あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

仕切り直しの大戸町散策

2010-05-08 22:30:18 | プチドライブ・地域の事
ゴールデンウィークも無事に終えて
先日の事…ちょっとだけ自分の時間が出来た。
夜勤から始まった夫は、どうせ昼間は寝てるだけだし
一度くらいはプチドライブをしたってバチは当たるまい!と
自己弁護ではあるが、かなり嬉しい日となる。

おう、好きなだけ遊んで来い!とは言われるけど
そんな訳にもいかずに、以前未遂に終ってしまった大戸町散策にした。


以前来た時には咲いてなかった桜も、今は葉桜となりつつある。

由来を調べても、よく分らなかった野口英世の銅像から始まり
テクテクテク…と、葉桜になりつつある細い道をのんびりと。


そこからホンの数分の所にある、会津に生きた会津の画人遠藤香村の碑へと。

その碑から見える大戸町中学校にある大きな枝垂れ桜は
すでに若草色の葉が浸食し始めていたが、ピンクとのコントラストは
満開の桜の景色に負けないくらい今の季節にピッタリだと思った。


大戸中学校の枝垂れ桜

五月の風に飛ばされた桜の花びらがチラホラと
国道から少し離れた農道とも言えるような…足元にはタンポポが揺らいでいる。
歩いていると汗ばんでくるが、それもまた気持ちが良いもので
シンと静まりかえってはいるが、聞こえる…なんの鳥のさえずりかな。


車での移動も良いけど、たまには近場で歩いてみるのも悪くはない。

しばらく歩いて目的のひとつでもあった弁天沼へ着いた。
田んぼの端っこに、見逃してしまうほどの小ぢんまりとした沼がポツンと。
あぜ道を歩いて近づいて行くと、サーっと桜吹雪の歓迎を受けた。


なんの変哲もない田んぼの向こう側にそれはあった。


まん中に祠があって、きっと昔から同じように時が流れてきたに違いない。

よく来らったなし…なんにもねぇとこだげんじょも
のんびりど してってくなんしょなし…
 
うふふ、そう言ったかどうか

そんな方言が似合う小さな沼で、珍しい植物はなかったけど
散った桜が水に浮かんで、そこを何というトンボだろうか
ちょっと薄暗くて分らなかったが、細いトンボではあった。

ゆっくりと一回りしてから、本当は国道に出て
牛乳屋食堂芦ノ牧温泉駅のバスちゃんを見て行こうと思ったのだけど
どうしても気になる場所があって、そこへと戻る事にした。



その場所は、以前来た時に見た小さな滝で…あの時はショウジョウバカマに出会えた。
今回は何に出会えるか、その思いだけで戻って来たけど
カタクリの花が咲いていたと思われる跡があったくらいで
ちょっと残念だったかなぁ…。

っと、見つけた!! イカリソウ♪

まっ白で清楚で上品で…思わずため息が出ちゃうような。
こんな発見があるからプチドライブはやめられないんだよね♪





トキワイカリソウ(常盤碇草)
イカリソウの名前の由来は、船の錨(いかり)に似た花をつけるからのようで
だから花言葉も「あなたを捕らえる」「人生の出発」などとある。
でもこの白いトキワイカリソウは錨よりも白い飛ぶ鳥を想像させた。



コメント (30)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする