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超ビギナー夫婦が小径車に乗り、わずか数年でポタリストとなった(と思われる)奇跡の記録。

しまなみ海道のススメ(前編)

2007年05月06日 | ポタリング

うっすらと夜が明けだした頃、今治に到着したぽたQ家。

 「コノ自転車ナニ?今治ナゼ自転車オオイ?」

早朝から陽気なドミニカ出身の青年につかまり、質問攻めにあいつつも、
自国のTV番組で今治は「日本一自転車が多い地域」と紹介されていたのだとか。
全国から自転車が集まる地域というイメージですね。d(゜ー゜*)
今治駅6時17分発のしまなみライナーに乗り込みました。
自転車はトランクルームに入れましたが、スーツケース用のストッパーが
置いてあり、更にちび輪の持ち手をバーへ結びつけたので固定感バッチリ。

このしまなみライナーという高速バス、向島を出ると福山まで停まりません。

尾道駅前に行くには因島大橋で路線バスに乗り換えとなりますが、
自転車を抱えてバスを乗り換えるのも大変なので向東BSから自走します。


向島から尾道大橋で本州へ渡ると、そこは尾道


フェリー乗り場に停泊していたフェリーに乗り込みます。
大きながま口を持ったおじさんが、これまた陽気に話しかけてくれました。

 「今日のうちに今治?この自転車なら、早くて5時間はかかるねぇ。」

さすが多くの自転車を送り出しただけあり、正確な時間の読みです。
更に私の方を見て

 「まぁ、間に合わなけりゃ途中の島で一泊しなさいよ。」

この自転車(と私)は結構頑張れる・・・はず。 
とりあえず、その不憫そうな眼差しで私を見るのはやめるのだ!ヾ(-д-;)


やや街中の印象のある向島を走り抜けると、因島大橋に到着。
この橋は上が自動車、下が自転車という2層構造ですね。


因島
では恐竜の巨大オブジェがお出迎え。参考:中央下に写っているのはマイクロバスです


更に生口橋を通り、レモンの産地、生口(いくち)島へ到着。
柑橘類の畑の横を走っていると海岸線にポタリスト御用達のお店が。

ドルチェ
本当はドルチェミストなるプレートセットを店内で食べたかったのですが、
天候が怪しいため、アイスクリームのみで我慢です。
 
瀬戸田産デコポン・・・地元名産のデコポン。さっぱり味でサイクリング中には丁度いいかも。
伯方の塩・・・後味がほんのり塩加減で甘い印象。リキュールがほんのり。
広島の栗・・・クリーミーなアイスの中に栗がコロコロ。栗好きにはオススメ。

我慢しているという割には、しっかり食べるぽたQ家の目の前を猛スピードで
ロードレーサー(その中に1台モールトンが混じっていたbyオット)が通過。
うーむ、住む世界が違います。(・_・;)

ここまでの走行距離は40km程。まだまだ大丈夫です。

次は世界一の斜張橋、多々良大橋を渡ります。
この橋を超えると愛媛県に突入です。


美しいデザインの橋をご機嫌で渡っていたら・・・ポツリポツリと?
もしかして・・・!?
(怒涛の後半へ続く)

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尾道でリクセンアタッチメントの増し締めをしていると、バキっという音と共に・・・

 「ぼ、ぼるとがーーーーー!!」。・゜゜・(≧д≦)・゜゜・。

 ←なめて割れてしまったボルト
片方のみで支えられる重みでもなく、背負うとプレートからの刺激が強すぎます。
これで完走したら、脱皮しちゃうかも。
困った・・・必要なものだけ残して自宅に宅配便で強制送還しようか・・・

あ、そうだ!

応急処置で、余分に持ってきていた裾バンドを使いハンドルバーからも固定。
どうにかシフターに影響を与えずに走ることができました。

備えあれば憂いなし、ですね。(〃´o`)=3
(ツマ)