ゆめひこう 

日々の思いを

クリプタ

2013-06-21 22:32:04 | カトリック
聖書の勉強の日だったので、お昼のミサに与りました。

                              

お説教は、お祈りする時や、良いことをするときは、さりげなくしなさい。
いかにも見せびらかしているようなのはダメ。
イエス様の言葉です。

ミサのあと、テイールームに行きました。
ボランテイアの方々が珈琲を出してくださいます。
ここの珈琲はとても美味しいです。

同じ世代の女性が一人ずつ座っていられて、三人でそれとなくどちらからですか
などと、言葉を交わしました。


そこへ少し年配の男性が一人で珈琲を持ってこられて座りました。

「どちらからですか」
などと聞かれて、話されたことによると・・・。

後楽園、ドームの近くにお住まいだそうです。
わたしは信者でも何でもないのですけどね、家内がずっとカトリックで、
亡くなりましてね、この下のクリプタにいるんですよ。

「まあ、それでお参りに来られるんですね!」

いやあ、そんなんじゃないんですけどね、ここに来ると地下のクリプタに行って、
トントンと叩いて、「おい、きたよっ」て言うんですよ。

「まあ、優しい!」

3人は感激で言葉も出ません。

男性の目が赤くなって、涙が伝わりました。

「奥様うれしいでしょうね」

子供たちが行かなきゃだめだっていうんですよ。
それでね、神父さんの話を聞きに来たついでにクリプタに行くんですよ。
子供も家内もカトリックですが、
わたしは会社人間だったから、話を聞いても分からないんですけどね。

「良いじゃありませんか、そうやっていらっしゃるだけだって、奥さま喜んでいられるわ」

本当はさみしくて、奥さまのために義理でこられてるのかもしれないのに、
女性3人が、感激したり、うらやましがったり、一緒に涙を流したりしてので
男性はちょっと困ったような笑顔になりました。

短いお茶の時間でしたが、
「またお会いしたいですね」
と、何回も言い合って、席を立ちました。

神様がすぐ近くにいられるように感じました。


勉強の帰りに、教会の図書館に寄りました。
入り口の書架の棚です。

新しい教皇様はどこでも人気です。

           

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