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~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

366 LANA LANE 『CURIOUS GOODS』〈1996 アメリカ〉

2016年08月07日 19時44分46秒 | CD日記 '90洋楽編


1)CURIOUS GOODS Part One
2)EMERAID CITY
3)ESCHER'S STAIRCASE
4) HEART OF DAWN
5)TAKE A BREATH
6)REVERIE
7)SATYR'S MOON
8) SYMPHONY OF ANGEL (Arias and Fables)
9) TWO CAN PLAY THAT GAME
10) VOICES
11) DO IT AGAIN※
12) CURIOUS GOODS Part Two
13) CLOUDS
※は日本盤ボーナストラック

HR/HM系女性Voのラナ・レーンの1stアルバムに出会い、すごく好きなアルバムになったことを[CD日記 '90洋楽編 # 20]でお話ししました。それから、彼女のアルバムを聴いていくこととなったのです。
さて、私が1stを聴いてから数ヶ月後(?)に、今回紹介する2ndが発売されました。
当時彼女のアルバムは、あまりCDショップで見かける(見かけやすい)ものではなかったので、発売からまた少し時が経ち、当時御用達にしていた隣町のCDショップで取り寄せてもらい、購入したのを記憶しています。

ラナ・レーンの2ndアルバムです。
1stアルバムは、基本はプログレ要素を含むHR/HMサウンドで、コンセプト・アルバムではないのですが、構成がしっかりしていて、何か舞台を見ているようなストーリー感がある面白いアルバムでした。
しかしこの2ndは、本格的なHR/HM曲は8)くらいで、全体的にはドライなポップス系プログレといった作風。私個人の印象としては叙情的で、どこか寂しげなアルバムに聞こえます。
ですが決して悪く訳ではなく、むしろラナの歌唱力が伝わってくるアルバムだと思います。
このアルバムも1)と12)のようにオープニングとエンディングがありますが、その流れとは別に、ブレッドのカバー曲である穏やかな13)でアルバムが終わるという構成も、通して聴くと感動を呼びます。
私は、穏やかなでしみじみと響くサビをもつ10)が大好きです。
ちなみに、11)はスティーリー・ダンのカバー曲です。

次の3rd以降、1stからのパートナーで、後に彼女の夫にもなるキーボードのエリック・ノーランダーのプロデュースが発揮されたプログレの要素を持つメロディアス、且つドラマチックなHR/HMのアルバムが発表されていきます。
どれも内容は良いのですが、どこか“器用になり過ぎた”感があって、逆に手堅すぎていて、面白みに欠けるものを感じられます。
彼女のディスコグラフィーの中で、この2ndは他のアルバムと色合いが違うものかもしれません。しかしそれ故に、“手堅くなる前”のアルバムとして、耳にしておくのもいいかもしれません。

実はこのアルバムには思い出があります。
大学を卒業して初めて就いた職場。その後の事情と自己都合により退職することになりました。
その自分の選択が本当に良かったのか不安を抱え、またお世話になった職場の人達の別れに気持ちが凹んでいました。
そのような時期になる少し前(?)にこのアルバムを買い、よく聴いていた頃とその退職時期とが重なったのです。私の好きな10)が、頭の中でよく鳴り響いていましたよ…。
そのような印象からか、現在でもこのアルバムが寂しく響いてくるのです。
でも今回このCD日記を書くにあたり、久しぶりに聴いてみるとまた違った感じで響き、素敵なアルバムだと再認識しました。

[CD日記 '90洋楽編 # 23]

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