我が家でそんなチョイ悪…っていうのは、コビスケしかいないのだ。
一昨日の朝、私と一緒に孵化したアゲハにチョッカイを出したりしていたが
確かにその時は…居た! うん、間違いなく居た。
フト気がつけば時はすでに夕方。
いつもなら、いくら外で遊んでいても
雨は降ってくるし、お腹も空いてくるだろうに…。
どうした事か影も形も見えない。
そんな事を夕食時に話をしていたが
なぁ~~に、腹が減ったら帰って来るべ…と、夫。
おかげで私はコビスケのいない寂しい夜を過ごさなければならなかった。
次の日の朝も姿が見えない。
あの押し付けがましい鳴き声と燻臭いような顔がないのは
何かしら物忘れしてしまったようで、さすがの夫も心配になったのか
朝のヒメの散歩は、心当たりをあちこち探しながらだった。
昼間の時間にコビがいないのは寂しいものだ。。。
いつもマイペースなポチコでさえ、気抜けしたように
私のそばにピッタリとくっついて寝ている。
いったい何処へ行ってしまったのか…。
もしや事故にあったのではあるまいかと心が妙に騒ぐ。
夕方のヒメの散歩の時は、家の脇の川を重点的に探した。
事故にあって川に投げ出される猫は何匹も見てきた。
以前も事故かなにかで、川に流された猫が引っかかっていたので
引き上げたら、首輪に電話番号が書いてあって
連絡してあげたら、知り合いの猫だった。
凄く可愛がっていたのだが、いなくなって探していたと
死んで見つかったのは可哀想だったけど
見つからないよりは良かった…手厚く葬ってあげられるって
キレイなバスタオルに包んで帰っていった。
その時の事を思い出して、思わず身震いしてしまったが
首輪に迷子札をつけておけば良かった…と思った。
例え不幸にして亡くなっていたとしても、連絡がくるかもしれない。
飼い主にとって、姿かたちが分からないまま
行方不明になってしまう事が一番辛い事だ。
明日は川下の方まで探してみようと思っていた。
こんな降りしきる雨の中で、寒さに震えているのではないかと
また一晩、寂しい夜を過ごした。
今朝は朝からの強い雨で、ゴミ捨てに行くにも車を使うほどだった。
ゴミ捨てから帰って、一息ついていたら
会社へ行く仕度をしていた息子が、コビが帰って来たよ~~って!
思わず耳を疑った…あの首輪の鈴の音と、押し付けがましい鳴き声と
相変わらずの燻臭い顔…だけど、ちょっとやつれていた様に思えた。
疲れきったような顔のコビ
濡れた体をバスタオルで拭いたら、何事もなかったような顔をして
エサにがっついてる… まったく人に心配かけたくせに!
たぶん、何処かの小屋か車庫辺りに忍び込んで
締め出しをくったのではないかと夫は言う。
よっぽど、お腹が空いたのか…がっつくコビ
たらふくエサを食べて意識不明なほどに寝る…ねる。
その可能性は大いにアリだ! 二泊三日プチ家出の顛末は、
無事だったコビスケの燻臭い顔に免じて許してあげよう!と、思った。
が、しかし戻ってきて第一号の獲物は、またもやコウモリだった( ̄▽ ̄;)!!ガーン
そんなドタバタした…今日の一枚。
コビが戻って来た雨上がり、夕暮れの秋風に揺れているススキ。