音楽が好きなんです

~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

165 LED ZEPPELIN 『CODA』〈'82 イギリス〉

2010年02月06日 20時32分53秒 | CD日記 '80洋楽編
                      

                     1. WE'RE GONNA GROOVE
                     2. POOR TOM
                     3. I CAN'T QUIT YOU BABY
                     4. WALTER'S WALK
                     5. OZONE BABY
                     6. DARLENE
                     7. BONZO'S MONTREUX
                     8. WEARING AND TEARING

大学に入り、充実した音楽生活を送れることに期待した私ですが、入学して間もなく、音楽生活で寂しい気持ちになりました…。
…それは、“ZEP作品、全作品制覇達成”。すでに解散している彼ら。彼らの作品をすべて聴いてしまうということは、“もうこれ以上作品が無い”ということなのです。
私が最後に買った作品は、まさに彼らのラスト作のこれでした。
プレイボタンを押し、曲が流れ出した時は、感慨深いものがありました。

1980年に、ドラムのジョン・ボーナムの不慮の死により解散したZEP。契約上、製作した未発表アルバムが、この作品。
未発表曲が並ぶとはいっても、質がかなり高い曲が並んでいます。
中でも、8は後期ZEPの傑作の1つと言ってもいい、ハード・ロック。お蔵入り(?)していたのが勿体ないです。
実質ラスト作となった1979年の『IN THROUGH THE OUT DOOR』[←CD日記 '70洋楽編 # 30も参照]は、やや大人しい作風だったため、ペイジと、ボーナムは“次作では、ドライブの聴いたHR作品しよう”と話していたとか。この8を聴くと、“次作はどんなものになっていたか?”と、いろいろな想像が頭を駆けめぐります。
それと、ドラム・ソロの7は素晴らしいです。まるで地響きのようなドラムが聴けます。この曲を聴くと、ボーナムの死が惜しまれます。
ただこの作品、トータル約33分とちょっと短い気も。
彼らの初期作品、“BABY COME ON HOME”といった曲も収録する予定だったそうですが、マスターテープが見るからず、見送りに。
ちなみにこの曲、後年、1993年のリマスターBOXⅡや、1997年の『BBCセッション』の発売の際、同時に出された『WHOLE LOTTA LOVE』のシングル盤のカップリングに登場しました。

あるZEPのデータ本を見て、思ったことがあります。
この作品が出たのが1982年。ZEPの未発表曲が聴けるということで、当時ファンは喜んだことと思います。
しかし音楽界はMTV時代へ。1982年は、デュラン・デュランの『リオ』、マイケル・ジャクソンの『スリラー』が発売された年。
そのような作品が出される中、いくらZEPとはいえ、“'70年代のオールド・スタイル・バンド”という見方をされていたのでは、と私は思いました。
[CD日記 '80洋楽編 # 24]
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128 WANG CHUNG 『MOSAIC』〈'86 イギリス〉

2009年05月21日 00時29分56秒 | CD日記 '80洋楽編


1. EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT
2. HYPNOTIZE ME
3. THE FLAT HORIZON
4. BETRAYAL
5. LET'S GO
6. EYES OF THE GIRL
7. A FOOL AND HIS MONEY
8. THE WORLD IN WHICH WE LIVE

ふと、ある曲が頭に思い浮かび「聴いてみたいな」なんて思うことがありませんか?
そして、CD購入に走る…。
実はこの作品も、私の中でそんな作品なのです。

その曲というのが1。
CDを買ったのは高3の時だったのですが、1を初めて聴いたのは、まさにヒットしていた頃、私は中学生でした。
当時、1の曲のPVを音楽番組『ベストヒットUSA』(←後年復活し、現在も放送しています)で見たのです。
そのPVというのが、印象的でした。歌っているメンバー達が、小刻みに揺れているのです。ちょっと目がチカチカしちゃいそうですが、ユニークなPVです。
You Tubeでも見られると思うので、ご興味のある方は、ご覧になってみてください。

ふと、「あの曲のPV面白かったし、いい曲だったから聴いてみたいな…」と思った訳です。
“ワン・チャン”というバンド名も覚えていたので、購入することに。しかしその頃、周辺のレコ屋では売っておらず(←国内盤は廃盤?)、都内に用事があって出かけた際、渋谷のタワレコで輸入盤を買ったのです。

このアルバムからヒットした曲は、1と5。
先に紹介したヒット曲の1。明るく、楽しい気持ちになる曲です。
しかし5は、サビの盛り上がり方が、何となく1を踏襲しているように思えるような…。
調べたところによると、グループ名のチェンジなどもあったようですが、この作品は4枚目の作品で、初のアメリカでのヒット曲を出したアルバムだとか。この後もアルバムも出すも、パッしなかったようです。なので、いわゆる“一発屋”のような見方もされている側面も。
現在も活動はしているようで、HPも存在しています。

