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~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

181 GRAND FUNK RAILROAD 『GRAND FUNK』〈'70 アメリカ〉

2010年08月04日 08時45分15秒 | CD日記 '70洋楽編
                       

                       1 GOT THIS THING ON THE MOVE
                       2 PLEASE DON'T WORRY
                       3 HIGH FALOOTIN' WOMAN
                       4 MR LIMOUSINE DRIVER
                       5 IN NEED
                       6 WINTER AND MY SOUL
                       7 PARANOID
                       8 INSIDE LOOKING OUT

アメリカンHRバンド、グランド・ファンク・レイルロード(以下:GFR)の2ndアルバム。
(CD日記 '60洋楽編 # 18)で彼らの1stを聴いたお話しをしました。より方向性を見出したとされる2ndアルバムも、買って聴いてみました。

1stはバラエティに富んでいる感がありますが、反面、今ひとつ中途半端な印象もあります。
この2ndではバンドとしての方向性を見出したのか、パワフルなHRが聴けます。
ブルースをベースにした4。バンドとしての自信に満ちたプレイが聴けます。
キャッチーで、弾んだロックの5。曲の終盤でのマーク・ファーナーのヘタウマなギターソロが印象的。
ブラック・サバス風(?)の不気味なヘヴィーHRの7。荒々しいながらも展開のある曲です。エンディングで、赤ちゃんの泣き声が不気味に響き渡るところがちょっとコワイ(?)です。この曲あたりは聴いていて、のちの“スラッシュ・メタル”の“原石”と言えるのではないか思います。おっと!同名タイトルの曲がブラック・サバスにありますが、カバーではありません。
アニマルズのカバー曲の8は、このアルバムのハイライトだと思います。9分強に及ぶ展開のある曲で、しつこい程のギター・リフのパートや、ハーモニカが登場するパート、曲調が変わるパートもあったりと、完成度が高いと思います。

彼らは高度なテクニックを持ち合わせている方ではなので、正直、荒っぽくガムシャラで、下手な演奏ですが、この作品は全編(特に)ベースがブンブン鳴っているへヴィなHRが聴ける作品となっています。気持ちをスカッしたい時に聴くといいかもしれません。

さて、GFRのサウンドに期待し、買い進めようと考えていた当時の私。方向性が見出されたこの作品を聴いても、自分の中ではあまり響いてくるものがありませんでした。
結局、買い進めはここで一旦ストップ。そして彼らのサウンドを再び聴きたくなり3rdアルバムを買ったのは、それから数年先のことになるのでした。

〈追記〉
この記事を挙げる時、ある音楽本で、このアルバムの発売が1970年の欄に入っていました。
実際には1969年の発売です。

[CD日記 '70洋楽編 # 36]

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ニッチーくん)
2010-08-04 21:25:06
>canguruさん

確かに、スピーカー左右で楽器が分かれてしまっている録音なので、良いプロデュースではないですよね。

「夏にラーメンを食べて汗をかく…」のが気持ちいいというのと同様、暑い時に熱いHRを聴くのもいいかもしれません。
返信する
初期の2枚ですよ~! (canguru)
2010-08-04 20:42:12
ファーストからの継承
やや発展系というか・・・
このセカンドも人力ロック炸裂の作品ですね。

音の録りかたが特徴的で
ブーミーというかベースが唸る様は
良い録音ではないけど
凄みが出て良い感じ。

この暑い時が意外と合うサウンド???
返信する

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