞いていましたが、疲労が浸透している体にアップダウンが堪えます。
尾道から走ると、ここからが一番の難所ではないでしょうか。

1速に入れて、長い上り坂でクルクルとペダルを回すと・・・10km/h。
オットットの気配が薄れていきますが、はぐれることはないでしょう。(^^;;
坂が多いからか、なかなか距離がのびずモチベーションもあがりません。
確かに雨には濡れたくないけど、何かが違う。
そうだ、私達は「食べるために漕ぐ」がモットーではないか!

というわけで、雨雲さておきお昼ご飯です。

 愛媛県今治市宮窪町宮窪5166
へたり気味のぽたQ家は「とりあえず天丼とカツ丼!」と叫びかけましたが
漁港が近いことを思い出し、ねぎとろ丼とタコ天を注文。
 
ねぎとろに落とされた卵の黄身がまったりからまっていい感じです。うんまーい。
「タコ天やわらかいっす」(BYオット)。

雨雲も落ち着いたようで、あとは今治(の鉄板焼き鳥)を目指して漕ぐのみ。
ひときわ長~いスロープを登ると・・・最後の橋である来島海峡大橋です。
全長4km。微妙な上り坂が堪えますが、何故かランニングハイなぽたQ家。

昼なのに朝靄のような風景ですが、それはそれで趣がありました。

足の付け根がじんわり痛いものの、無事今治へ到着。
朝からの走行距離は約90km、約6時間30分でしまなみ海道完走です。


達成感に満たされつつ、宿泊先の入り口横で自転車をたたみます。
今治のランドマーク的な落ち着いた雰囲気のホテルです。


担いで中に入ろうとしたら、キンピカの台車を持って若いホテルマンが
駆けつけてくれました。
  係員:「お客様、お荷物をお運びいたします!」
  ツマ:「え、でもコレ重いですし、」
  係員:「大丈夫です、お持ちし 
うっ
や、やっぱり重いでしょ。 

軽くメンテナンスしたかったので、フロントで預かりましょうか、という申し出を
やんわり断り、自転車と共に部屋に案内されるぽたQ家。
  係員:「お客様、来島海峡大橋を渡っていらっしゃったのですか?」
  オット:「朝に尾道を出発して今着いたんですよ。」
  係員:「え・・・しょ、しょれは、それは・・・」
動揺ばかりさせてゴメンナサイ。 

**********

さて、這ってでも行くと決めていた場所です。

世渡(せと) 愛媛県今治市黄金町1-5-20
「バイトが焼く鶏が、うまいはずがねぇんだ」と豪語する職人気質な
おやっさんが一人料理長なお店です。焼き鳥屋@ヘビー級店か。(笑)
 
↑今治名物せんざんきと店の人気メニュー皮焼き。
皮焼といっても串刺しではなく鉄板焼きなので随分印象が違います。
脂身が苦手な私でも食べれる位、でらうまでした。
特に手羽先は名古屋在住経験のあるオットも唸るジューシーさ。
スパイスで辛いだけのものが多い中、軽い塩コショウのみという潔さがいい。
よかった、しまなみを走ってよかったよ~( T▽T)人(T▽T )

結論
グルメポタリストの皆さん、這ってでも今治の焼き鳥は食べましょう。
(ツマ) 四国旅行記、もうちっと続きます