Something to Feel

"I'm basically happy person."

映画「扉をたたく人」

2009年11月01日 | 映画
「扉をたたく人」原題:The Visitor

以下あらすじはGoo映画から転載!
コネチカットで暮らす大学教授のウォルター(リチャード・ジェンキンス)は、妻と死に別れて以来本を書く事にも、教える事にも情熱を燃やせず憂鬱な日々を送っていた。ある日、出張でニューヨークを訪れた彼は、マンハッタンにある自分のアパートで見知らぬ若いカップルに遭遇する。知人に騙されて住んでいたというそのカップルは、シリアから移住してきたジャンベ奏者のタレク(ハーズ・スレイマン)と彼の恋人でセネガル出身のゼイナブ(ダナイ・グリラ)だと名乗る。
ニューヨークを舞台に、孤独な初老の大学教授と移民青年が出会う――異文化で育った異人種の交流という普遍的な物語を背景にしながらも、9.11テロ以降、外国人に対してきわめて不寛容になっているアメリカの姿を鋭く指摘する。


ウォルターとタレクがジャンベを通じて少しずつ心を通わせていくところがよかった。
喜びの感情を少しずつ表にだしていく、公園でのジャンベセッションするシーン、
ラストシーンではウォルターのやるせない感情がジャンベにのって痛々しく響く。
リズムだけの楽器なぶん、気持ちがよりダイレクトにあらわれてました。

個人対個人は、たいていの場合心をかよわせることができるのに、
その単位が大きくなっていくにつれて、無感情で横柄で偏見的な言動が生まれてくる・・・どうしてなんだろう。

ストーリーから離れるけど、
タレクの恋人ゼイナブのファッションがとてもかっこよかった。
黒い肌とベリーベリーショートにはえる原色のニットや大ぶりのピアス。
それからタレクの母親役の人も、
顔にしわが刻まれてあるていど年齢いってると思うけど、瞳とか表情とかとても美しかった。

あとニューヨークの映像、外国のにおいがしてきそうな感じで良かった!
(外国の建物って独特のにおいするじゃん、ああいうのがわかる感じ)


この日は上映中に非常ベルが鳴って、5分ほど上映を中断するというハプニングがあった!!
隣の演劇用の劇場で稽古があり、そこでたいていたスモークに探知機が反応したらしい・・・。
何事もなくてよかったけど、ちょっとドキドキしたぁ。
終演後、おわびといって招待券をくれたよ・・・別にそんな、よかったのに。
また観に行こう!

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