Something to Feel

"I'm basically happy person."

BABEL

2007年05月04日 | 映画
BABEL、1000円でみてきたぜーいっ

モロッコ、メキシコ、日本、
それぞれの土地の匂い、ほこりっぽさ、空気が、伝わってくる映像。
単音の力強さが魅力の音楽(ウードって楽器かな?)
時間と空間が錯綜しながら進むストーリー。

とっても簡単なことが、どうして伝わらないのか
途中、すべてがうまく伝わらなくなって、とてもじれったくなる時間があった。
シンプルな思いこそが伝えられないことってあるんだ。。
「助けて!」がどこにも届かないのが辛い。
ユスフの勇気とピュアさに胸が熱くなった。メキシコの乳母のbig loveにも。

そしてそしてリンコ・キクチ期待を裏切らない、体当たり演技!
まさに、いまの東京の高校生の感じだ。
友達と一緒にいるときに見せる笑顔とか。アガってるときと
そうじゃないときの落差の激しさとか。なんか、あるよな、ああいう時期って・・・
彼女の裸は、色気がとかエロいとか、そういうのを超えていて、
感情がみなぎっている裸で、痛々しかったり、まっすぐだったり、
言葉を喋れないぶん、身体が語っている感じだった。
(でも、足も長くて、とても奇麗な裸だったと思う)

みんな心にいろんな思いがあって、とくに誰が主役って感じでもなく、
刑事さんにも甥にもそれぞれに感動してしまったけど、
印象に残ったのはやっぱりリンコさんだったかな・・・
でも本当にみんなとても人間くさくて良かった!
ブラピ、ケイト、役所さんあたりの名優の抑えめな演技もすばらしかったな。
ケイト、撃たれても美しかった・・・あのお婆ちゃんもよかったな。
あと、とくに「うわ」って感じたのは最後のほう、
役所広司が娘をベランダに見つけた瞬間の表情
エレベータのぼって部屋に入ってきたそれまでの顔とまるで違う。うわわ。

映像もマブタの裏に残っているものがいくつか。
青い青い空に白い小さな雲がたくさん浮かんでいるとことか、
兄弟が風に身体を泳がせているところとか、美しかった
映像的にはモロッコのシーンが好きだったかもな。
東京の公園もリアルでよかったけど。



リンコさんとジェニファー・ハドソンを比べてどちらかに賞を与えるなんて無理だわ~。
ただ、自分は日本人で、環境的にはより近くて共感できる部分が多かったことから、
リンコさんの演技に心をしめつけられたけどね。

そして不覚!だったのが、、、
Masterpieceがどこで使われていたか気がつけなかったこと~っバカバカっ
全編通して音楽はスバラシかったです!ザラザラ感。
ラストシーンの美貌の青空は泣けたわ。

この監督の別の作品も観たいなと思った

スパイダーマン3も観たい~、トビー

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