1)NOTORIETY
2)SCARED
3)SHE CAN ROCK IT
4)LET'S GET IT ON
5)LIFE FORCES
6)FANCY THAT
7)LIVING IN FEAR
8)SHUT UP
9) DOPE
10) LOVE CONQUERS ALL
11) TAXMAN
1985年にデュラン・デュランのメンバーが2つに別れ、それぞれバンドを結成。1つはアーケイディア、もう1つが、パワー・ステーションでした。(記:CD日記 '80洋楽編 # 22)
特別ユニットのようなものだったので、それぞれ1枚のアルバムを出し終わりましたが、1996年に、パワー・ステーションが復活。アルバムをとても楽しみしていたのを覚えています。
ベースのジョン・テイラーは不参加ですが、他メンバーはアンディー・テイラー(ギター)と、トニー・トンプソン(ドラム)、そして、ロバート・パーマー(Vo)という、オリジナルのメンバー。
ベースは1stでプロデュースを務めた、CHICのバーナード・エドワーズがここではプレイしていますが、このアルバム制作後、悲しいことに急逝しています。
1stは、やはり年代が80年代ということもあってか、明るくカラッと、キラキラしたものがあり、ドラム音がわざとらしく仕上げられ、現在聴くと時代を感じ作品です。しかし、こちらはそのようなことはなく、しっかりとしたロック・アルバムだと思います。
冒頭の1)や3)はベースがうねる骨太なロック。
4)はマーヴィン・ゲイの名曲をカバー。 ロバート・パーマーはこの曲がお気に入り(?)のようで、1998年のソロ作『RHYTHM & BLUES』の中でも、歌っています。
11)はビートルズのカバー。ややヘヴィな感じのアレンジになっています。
聴いていて、途中で満腹感を得てしまう感もありますが、懐の深いロック・アルバム。
印象としてはヘヴィ・ロック・アルバムですが、正統派HR/HM作品のように過熱(?)することなく、心地よく響くロックだと思います。
この年、来日を果たした彼ら。しかし、特別ユニット的なバンドなので、この2ndで活動を休止。
残念ながら、ロバート・パーマーが2003年死去したため、このバンドは再活動されることが無くなりました。
とても残念に思います。
[CD日記 '90洋楽編 # 18]
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