正直、この作品を深く聴き込んでいる訳ではありません。しかし作品としては、派手さはないですが、なかなかの出来ではないかと思います。個人的には、4がちょっと切なさのあるバラードで、好きです。

みなさんにも、実は埋もれているけど、「これって、いいんだよね」と思える作品があるのではないでしょうか。
[CD日記 '80洋楽編 # 23]
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125 『THE POWER STATION』〈'85 イギリス〉

2009年05月07日 11時41分20秒 | CD日記 '80洋楽編


ミュージシャン:THE POWER STATION

1. SOME LIKE IT HOT
2. MURDERESS
3. LONELY TONIGHT
4. COMMUNICATION
5. GET IT ON (BANG A GONG)
6. GO TO ZERO
7. HARVEST FOR THE WORLD
8. STILL IN YOUR HEART

さて、GWが終わりました。みなさんは、いかがお過ごしでしたでしょうか。
私は、実家に行ったり、友人に会ったり、友人と飲みの席に行ったりと、まぁ、大きな用事はなかったです。
当初は、晴れ間が続くとの天気予報でしたが、5日、6日は雨。何だか、気が滅入りました。
さぁ、GWも明け、このブログも再開です。


'80年代前半、一世風靡したバンド、デュラン・デュラン。1985年にメンバーが二手に分かれ、それぞれバンドを結成。1つはアーケイディア、もう1つが、今回紹介する、パワー・ステーション。

メンバーは、デュラン・デュランから、アンディー・テイラー(ギター)と、ジョン・テイラー(ベース)。ドラムは、ソウルバンドCHIC(シック)のトニー・トンプソン。そしてVoは、すでにキャリアのある、ロバート・パーマー。

作品としては、骨太なロックアルバム。音もギターがザクンザクン、ベースがグングンと鳴っています。またVoのロバートも、とてもフィットしています。
しかし、一番耳に残るのが、“ドンドン、バンバン!”と爆発音のようなドラムの音。現在聴くと、ちょっとわざとらしく聞こえます。 電子ドラムでも使っているのかと思いきや、実際は、スタジオでのドラムの残響音をミキシングして、そのような音を作ったのだとか。でも、そのような音作りに1980年代の薫りがします。
曲は1と、5がヒットしました。
注目すべきは、T-REXのカバー曲の5でしょう。T-REXバージョンは、ムクッとした雰囲気がありますが、こちらはもっと快活で、ギターのカッティングがかなり強くフューチャーされています。
トータルで、約35分と短いですが、曲質からしてベターなのかもしれません。
変なクセもなく、明るく楽しいロックなので、気軽に聴ける作品です。

ちなみに数年前、イギリス盤CDで、リマスター、DVD付き2枚組が発売され(←現在は廃盤?)、より良い音になっていました。あ、その盤、私ではなく、弟が持っています。(笑)

このバンドも短期ユニットであったため、すぐに解散(消滅?)。しかし、1996年に復活(この時、ベースのジョンは不参加)、アルバムも出しています。2ndでも、骨太なロックを聴かせ、また、来日公演も行いました。
一時的なユニットでもあるので、その後も、活動が止まりました。しかし、2003年にロバート・パーマーが死去。ロバートがいなくなったことで、もう復活することはないでしょう。そう思うと、残念です。
今となれば、パワー・ステーションのライブを見ておけばよかった、と思います。

このジャケット、セクシーな(?)女性が「シビレるぅ~」と言っている感じで、ちょっとH(?)でもあります。(笑)パワー・ステーションのヘヴィ・ロックにシビレているのしょうか。(笑)
[CD日記 '80洋楽編 # 22]
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117 『JEFF BECK'S GUITAR SHOP』〈'89 イギリス〉

2009年04月08日 10時02分59秒 | CD日記 '80洋楽編


ミュージシャン:JEFF BECK

1. GUITAR SHOP
2. SAVOY
3. BEHIND THE VEIL
4. BIG BLOCK
5. WHERE WERE YOU
6. STAND ON IT
7. DAY IN THE HOUSE
8. TWO RIVERS
9. SLING SHOT

この2月('09)、単独、またクラプトンとのジョイント来日公演を行ったジェフ。彼の技を見せてくれました。
クラプトンとのジョイント公演の際、この作品のBlu-specCD盤を買った話をしましたが(←〔ライブレポ # 4〕に記述)、この作品を初めて買ったのは高校3年生の頃でした。
『BECK BOGERT APPICE』に少々肩透かしを食らった私は(←[CD日記 '70洋楽編 # 16]に記述)、当時ジェフの最新作であったこの『ギターショップ』を、あまり間を置かずに買って聴くのでした。

