産後はじめてのコンサート行ったぜぇ~
後藤正孝さんのピアノ、久しぶりに聴いてきた。
もりだくさんのプログラム
プレミアムコンサートシリーズinしんゆり
後藤正孝ピアノリサイタル
(昭和音大ユリホール)
[第1部]
半音階的幻想曲とフーガ BWV.903/バッハ
ソナタ31番/ベートーヴェン
幻想曲 作品49/ショパン
[第2部]
無言歌集より「浜辺で」「失われた幻影」「エレジー」「門出」/メンデルスゾーン
厳格なる変奏曲 作品54/メンデルスゾーン
3つの演奏会用練習曲S.144より「軽やかさ」「ため息」/リスト
メフィスト・ワルツ第1番/リスト
席が9列目のド正面だったので、後藤さんと、目が合うよー!とか、一方的に照れる
いやーリラックスした雰囲気ながらも、とてもレベルの高い演奏で、
またもや音の世界はあっという間に私の五感を通り過ぎていってしまった。
バッハ聴けてよかったなあ。情熱的ながらも厳格な響き。
ベートーヴェンはずっと楽しみにしてた。
後藤さんの旋律の歌い方が好き。自然に、くるまれて流れてくんだよね。
あんな風に弾けたら!
ショパンも素敵でした。後藤さんの呼吸が印象的。
第2部は次第に華やかさが増していってノリノリだったぁ。
無言歌集やるの知らなかったよ!
ちょうど家でも弾いてたんだけどカブってる曲なかったっ!
どれやるか知ってたら練習したのに~~くやすぃ。
でも、メンデルスゾーンいいなと思っていたところだったのでたくさん聴けてよかったよ。
声楽っぽい美しいメロディが後藤さんの演奏でさらに映えていた気がする。
変奏曲はあんまり聴いたことなかったんだけど、楽しめたよ。
もうちょっとメンデルスゾーン勉強してみよっかな~。
そしてリストはやっぱり盛り上がるね!リストコンクール優勝者だものね。
もうお手のもので、どんな難しいものも自由に弾いてる!
こちらも心から楽しめた。
メフィストワルツはコウフンしたなあ。
スッッゲーーーーーんだけど、親しみやすさも失わない演奏
後藤さん自身の中に完全に曲がしみ込んでいて、そこから本当に自然にさりげなく歌われてる感じがするんだよね。
ここは楽譜にこう書いてあるからこう表現してます、みたいのを全く感じさせないというか。
弾いてます!っていう感じがあんまりしない。そういうところが好きなんだ。
おおらかな感じであっても、細部も美しいし。
あまりに自然なので、超絶技巧であっても、そう思わせないところがある。
本当のオンガクってそういうものなのかもしれないね。
常にひとつふわりとしたものに包まれている、「余白」のある演奏。
客観性を失っていないというのか・・・
あと、とても真面目にていねいに曲を研究(というとカタイ感じするけど)されてるように見えた。
それはある程度定期的にこういう小さなホールでコンサートしてくれて、
こういう選曲してくるあたりからもそう思える・・・
そういえばプロフィール見たら昭和音大の講師になられたのね。講義受けてみたいなぁ!
そうそうそれから、後藤さんはさらっとは弾きださないで、いつも椅子に座ってからしばらく空を見つめてるんだよね。
なんかあの世界に入っていく感じ、見えない何かを見ている感じ、魅力的~。
自分が憧れるのはいきなり弾きだす系だけど、これはこれでいいな。
あのときなに考えてるんだろうな~知りたい!
曲が終わって聴衆にお辞儀するとき、ほんのちょっと微笑むのがまたいいんだな~
ますます応援したくなる。
ジャパン・アーツの所属アーチストになったそうで、ちょっと遠くにいってしまう気も。
でもまたユリホールでやってくれるよねっ!
アンコールは1回のみ。
献呈/シューマン=リスト でした。夢見る音楽、美しかった。
ふんわり心地よくなって会場を出るともうそこはものすごい日常で現実で!
音の世界はなんてはかなく消えていくのかとまたもや思ったよ。
だからこそその時間はとても大切だね。
Bambiはいい子でお留守番できたみたいだし。家族にカンシャして、また日々の子育て楽しんでいこう
ホールが近くてラッキーだった
後藤さんの古典も聴けたし、、、次はオケとの共演が観れたらいいな。
あっ、そういやボストリッジ様のコンサートのこと書き忘れてたな!臨月で行ったんだった、、書けるかなぁ、、、