-
早春うららかなる…今日は気持ちどんよりとした日だったけど
思いがけず暖かい日で、ホントは陽射しの強い日より
こういう日の方が、田畑の雪を溶かしてくれるのかもしれない。
久しぶりに夫と夫の姉さまのところへ遊びに行き
ハウス内のホウレンソウを山ほどいただいて来ちゃった♪
先日 3月の初めに行われる大般若経に参加して来た。
毎年この年の厄を払い、無病息災や五穀豊穣を祈願され
今年厄年を迎える人がお祓いなどしたり…春始めの伝統行事となっている。
昔はたくさんの地区民が集まり
お堂の中に入りきれないくらいとなり
各自持ち寄った手作りの…お団子などのお供え物を持って
大般若経が終ってから、集まった人に食べてもらったりしていたのだけど
昨今、そういう事も少なくなり集まる地区民も限られて来たようだ。
今年組長さんの我が家は、来れない人の為に大般若に参加して
その時に配られるお護符とお札を、組員に配らなければならなかった。
開始時刻は午後の一時。
時間よりも早めに集まり、お堂の中に並べられた座布団に座って
近所の人と世間話をしながら待つ事にした。
お堂内の端には、同じ真言宗の被災者のお位牌や遺影などが
代理として預けられて、お供えなどが供えられて
被災地のお寺が使えないので、ここで法要などが行われたりしていた。
まあ、相身互いって事だよね、被災者も供養しなくてはならないご先祖様がいる。
今年還暦の人が最前列に座り、区長挨拶により大般若経開始となり
住職さまの説法から始まる。
この説法が意外と好きな私…それだけ年を取ったって事かもしれないが。
厄除けに当たり、お経で除ける厄は無病息災や五穀豊穣で
自分自身の中にある災いを呼ぶものは、自分で追い出すものであると
気持ちが弱っていると、そこに付け込む災いが集まるのだと言う。
そういう様な事を説々と…やがてお経が始まり
静寂の中にお経を読みあげる住職の声が響く。
Youtubeで見つけたけど、こんな感じでパラパラと。
お経も降板に差し掛かると、ひと際大きな声で
蛇腹になった経本を高く掲げて「だ~いはんにゃ~ ウンタラカンタラ…」と
流れるようにパラパラとめくられて行く。
ここが大般若のクライマックスってとこかもしれない。
そうして厄払いとして、一人一人の頭の上で
その経本をかざしてお経は続く…ようやく長いお経が終ると
数珠の大きいもの…直径何メートルくらいか?
百万遍念仏がお参りの人たちが中心となり勤められ奉唱する。
ひと塊りになって百万遍念仏をしている。
大勢の人々が1080珠といわれる大数珠を繰り
各々が一珠繰るごとに念仏を唱え、その総計をもって百万遍念仏を唱えるとされる。
もらって来たお護符のお菓子と銀紙に包まれたお赤飯、そしてお札。
袋の中に入っているお菓子と銀紙のお赤飯は
家族で少しずつ分けあって食べるとされている。
それが終ると各組割り当てのお護符とお札をもらい受けて
来れなかった隣組の人に配って歩かなければならないのが組長さんの役目なんだよね(^^)b
という事で、窓越しの雀をUP!