あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

いつか飛び立つ日の為に!!

2016-12-21 22:49:54 | 野鳥

その鴨を見たのは、確か春の終わりころだっただろうか。
ジッとうずくまって身動きひとつせずに
まるで剥製の鴨でもあるかのように…ひょっとして死んでる?
とも思えたけど、どうやらその心配はなさそうだが
片翼がダラリと垂れ下がったままだった。

いつのまにか姿を消してしまっていたので
きっと生きてはいないだろうと思っていた。

その後、季節は夏!

何気に見かけたあの鴨
片翼を怪我して瀕死だったように思えていたが
思いがけなくも、また出会うことが出来た。
しかし、その片翼は無残にも人間が手を捩じ上げられたような形で
あれじゃ飛ぶことは一生出来まいと感じた。

生き長らえたとしても、川の浅瀬を這いつくばって
なにがしかの餌を求めての一生に違いないだろうと
可哀想だけど仕方のないことで、まあ 長生きは出来ないだろうとも思っていた。

あれからしばらくあの鴨を目にすることもなく月日が過ぎて
つい先日にまた見かける事が出来た。

片翼を捩じ上げられたような姿をしていた鴨が
小春日和の…これから寒さが厳しくなる頃なのに
水温むかと思われるような暖かい日の中
まるで日向ぼっこを楽しむかのように
翼を縮めたり広げたり…捩じ上げられたような片翼は
なんとか元の位置まで戻ってはいたけど
まだダランとした感は免れなかった。

それでも、一生懸命に動かして
きっと明日…きっといつか、あの大空へと飛び立つためにと
それが生きて居る証でもあるかのように!
ダラリと下がった翼を動かしている。

ある時は空を見上げて屋根に止まる白鷺を眺めて
またある時は電線に群がる雀たちを凝視して
水に浮かびながら、何度も何度も翼を広げている鴨に
生きる事、生き延びる事に必死に向かい合う野生の強さを感じた。

 


追記

その後のまる子の経過は、熱は出なくなったものの
まだ咳は続いて、一時期よりは少なくはなったけど
まだ完治までには程遠い様で
それだけ、あのRSウィルスは凶悪だって事!

2歳児までの幼児は重症化するってホントだったようだ。

体が辛いのか、おんぶしてもらうのが一番楽だとみえて
いつもおんぶか抱っこじゃないと愚図って
私やよっちゃん以外は大泣きする。
いわゆるすっかりのヒッツキ虫と化し
一日中おんぶするには、かなり腰や肩にズッシリとくる。

それでも、ようやく最近は笑顔が出るようになり
咳も少しずつ減って来て、じいじでも一緒に散歩したりおんぶしたり
サクぼんを保育園へお迎えに行く時には、泣かないでじいじとお留守番できるようにもなった。

焦らずにゆっくりと完治を目指して頑張って行こうと思う。

 

ということで、今回もコメント欄は閉じさせていただいています。

 

 

 

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