このブログを読んでいただいてる、みなさんの中にそれぞれ、“最大のバンド、もしくはミュージシャン”がいるのではないでしょうか。
私も現在に至るまで、たくさんのミュージシャンの曲を聴いてきましたが、その中で、私にとっての“最大のバンド”は?と聞かれたら、“レッド・ツェッペリン”と答えます。
私が“レッド・ツェッペリン”(以下:ZEP)というバンド名を知ったのは、小学生の時。親戚がくれたテープのレーベルの裏側に“レッド・ツェッペリン”という名が記されていました。それ以前に、親戚がZEPをテープに録った際に書いたものなのでしょう。もらったテープ自体には、ZEPの曲は入っていなかったのですが、小学生の私には“ツェッペリン”という言葉の響きが印象的でした。
それから、ZEPの名を耳にすることは時々ありましたが、「そういうバンドがいたんだね…」というくらいの程度で、知識としても、“ハードロックの先駆者”といった感じでした。
しかし、何と、私は小学生時代に、あの名曲“天国への階段”の一部を耳にしていたことが判明しました。
それは、親戚がくれた別のオムニバスのテープのB面のラストに、“天国への階段”が後半HRに転調して、Voが入るパートから突然始まる形で収録されていました。曲が終わると、DJが「ツェッペリンの曲を…」いう解説も少し収録されていました。それは、親戚が意図的に収録したものではなく、それ以前にFM放送を録音したテープを、いわゆる“使い回し”で、新たにオムニバステープとして作ってくれたのだと、私は推測します。要するに、前の録音が完全に消去できていなかったのでしょう。
それまで、その部分を「何だか、古臭くて、うるさい曲」と思って耳にしてしましたが、高校生になった私がそのテープを聴いた際、DJの“ツェッペリン”という言葉にピクンときて、「あれ、これが“ツェッペリン”の曲なの?」と思った訳です。
まもなくして、私の弟が親戚の家に遊びに行った際、例の部分を確認したのです。それから、「お兄ちゃん、やっぱり“レッド・ツェッペリン”で、“天国への階段”という曲なんだって。聴かせてもらったけど、静かな曲が最後、激しい曲になるんだ」と、弟が話してくれました。当時小学生の弟でしたが、すでに洋楽好きになっていたこともあってか、“天国への階段”を聴いて、感動した様子でした。
「それは、聴きたい!」と思った私は、早速レンタルCDで『Ⅳ』を借りた…というのが私の
ZEPとの本格的な出会いとなります。
それで気に入った私は、ZEPを聴き進めることとなります。そして、ハマりました。(笑)
彼らの魅力は、HRだけではなく、いろいろな音楽を自分たちの中でモノにできる懐の深さなのでは、と思います。
それぞれ個々のメンバーの持ち味がありますが、やっぱり、ジョン・ボーナムのドラムが一番だと思います。'03年に発売されたライブ盤『HOW THE WEST WAS WON』に収録のドラム・ソロ曲『モビー・ディック』は20分近くありますが、パワフルながらも、心地良く聴けるのは、私だけでしょうか。
いろいろ書くと長くなるので、あとは作品紹介の時にでも。
そういう訳で、これからたびたびZEPの作品も登場してきます。
[音楽コラム # 9]
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