通算12作目。内容はインスト・アルバム。前作『フラッシュ』('85)は、ゲスト・ヴォーカリストを迎えた作品で、あまり面白いものではありませんでした。なので、インスト・アルバムとしては、前々作『ゼア・アンド・バック』('80)以来ということで、当時期待されたようです。
1はジャケットや、タイトルを彷彿(?)させるような、まるで“工場で機械が何を組み立てている”ような雰囲気の曲。
2、4はライブでもよく演奏される曲。2はアップテンポな曲で、後半、ギターが疾走するところにシビレます。また4はブルース調の曲で、中間部で、ジェフの熱いギター・プレイが聴けます。
1989年という時代だからか、7はダンサンブルな曲。ジェフのVo(?)も聴けます。
個人的には、バラードの8が大好きです。タイトルのように、ゆっくりと水が流れる河を想起します。2005年の来日のライブで、この曲を聴けたときは感動しました。
アルバム全体的に、ジェフのギターがとても堪能できる好作品に仕上がっています。
ただ、それまでのインスト・アルバムには密度がありましたが、この作品はちょっと音がスカスカな感じで、コンパクトな印象があります。たぶん、それはベースレス(←ベースがいない)アルバムだからでしょうか。
しかし、ジェフの作品を聴いていく中で、外せない作品だと思います。

ジェフの作品で、私の中では、このアルバムが一番多く回数で聴いた作品でもあります。
高校時代、通学の身支度時にBGMとしてよく聴いたりもしました。なので、大好きな作品でもあり、また何か思い出深い作品でもあります。

それと、このジャケットが好きです。ジャッキアップされているものは、一見、車と思いきや、巨大なギター。洒落っ気もあり、また色使いも綺麗だと思います。
当時、輸入CDは箱に入れられて売られていたため、その時の箱も保存しています。↓↓↓



「レコードでも欲しいなぁ」と思っていましたが、このアルバム発売当時の1989年というと、国内ではレコードは衰退。輸入盤レコードの存在しかないと思っていたので、入手困難と諦めていました。しかし後年、何と!(たびたび登場する)リサイクルショップにて中古LP盤発見! 厳密には覚えていませんが、1000円前後で買えました。↓↓↓



けっこう状態は綺麗です。
私のコレクションの1つでもあります。
[CD日記 '80洋楽編 # 21]
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076 VAN HALEN 『DIVER DOWN』〈'82 アメリカ〉

2008年08月03日 16時10分47秒 | CD日記 '80洋楽編
                   

 1. WHERE HAVE ALL THE GOOD TIMES GONE !
 2. HANG 'EM HIGH
 3. CATHEDRAL
 4. SECRETS
 5. INTRUDER
 6. (OH) PRETTY WOMAN
 7. DANCING IN THE STREET
 8. LITTLE GUITARS (INTRO)
 9. LITTLE GUITARS
10. BIG BAD BILL (IS SWEET WILLIAM NOW)
11. THE FULL BUG
12. HAPPY TRAILS

高校時代の部活仲間は、音楽が好きが多かったのですが、1人だけ、J-POP好きがいました。当時、その友達はTM NETWORK、リンドバーグなどを聴いていました。
そんな彼も、洋楽好きの私たちに感化され、聴き始めたのです。どういうきっかけかは忘れましたが、ヴァン・ヘイレンを聴き、気に入ったのです。
その彼の当時の“好みのツボ”は、ギター(の速弾き)だったようで、のちに、イングウェイ・マルムスティーンなどを聴くこととなります。
そんな彼がヴァン・ヘイレンのCDを買ったのです。

ヴァン・ヘイレンの通算4作目。
エディの火花が散るようなギターはもちろん聴けますが、作品全体としては明るく、ポップスな作風です。
1、6、7、10、12はカバー曲。
1はキンクスのカバー。
6はロイ・オービソンの有名な曲。(同名映画も大ヒット)ヴァン・ヘイレン版でも、盛り上がりを見せています。当時、アメリカのラジオで相当流れたそうです。ちなみに、5はこの曲への繋ぎのインストとなっています。
7は、ソウルで有名。この曲、1985年には、ミック・ジャガーとデイヴィッド・ボウイとのデュエットでカバーもされました。
10は、オーボエも登場するジャズ・テイストの曲。
オリジナルでは、2が一番でしょうか。エディのギター・リフが光る、疾走感のある曲。
3はインスト。ギターのバイオリン奏法により、タイトル通り“CATHEDRAL(大聖堂)”のイメージが出されています。

当時、私はその友人からこのCDを借り、テープに録られせてもらい、繰り返し聴いた作品です。
トータル・タイムが31分強で、短い作品ですが、ヴァン・ヘイレンの作品の中で、ライト感覚な作品なのでは?と思います。
後年、デジリマ盤になった際、買い直したのですが、音がより前進していて、感動しました。
[CD日記 '80洋楽編 # 20]
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